スペース・マウンテン、最終・・・の話
7月上旬の木曜日、21:30頃にTDSからTDLに回ってみるとスペース・マウンテンががら空き状態に見えた。スペース・マウンテンはしばらくメンテナンスで休んでいたので、久しぶりに乗ってみることにした。
列は下からはほとんど見えなかったけど、ファストパスとの合流場所から先には列があった。入口で待ちが10分で、もっと短い、と思っていた(期待していた?)が、10分近かった。
普通に、いつもと変わりなく進み、乗り場で案内するとき、ちょうど私の前で切れた。次回の案内なので、先頭になる。スペース・マウンテンは前後の差があまりないので少しでも早い方が良かったかな、と思えてしまった。実は、帰宅時、駅からの乗りたい電車の時間の余裕があまりなかったからである。その一方、先頭は先頭でうっすらだけどコースが見えるので面白く、その期待感もあった。
乗車口に並んで次に、となったときキャストさんからこの車両は空車で出します、見たいなことを言われた。乗客が減ってきたことで、アトラクション終了の準備としての減車だろう。ということは、前の車両が車庫に入るのを見られる、となる。キャストさんに“前の車両、左に入るのですよね”と聞いてみる。そのとおり、との返事があり、これを近くで見るのは初めてである。新たに入ってくるのは、だいたいのタイミングが合えば見ることはできる。青い回転灯でわかるので、乗車後なら少し待つこともできる。しかし、車庫入りはすぐ後ろにいないと無理である。
なのでちょっとわくわく。でも前の車両はあっさりと左に曲がって行ってしまった。これでは簡単すぎて味気ない。でも、楽しみはもう一つある。“ポイント”である。通常は右に、車庫へは左に分かれる。レールの切り替えがいる。鉄道で言うポイントである。ただ、ジェットコースターではレールと車輪が複雑なのでちょっと大掛かりになる。ターンテーブル式に右と左に行くレールを回転させて切り替える。インディ・ジョーンズ®・アドベンチャーでも似た方法で溝のある円盤を回転させて切り替えている。そのレールの切り替えが目の前で行われるのが見える。
ポイントの直前まで進み、安全バーのチェックが行われているのになかなか切り替わらない。いつ? とおもっているとゆっくり回転、その直後に発車した。回転のタイミングは発車直前で、これは意外と遅かった。
その後のアトラクション、これは今まで通り? と思っていたらメンテナンス中に追加されたのか、流れ星が多い。ちょっと変わったようだ。なんとなく早くなったようにも思えるけど、これは気のせいだろう。
そして一周して戻った時・・・乗車ゲートは無人だった。後ろからも“誰もいないね”と声が上がる。
前を見ると今発車したばかりの車両に乗客が見える。半分くらいしか載っていない。これが最後の乗客だろう。そういえば、通常は降車待ちの車両を挟むのにそれがなく、今発車したばかりの車両がすぐ前に見えているわけで、これもいつもと違う。そして、普通は乗り場の前で一旦停止することなく、降り場に滑り込んだ。
乗客のいないスペース・マウンテンの乗り場、とても広く見える。写真を撮りたかったが明日も仕事。一瞬、電車を遅らせても、と思ったが先を急ぐことにした。乗りたい電車を逃すと最寄り駅からの最終バスに遅れる。バスでなくても15分ほど歩くだけなのだが、できればバスに乗りたい。ちょっともったいなかったかな? 次はスペース・マウンテンの最終回を狙って見ようかと思う。