マーメイドラグーンでのグーフィー
ある日、仕事の終わりにマーメイドラグーンシアターに行った。会場の前のロビーで待つ。そろそろシアターに入れる頃、ふとスマホを見ると会社からの着信記録があった。開演まで数分しかないが、掛けてみる。普段の上司ではなく、別の人がでた。電話中なのであとで掛ける、とのことであった。数分後に入場、シアターに入ると電話はできない。なのでショーの終わる時間の5分後を指定して、その時刻に連絡してほしい旨を伝えて一度切った。明日休みなんだけど、出社の依頼だろうな・・・と思う。が、ショーはいつも通り楽しむ。出社になったところで明日は予定がないので、そんなに困ることはない。
パーク内で電話ができるような静かなところ、実はほとんどない。大抵音楽が流れている。マーメイドラグーンで比較的電話しやすいのはマーメイドラグーンシアターの出口付近である。ここで電話を待つ。ショーが終わった直後は当然、多くの人がいるが、あっという間に無人になる。電話を受けるには丁度良い。
多少余裕をもって5分ごと言ったがあと3分くらいある。多分時刻を過ぎてからかけてくるだろう。待つとなると退屈なので、スマホを操作していた。そのとき、不思議な足音が近づいてきたように思えた。顔を上げるとグーフィーが私に向かって走ってくるのが見えた。そして、私のすぐ前に立って手を上げる。すかさずハイタッチ。グーフィーはこれで安心したようで他のお客の方に向かって帰っていった。多分、一人でぽつんと立っていたから寄ってきてくれたのだろうな、と思う。
キャラクター、少し人が多いとなかなか接する機会がない。だけど以前にも一人で歩いていてモンキーが寄ってきたこともあった。ディズニー、一人だとこういうこともあるのかな・・・、なんて思う。グーフィー、あまり気にしていなかったけど、好きになってしまった。
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