管理者である」あるいは、リーダーである」と言うことは、自分の人生の一部分でしかありません。
本当の人生とは、自分の自由な時間にあります。
ビジネス社会において、好調なスタートをきっているのなら、成功とそこに隠されている落とし穴について、次の注意を心に止めておく必要があります。
@ 職場で起こることだけに注意していたのでは、幅や厚みのない薄っぺらな人間になってしまいます。
A 家庭に対してだけでなく、スポーツ、娯楽、文化団体、社会団体など外部に対する強い関心を失くさないようにします。
B「全てに成功する」などという正気ではない考えを持って、毎日をさらに昇進するためにだけ費やし、他人を打ち負かすことばかりを考えないようにします。
C それと同様に、管理者としての地位を自慢したり、尊大な態度を取るべきではありません。
D 実際に、職場での肩書きのため、魂まで売るようなことをしないことです。
こうした注意をするのは、要するに、自分がまず第一にビジネス社会での意義ある成功を得る為に、働いている一人の個人であると言うことを、思い浮かべて貰いたいからです。自分一人、成功ばかり追い回すようなことになりますと、人間としての能力を失います。しかも、嫌悪感をもよおすような尊大で強欲な生き物になってしまうかも知れないからです。
バランス、これが答になります。
一生懸命働き、仕事に専念します。しかし、人間であることの権利、人を愛する権利、人生を楽しむ権利を放棄してはならないのです。なぜ、こんなことをいう必要があるのかといいますと、新しい、リーダーや管理者として、自分はすでにゆくべき道を知っているからです。きっと成功することです。
自分はそう信じているのです。
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