NIGHTWISH
WISHMASTER/2000.7.19 |
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CENTURY CHILD 2002.6.19 BLESS THE CHILD END OF ALL HOPE DEAD TO THE WORLD EVER DREAM SLAYING THE DREAMER FOREVER YOURS OCEAN SOUL FEEL FOR YOU THE PHANTOM OF THE OPERA BEAUTY OF THE BEAST THE WAYFARER (bonus track) |
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ONCE 2004.7.21 DARK CHEST OF WONDERS WITH I HAD AN ANGEL NEMO PLANET HELL CREEK MARY'S BLOOD THE SIREN DEAD GARDENS ROMANTICIDE GHOST LOVE SCORE KUOLEMA TEKEE TAITEILIJAN (DEATH MAKES AN ARTIST) HIGHER THAN HOPE WHITE NIGHT FANTASY (bonnus track) LIVE TO TELL THE TALE (bonnus track) |
WISHMASTER
サードアルバムである WISHMASTER は、フィンランドのバンドではあるが、ジャーマン・パワーメタルの香りをプンプンと漂わせ、ドロドロとした雰囲気も醸しだしていた前作をよりドラマチックにして、北欧のお家芸「様式美」をプラス。SONATA ARCTICAかと思ってしまうほどの SHE IS MY SIN で幕を開け、その上にTARJA のオペラティックなボーカルがのる。美しく、力強くのメタルのセオリーを踏まえつつ一種独特な世界はより進化し、完成された。また、WISHMASTER 2000 という企画盤(レアトラック集)では SLEEPING SAN のビデオクリップと SACRAMENT OF WILDERNESS のライヴビデオが入っているので TARJA のステージングが見れる。
CENTURY CHILD
前作の仰々しさを更にパワーアップ。メロデス風のエッジの効いたザクザクしたリフを絡めるというさらなる変化を遂げている。また、ボーカルをとれるベーシストの加入により、ツインボーカル(二人ともほぼノーマルボイス)という新たなバリエーションも加わった。
ONCE
前作よりもさらに音の厚みが増しており、ザクザクとしたリフもさらにエッジが鋭角になっている。アルバム1曲目のDARK CHEST OF WONDERS のイントロはオヤッ?と思わせるほどメタル的である(TARJA のボーカルが入ると NIGHTWISH の世界へ)とか、ネイティブアメリカンのゲストミュージシャンに部族の詩の朗読をさせたり、オーケストラを導入したりと楽曲の幅も一段と広がりを見せている。また、ボーナストラックの WHITE NIGHT FANTASY では、TARJA が今までにない歌声を聴かせている。
DARK PASSION PLAY
偉大なる個性の一因であった TARJA を失ったのはかなりの痛手である。表現力豊かな ANETTE OLZON のボーカルが決してNGなわけではないが、楽曲が NIGHTWISH らしければらしいほど違和感を感じてしまうのは致し方ないことで、こちらが自然に受け止められるようになるまでに多少時間が掛かってしまうのも更に致し方ない。全体的に ONCE の延長線上にあるアルバムなので確実に進化しているのだが、あとは受け止めるこちら側の問題だ。WITHIN TEMPTATION っぽい曲があるのは仕方がないことなのだろうか。
1st/ANGEL FALL FIRST
2nd/OCENBORN
3rd/WISHMASTER
4th/CENTURY CHILD
5th/ONCE
6th/DARK PASSION PLAY