夜のシンデレラ城
シンデレラのフェアリーテイル・ホールは、シンデレラ城の中にあり、シンデレラの物語の世界を楽しめるアトラクションである。
シンデレラ城は、プロジェクションマッピングのショーが行われることが多く、シンデレラのフェアリーテイル・ホールは夜間は利用できないことが多い。しかし、ショーのない、わずかな期間は夜も入ることができる。これは、2017年の12月の暮れに偶然近くを通った時に気が付いた。その時は入らなかったのだが、年が明けた2018年の1月、ふと思って夜に入ってみた。
シンデレラのフェアリーテイル・ホールはシンデレラの物語に関する展示を見る、ウォークスルータイプのアトラクションである。中にはガラスの靴などもある。(私には無縁だが・・・) 屋内の展示なので、夜でも変わらない? そう思ったのが最初すぐに入らなかった理由である。でも、ふと”夜景が見られる”と思って入った。キャストさんに、”夜は今日まで”と言われ、運が良かったと思った。
シンデレラのフェアリーテイル・ホールは、エレベータで上に向かう。ここではシンデレラの物語の展示があり、ちょっとした仕掛けもあって楽しめるのだが、今日はまず窓に向かう。シンデレラの物語は以前も見ているのと、いつでも(でもないけど)見られる、と思ってのことでもある。この窓はステンドグラス風であるが、夜は外からの明かりできれいなのだが、よるは目立たない。以前気が付かなかったが、中間付近は普通のガラスになっていて外が見られるようになっている。ディズニーランドは、中から外が見えないようになっていて、高いところからパークを見渡せるところは少ない。これ以外では、スペースマウンテンの2階やスイスファミリーツリーくらいだろうか。ここもそんなに見渡せるわけではなく、ファンタジーランドの一部が見えるだけである。だけど、メリーゴーランドも見え、テーマパークらしい楽しくなる風景である。
ここでキャストさんが隣に立ち、話しかけてきた。いかにも会社帰り風のおじさん、シンデレラのイメージとは程遠い。浮いている、かもしれない。
”ディズニーシーも見えますよ”
意識していなかったけど、確かに見える。キャストさんに、パークの夜景が見たくて上ったことを話す。工事で残念ともいわれるが、これは仕方ない。シンデレラが似合わないおじさんだからか、景色のことを中心に話してくれる。夜のパークを上から見たくて入ったと言うと、前回は2年前で今回は今日まで、とのことである。貴重な日であった。窓からの写真を撮っておく。今日はスマホしかないのが残念である。会社に一眼レフは持って行けないが、コンパクトカメラはよく持って行く。
写真、夜景ではないが、シンデレラのフェアリーテイル・ホール自体もなかなか良い。各部屋にはシャンデリアがあるが、一つ一つ形が違う。また、フラッシュ撮影で変化の出る絵もあるらしい。これは改めて撮りに来ようと思う。
続いて出口に向かう。その途中、”Royal Attendants Only 関係者専用”と書かれている。関係者限りの表記、英文ではいろいろある。よくあるのは”Cast
Member Only”であるが、それ以外にもいろいろとある。ディズニーシーのマーメイドラグーンでは”Merfork Only”(人魚族のみ)などと書かれている。これを集めるだけでも面白いだろう。気が付いたら撮っているが、整理すると結構な数になるだろう。これを見て写真に撮っていたら先ほどのキャストさんが後ろで写すのを待っていたので、”ここの表示も面白いですね”というと、気づいたことに嬉しそうな返事が返ってきた。そして、衣装に隠れミッキーがある、と教えてくれた。見せてもらうと確かに糸でミッキーの模様が塗ってある。でも、色が似ているので目立たない。言われなければわからないと思う。
”面白いですね。でも、女性のキャストさんをじろじろ眺めるのも失礼ですよね”
”隠れミッキーを見せてください、といえば大丈夫ですよ”
確かにそうかもしれない。
出口、ここから階段で降りる。シンデレラ城の塔が良く見える。至近で見上げる夜のシンデレラ城は美しいと思う。他にも写している人がる。もこれもまた、本式のカメラがないのが残念である。
夜のシンデレラ城、次に上れるのは? 2018年4月も可能かも・・・とのことであった。
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