シリアのロシア軍基地 |
2024年11月27日、反政府勢力がアサド政権への大規模攻勢を開始。アレッポ陥落、12月5日ハマ、12月7日 |
ホムスを制圧、12月8日反政府勢力はダマスカスに入城、アサド大統領はロシア軍機でシリアを脱出した。 |
シリアで親子二代半世紀続いた強権独裁政権が崩壊した。アサド政権軍はほとんど抵抗しなかった。 |
反政府勢力が、首都入城後ロシア軍基地を攻撃していることから、ロシアに対して事前通告がなされており、 |
ロシアもそれを容認したものと思われる。反政府側は一枚岩ではなく、多数の組織の寄り合いであり、今後の |
政権運営は混乱したものになるだろう。 |
ロシアはウクライナ侵略で消耗し、アサド政権への支援の余力を無くし、イランの支援を受けるシリア内の |
シーア派組織もイスラエルとの戦争で大きな打撃を受けていた。 |
フメイミム空軍基地 |
35.411667,35.945-GoogleMap
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フメイミム空軍基地から離陸するRuAF Su-34 (Credit: Russian Defense Ministry) |
Russia plans to expand Khmeimim air base | World Defence News / |
フメイミム空軍基地は2015年、バースィル・アル=アサド国際空港の隣に建設された。 |
フメイミム空軍基地 -wiki / Khmeimim Air Base -wiki / |
2015年8月、ロシアはシリアとフメイミム空港をロシアが無償無期限で使用する条約を結んだ。 |
2017年末、ロシアは、フメイミム基地を恒久的なシリア駐留軍事派遣団の一部とすると発表した。 |
2024年12月7日、ロシアが空軍基地から地対空ミサイルシステムS-400をタルトゥースの海軍基地に避難させた。 |
また同日、An-124輸送機がフメイミム空軍基地に到着。資産を避難させる準備を始めた。 |
Khmeimim Air Base in Syria-military.ddns.net / 国外駐留ロシア連邦軍部隊の一覧 - Wiki / |
Su-34 -wiki / S-400 -wiki / |
タルトゥース海軍基地 |
34.905498,35.8664469-GoogleMap
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Russian naval base in Syria’s Tartus. Screenshot from H.I.Sutton’s video H I Sutton
- Covert Shores / |
Russia's African presence at risk from potential Syria naval base loss, expert says - Euromaidan Press / |
タルトゥース海軍補給処 -wiki / Tartus naval base -wiki / |
タルトゥースの海軍施設は、1971年に米国の第6艦隊に対抗する目的の後方支援拠点として増強された。 |
1991年12月 ソビエト連邦崩壊で、ロシア海軍の規模が縮小したが、タルトゥースの駐留は続いた。 |
現在、黒海艦隊所属の地中海常設作戦部隊(Mediterranean Sea Task Force)の補給拠点(第720後方支援拠点 )と |
なっている。2017年、ロシアがタルトゥース海軍施設を49年間無償使用し主権管轄権を持つことで合意した。 |
2022年8月、ロシアは原子力潜水艦(セヴェロドヴィンスク)をタルトゥースに配備した。 |
2024年12月5日には、ロシアのフリゲート艦3隻、補給艦2隻、潜水艦1隻が確認されていたが、12月9日までに |
全艦艇が施設を離れた。 |
ロシアの軍管区 |
modified by Fudaraku Voice 2024/12/22 / source : wikimedia commons
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ロシアの軍管区は6個であったが、2010年10月までに4個軍管区へと統合された。 |
2024年2月、このうち西部軍管区をモスクワ軍管区とレニングラード軍管区に分割、 5個軍管区となった。 |
東部軍管区 (ロシア軍) -wiki / 4 わが国の周辺のロシア軍|防衛省・自衛隊 / |
極東ロシア軍基地を見る / 令和5年版防衛白書|4 北方領土などにおけるロシア軍|防衛省・自衛隊 / |
北方領土におけるロシア軍近代化の現況と日本外交への示唆- 笹川平和財団 / |
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