ジェットコースターのバック
アトラクションは、混み具合によって運転を調整するものがある。ジェットコースタータイプのアトラクションでは車両を、カリブの海賊等では船を増減して対応している。ウェスタンリバー鉄道は1列車のみの運行のこともある。(最大は4列車?) 最初やや少なめで運転を初め、途中増やしてゆくのを見たこともある。コース上には車庫等からのルートが見えたりするし、運がよければ無人の車両が入ってくるのが見える。スペース・マウンテンでは乗り場の手前に左から合流するレールがあり、また発車後に左に向かうレールが見える。ここから無人の車両がでてきて、乗降場から無人で出て行くのを見たことがある。
さて、先日ビッグサンダー・マウンテンで車両を減らす場面を見ることが出来た。ビッグサンダー・マウンテンは、乗り場の手前でレールが左右の奉睦場に分かれるが、それぞれの乗り場へ車庫から合流するレールが見える。これは気がついた方も多いと思う。これも無人の車両が入ってくるのを見たことがある。
ここでタイトルの”バック”である。天候の影響で非常に閑散した日の夜にビッグサンダー・マウンテンに乗った。閉園の30分前で待ち時間は5分であった。人も少なかったので既に車両はピークより少なく、運転間隔も伸びていた。乗り場ではいつもなら発車して次の車両の人が並び終わる頃に次が入ってくるが、このときは並んでもなかなか入ってこないように感じた。いっもの倍位待ったような気がする。そして、乗車して戻ったとき乗り場には次のお客が見えなかった。ここは空席?と思ってよく見たらホームに誰も待っていない。ホームの反対側には人がいる。はて?と思いながら降りると、案内で”列車が下がります。ご注意ください”と。(ジェットコースターで)下がる?と思いつつ出口にゆっくり向かったところ、車両がバックし始めているのが見えた。先は見えなかったが、引き上げるような形で車庫に入れるようだ。
ビッグサンダー・マウンテン、よく考えたら発車した後に車庫への分岐はない。レールや車庫の配置など、いろんな理由で車庫へは引き上げる構造になっているのだろう。スペース・マウンテンほど迅速にはできないな、と思う。それにしてもジェットコースターのバックは面白い。
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