戦友 バズ・ライトイヤーのアストロブラスター

アストロブラスター(バズ・ライトイヤーのアストロブラスター)、私が良く行くアトラクションのひとつである。ただ、休日等は混んでいるので平日夜に行くことが多い。平日も21時過ぎなると比較的空いていることが多く、続けて乗ることもできる。が、日によっては混んでいることもあり、ちょっと長くなると並ばないことも多い。

6月のある平日、20分待ち表示だけど実際は10分程度だろうと思い並んだ。しばらく利用していないから腕が落ちているかも・・・と思いながら並ぶ。アトラクション、途中で利用人数を聞いてくるのだが、アストロブラスターでは聞かれることは滅多にない。いつも一人なのでなじみのキャストさんはわざわざ聞かないのである。が、今回は“お一人で利用されますか?”と聞かれた。これは初めてのことであった。後ろを見ると次は若い男性で彼も一人だったから同行者でないことを確かめたのかもしれない。
さて、最初のステージを進んだところで次の人を見ると、利用不可のクルーザーを挟んでいるけれど点数がちらりと見えた。10万点を越えている。この時点で私の点数は15万点。最初のステージで10万点超えは結構な腕である。終了時に10万点を越える人は滅多にいないのだから。その後の点数は見えなかったけど、彼から私の点数は見えたかな? と思った。今回は約50万点。しばらく撃っていなかったにしてはまあまあである。

さてその次である。再度並んでみたところ、彼もすぐ後ろに並んだ。やはり高得点狙いなのだろう。比較的空いている今日は複数回チャレンジできるねらい目でもある。列の途中、なじみのキャストさんから話しかけられたので私が常連であることが彼にも分かったはずである。
アトラクションの中に入り、人数を聞かれるタイミング。今回は聞かれなかった。そして彼も聞かれていない。と言うことは常連だということになる。これは思った通りである。最初のステージで10万点を取るとなるとそれなりの回数を乗っていることになるから当然だろう。同じ常連となると、私にも覚悟がいる。つまり、彼の点数以上を出さなくてはならない。腕を見せ付けるつもりでわざと誘うように歩いて並んだのだから、絶対に負けらえない。

スタートしてすぐ、最初のステージの途中で一時停止があった。私は、停止時は隣の銃を使う。停止中もターゲットは狙えるから点数は伸びるのだが、イレギュラーな高得点にはしたくないからである。今回、100点ターゲット連射での20万点のうわさ、これを確かめようとしたのだが、撃てるターゲットが少なく、確認には至らなかった。
ここで点数を見る。彼は既に15万点を超えている。私は約5万点で止まったままである。10万点のハンディが付いたことになる。その後もう少し開いたかもしれない。ちょっと大きいかな? でも先行の優位を生かせば挽回できるはずである。
再スタート後、引き続き回転する円盤にある5千点のターゲットを狙う。そこそこ当たっているが、彼も同じように狙っているのが分かる。円盤のもうひとつのターゲットも光っている(つまり当たっている)。なのでターゲットが重複しないように同じターゲットを続けて狙う。この後はロボットの腕の5千点ターゲットであるが、ここも光点が見え、ときどき当たっているのが見える。この直後、電池の陰になって見えにくい5千点ターゲットがある。彼は、これは知らないようだ。このタイミング、高得点ターゲットはほかにない。だからこれを知っていると点数が稼げる。2万点は一気に追いついただろう。次はザーグの隠しターゲット。なかなか当たらずあせってくるが1発は当たった。

続いては恐竜がくるくる回っているステージである。その直前で私は25万点を超えた。彼は? 2が見えたので同じ20万点台のようだ。だいたい並んだ、つまり追いついたようだ。
さて、このステージでは上にある5千点ターゲットを狙うのが高得点への道である。が、今回はタイミングが合わず横を向いていて撃てない。1万点が飛び出すびっくり箱も過ぎて、次は黒い壁の1万点が狙い目である。壁が黒いので銃の出す光点がみえず、なかなか当たらないが一度照準が合えば連射が可能である。1万点なのでここで当たると高得点になる。このターゲット、私以外は当たってはいないように見える。10回以上は当たった。次のトンネルでは黒くて見えにくい5千点を狙う。見えにくいけど至近距離なので連続して打つと結構な点数になる。ここでは先行の優位を生かして私が当てっぱなしにする。この状態では次の人は当たっても点数にはならない。これで追いつき、点差が開いたことと思う。

最後のステージ、ザーグの腕の陰の1万点、そして隠し5万点が狙い目である。隠しターゲット、2回くらいは当たったか・・・。もうちょっと当てたいところだけど仕方がない。ぎりぎりのタイミングでザーグの反対側にある飛び出す1万点ターゲットを狙う。タイミングよく彼が100点的を当て、1万点ターゲットが飛び出してきた。これを知っているのはそれなりの経験者である。これを横取りするように撃つ。私からは遠い分不利だけど当たっている。容赦なくターゲットに当て続ける。私の連射が続くとその間彼は割り込めない。つまり彼の点数は伸びない。
私の結果は60万点ぎりぎり超えた程度であった。隠し5万点がいまひとつ当たらなかったし、狙いやすい5千点ターゲットとタイミングが合わなかったこともある。できれば80万点近くまで上げて圧倒的な差を見せ付けたいところであるが・・・L-6だからよしとするか? 彼は、どうやら30万点くらいだったようだ。ダブルスコアである。停止時の10万点があったとはいえ、私が高得点ターゲットを独占してしまったから伸びなかった(伸ばせなかった)のだろう。
ここでクルーザーの角度を調整して私の点数が後ろから見えやすいようにする。これは再度の誘いである。

さてアトラクションを降りた後である。彼は期待通り話しかけてきてくれた。どうやら、ちょっとショックだったから、ということだったらしい。一度停止してそこで点数を稼いだのにその後はそれほど延びず、目の前のおじさんが倍以上の点数を出しているから、ということみたいだ。彼の点数が伸びない理由は私がターゲットを独占していたためである。先行しているのを生かして撃ちやすい高得点ターゲットに先に当て、割り込む隙を作らなかった。これでは後続は点が伸びない。そして隠し5万点のターゲットで更に点数を稼いだ。だから実力以上に点差が開いただろう。これは私も経験していることである。
5万点の隠しターゲット、彼は知らなかったようだ。そしてちょっと迷ったようだが“場所を教えてもらえますか”と。聞くかどうか、迷ったようだ。教えてもらえないのでは、と思ったのかもしれない。私としては、全て自力で探そうとする人もいるので聞かれなければ答えない。でも聞かれたら答える。隠す理由はなにもない。これは他のアトラクションや隠れミッキーなどについても同じような考えでやっている。もっとも、相手によってはこちらから教えることもあるが・・・。
ついでに、常に満点(999999点)を出す常連さんもいることを話した。

さて、5万点の隠しターゲット、この場所を聞いても簡単には点数は伸びないだろう。ターゲットは小さく簡単には当たらない。そして、ターゲットの光り具合からまだまだ腕の差は大きいだろう。(だから挑発的にわざと前になるように並んだ・・・。真後ろからなら点数が見えやすいし)

がんばれ! 戦友! 999999点目指して。

(と書いている私自身、999999点はまだ4回である。2018年6月時点)

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