風呂とシャワーの環境負荷比較 '97冬
前回は夏に調査を行いましたが、やはり冬も調査を行わないと片手落ちでしょう。というわけで、こりもせずに、もう一度シャワーのお湯使用量の調査を行いました。さすがに冬場は最初に暖めなくてはならないので、お湯の使用量も増えるようです。
ちなみに私は現在、共同シャワー・風呂つきのアパート一人暮らしです。
測り方
いつもと同じようにシャワーをあびます。いつもとちがうのは、風呂がまの中に入ってシャワーを浴びるということ。最初のうちはいいのですが、だんだん足の下の方から汚れた水がたまってくるにつれて、なんとなくぞくぞくって気分になります。風呂もX日ぶりだったので(冬はシャワーはつらいです)洗った後の石鹸かすが結構浮いているんですよね。
最後に頭を洗って仕上げ。風呂にたまっているお湯の深さを測定してシャワーで使用した湯量を計算しました。
結果
たまったお湯の深さは13cm。これは夏の2倍以上になってしまいました。湯船が60×70cmでしたので、お湯の量は約55リットルとなります。これは風呂を沸かした場合の1/5になります。
二酸化炭素量の計算
シャワー 風呂わかし 単位・設定 お湯の量 55 250 リットル 暖め温度 30 30 度 (10度から40度へ加熱) 加熱効率 0.9 0.9 (給湯器の性能) 加熱カロリー 1805 8206 kcal 二酸化炭素量 0.140 0.636 kg-C (灯油 77.5g-C/Mcal) 二酸化炭素量 31 196 kg-C /年 ※年間二酸化炭素排出量は、夏と冬の平均を用いた。
考察
やはりかなり冬場のお湯の使用量は多かったですね。一人では当然のことながら風呂をわかすよりシャワーのほうが使用量は少ないのですが、4人家族となるとあまり変わらなくなるかもしれません。
(実験実施 1997.12.15)
夏、冬とシャワーを調べてみると、こんどはやはり「銭湯」の使用量も調べてみたくなりますね。どう手を着けましょうか。
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