過去の雑記 07年 9月

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9月21日
 古田とともに佐々岡も引退を発表した。お疲れ様でした。
630505 工藤 公康 82(L)→(YB)
650420 吉井 理人 84(Bu)→(M)
650811 山本 昌広 84(D) 
650915 小宮山 悟 90(O)→(M)
660904 吉田 豊彦 88(H)→(E)
661129 吉田 修司 89(G)→(B)
670818 清原 和博 86(L)→(B)
670921 デニー友利87(W)→(D)
671021 河本 育之 92(M)→(E)
 佐々岡の同年代以上(40代)で引退を表明してないのはこの9人。最後まで残るのは誰になるかねえ。
#工藤だったりして。

 ところで、この9人でずっと入団時のチームにいるのは山本昌広ただひとり(小宮山は途中に2球団+浪人期間挟む)。同一球団に24年間在籍したというのは日本記録じゃないかと思うのだけどどうだろう。とりあえず中日記録なのは確か。南海の野村克也とならび日本タイ?

SFM07年 9月号はヴォネガット追悼特集。特集内容は追悼エッセイ7本に、インタビュー記事の翻訳、評論、略歴、著作紹介のほか、ヴォネガットらしく名言集も。
 追悼エッセイでは、川上未映子のエッセイが飛びぬけてよかった。ヴォネガットに対する想いがつまった名文で、他のエッセイがかすんでしまうほど。追悼文たるもの、かくありたい。それに比べて追悼文なのに自分の話しかしてない香……、いや、なんでもない。(断筆発言の時点で)「ぼくのなかではすでにヴォネガットは死んでいた」とドライに言い切る風間賢二も良かった。

 読み切りは、円城塔「Boy's Surface」のみ。写像の一人称で語られる、ある愛の物語。リミッターを外して書いたというだけあって、読者を眩惑する効果は『Self-Reference ENGINE』以上。「物語発生装置としての小説」という性格も、『SRE』以上に際立っている。ただ、図式的な性格が強すぎて、愛嬌に欠ける面があるのも確か。凄みは分かるが、愛しづらい。


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