ボディワーク 7
錆だらけのボディを何とかしなければなりません。
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板金塗装を依頼する準備ができました。 自分で塗るのが理想でしたが、やはりどう考えても無理。 器用な方ならともかく、私がパテや塗装をしたらある種の現代アートになってしまうことが確実です。 ところで、右のフロントフェンダーがおかしいのがおわかりでしょうか。 |
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実は、暴走したプ●ウスが突っ込んできて、スロットル全開で押された柱がフェンダー前部を直撃。 ガソリン代を節約する為の車が富の象徴を傷つけるという理不尽な事故でした。 当たった部分はフェンダーの端っこですが、鉄板がゴツいので、フェンダー後方から内側に引っ張られています。 裏側が狭い部分なので、修理できるか、素直に交換すべきか悩むところです。 |
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板金屋さんも叩いて直るかわからないとのことでしたが、替えのフェンダーを捜索しつつ、ひとまず板金屋さんに預けることに。 自走でいきます。 |
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着いた先は広島市東区にある老舗、(株)小松自動車。 ホームページを見るとホンダ車以外の方は依頼を躊躇しそうですが、その心配はありません。 どこのメーカーの車でも丁寧に仕上げてくれます。 |
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そのしばらく後、「叩いてみたので仕上がりを確認してほしい」との連絡が。 広い範囲で歪みが出ていたフェンダーが、きれいに叩き出されてパテもされていました |
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フード側にせり出していたフェンダー上部のラインもまっすぐになっています。 鉄板が"おそろしく固"くて苦労されたそうですが、感服の仕上がりです。 元々がこんな継ぎはぎとパテだらけ、とどめにベコってしまったフェンダーでしたが、十分使えそうです。 中古のフェンダーも限りある資源なので、再利用できてよかった。 |
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他にも、数々の面倒くさい依頼に応えてもらいました。 その一つが右側のテールフィンですが、整形してもらっています。 |
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なぜなら、以前はテールランプのハウジングとラインが合っていなかったからです。 画像は購入前のものですが、テールフィンが左右方向に膨らんでいて、テールライトハウジングとの間に影ができてしまっています。 変な溶接跡があったので、かつてフェンダーを交換された際にヘマをしたのでしょう。 押し込まれていたロワーフィンも整形してもらいました。 |
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さらにその後、カラーサンプルを持ってきてほしいとのことで、ペイントチップを持ってお邪魔しました。 塗ってもらう色はコード29。新車時の色です。 ボディは細かな凹みも修整されていました。 |
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お尻。 |
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この手前の緑色の部分、なんと車用のエレベーター。 2Fにはリフトやアライメントテスターが備えられています。 塗装ブースは2基完備ですが、キャデラックを入れると作業スペースが確保できないとのことでした。 |
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そしてついに塗装完了の連絡が! |
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どこも |
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かしこも |
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アメイジングな仕上がりにて |
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ため息が出る美しさ。 当時のフリートウッドプラントに居るみたい。 これでも塗装職人さんは「どうしても細かな歪みが残ってしまって…」とおっしゃってましたが。 |
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この仕上がりで料金はいたって良心的。 他で高額な割に酷い仕事をされたことが何度もあり、良いボディショップを探していましたが、 最近はこちらにお任せしています。 |
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バンパーを戻してもらう際に、同時に塗装してもらったフィニッシュパネルの取り付けもお願いしました。 やはりアルミ地が見えると華やかです。 |
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フード裏も塗ってもらいました。 艶がすごすぎ。 |
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技術があって料金も良心的な鰹ャ松自動車ですが、一般のお客さんがあまり来てくれないとのこと。 工場然とした外観で一見入りづらい雰囲気ですが、スタッフの方はすごく親切です。 板金塗装で困ったら訪ねてみて下さい。 |