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投稿時間:2002/08/04(Sun) 18:50
投稿者名:Templa
Eメール:
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タイトル:
リオーズのせりふについて
初めまして、Templaといいます。
最近、序曲からファウンデーションを読み直して気になったことが
あったのですが、身近に話の出来る人もいなく、検索してみたら
ここに辿り着き、思わず書き込んでしまいました。

ファウンデーション対帝国の文庫44ページにリオーズの
「・・愚かなロボットだと・・」というセリフがありました。
改めて序曲から読み直すと、この時点ではロボットというのは
巷で知られていない存在なはずなのでは・・と。
既に語られているネタかもしれませんが、ちょっと気になったもので。

序曲から読み始めて第二ファウンデーションまで来ました。
これから、また地球探しの旅に出たいと思います。

投稿時間:2002/08/08(Thu) 22:08
投稿者名:徹夜城(第一発言者)
Eメール:shuki@mqb.biglobe.ne.jp
URL :http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/TETUYA.HTML
タイトル:
これは大発見!
初めまして、Templaさん。管理人やってる第一発言者こと徹夜城です。
御投稿を拝読して驚いて確認してみました。ホントだ、「愚かなロボット」ってはっきり言ってますねえ!
念のため創元版でも確認してみましたが、やはり「愚かなロボット」。原書はまだ確認してませんが(だって該当箇所探すの大変なんだもん)、恐らくそのまんまなのでしょうね。

自らの進路を切り開くことなく心理歴史学のままに歴史を進行させていく人類を「愚かなロボット」と呼ぶわけですね。だとするとリオーズは「ロボット」とは自分の意思では動けない存在であるとの知識を得ているわけです。これはむしろダニールなどに代表されるアシモフ世界のロボットのイメージとは必ずしもあっていないように思われます。リオーズは偽のロボット知識を植えつけられていたのかもしれませんね(^^)。
なお、他作家による続編「新ファウンデーション三部作」では「ロボット」ほどの能力はもたない「チクタク」と呼ばれる簡易な機械人間が登場してます。ひょっとするとこれのことを「ロボット」と呼んだのかもしれませんね。

「序曲」からスタートして「第二ファウンデーション」ですか…僕などはアシモフ晩年は執筆のリアルタイムで読んでましたんで、「序曲」はむしろ後から読んだ部類に入るのです。でもアシモフは読む人がどのような順番で読むか、ちゃんと気を配ってますからね。致命的ネタバレはやっていないはずです。
ぜひ「地球探しの旅」を楽しんでくださいね!

投稿時間:2002/08/14(Wed) 22:17
投稿者名:Templa
Eメール:
URL :
タイトル:
Resありがとうございます
私は、3部作は昭和60年ごろ初めて読みました。
その後、「彼方に」は翻訳後だいぶ後になって読み、「〜と地球」で
追いつきました。読むのは今回で5度目ぐらいだと思いますが、設定時間順
で読むのは初めてで、そのことにより前記の矛盾に気が付きました。
と言っても、30年以上隔たって書かれた話しとは信じられない整合性
ですよね。残念ながら続編は読むことが出来ないので、このような些細な
矛盾を探すのが、残された読者の楽しみかと思っています。

> なお、他作家による続編「新ファウンデーション三部作」では「ロボット」ほどの能力はもたない「チクタク」と呼ばれる簡易な機械人間が登場してます。ひょっとするとこれのことを「ロボット」と呼んだのかもしれませんね。
>
これは知りませんでした。ぜひ読んでみたいと思います。

投稿時間:2002/08/11(Sun) 23:54
投稿者名:ろく
Eメール:
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タイトル:
をを!
本当だ!<ロボット>って言ってますね!
これまで何度も読んでいるはずなのに、全く気づきませんでした。
セルダンの時代にはこの存在は全く知られていなかったはずなのですが・・・帝国の宮廷にはまだ謎が(笑)?
いえ、冗談でなくDr.アシモフがこの点についてもう一話くらい用意していてくれるとうれしかったのですが(一話余分に読めるから)。
例えば、銀河帝国の最高幹部(と言うとなんだか違う組織のようですが)は建国の際からこっそりロボットの援助を受けてきて、そのため銀河の覇者となることが出来た、とか(だってセルダン・プランだけでなく第一銀河帝国も・・・って、Templaさん読まれるなら言っちゃダメですか、これは)、或いはリオーズの出身地区はマイコゲンのような特殊な伝統を持っており、その伝承中でロボットという言葉が受け継がれてきた、その言葉はダニールのような進んだロボットではなく、ソラリアの一般家庭で使われていたような、スペーサーにとって一般的なロボットをさす名詞である、とか。ああ、でもこれではダメですね。ドゥーセム・バーもこの言葉をあっさり理解していましたから。
他にも幾つか考えましたが、どれイマイチのようです。
なかなか難しい。どなたか、納得のいく解答を切望いたします。