結果は見ての通りです。期待を反して、何れも硬化不良です。(完全硬化を期待していましたが、甘かった!!!) しかし、この硬化剤の威力は凄い。中途半端(はんなま)な硬化はなくて、硬化か硬化していないかの境目がはっきりしていました。 (1)滴下だけの場合でも数ミリ四方は硬化しています。(2)〜(4)は混ぜた回数だけ硬化が進んでいました。 (5)が一番多くかき混ぜた事になりますが、約30ミリ角の型枠でも半分ぐらい硬化している事が分かります。 ですが3枚目の写真を良く見て下さい。気泡がたくさん出ているように見えます。通常ゆっくり50回では気泡はほとんど巻き込まない程度ですが、結果はたくさん現れています。恐らく気泡ではなく混合不良で硬化剤がいきわたっていない部分が気泡に見えるようになったのだろうと思う。又は、混ざり具合が悪いので硬化剤が濃い事になり局部的に発熱したのかも知れません。 よって、この信越シリコンのKE12(混合比=主剤:100、硬化剤:1)は、気泡を巻き込まないように、よく混ぜて使う事と言う結果になりました。多少硬化剤を少ない目にしてゆっくり硬化させると気泡の抜けが良いと思います。(経験値ですが...) やっぱり、勘と経験が必要です。
参考までに、当方は、おもいっきり混ぜています。気泡も空気もおもいっきり巻き込んで力いっぱい混合し、硬化剤を少ない目にして、型枠に入れる時に最小の糸の細さで注いでいます。いずれにせよ当方少量生産のキャストなので後にパテで修正するので多少の気泡が残るのは、しかたがないと割り切っています。 硬化不良で原型に未硬化のシリコンが付着すると、入り込んだ部位など拭取るのに相当の手間が掛かりますから... |