数日前、深大寺の水生植物園でつくしを摘んだ。
量が少ないので菜の花と一緒に卵とじにする。
春の味だなあ。僕は好きです。
うちは昔からこの時期、つくしを食べる。
両親も昔から食べたというが、人に訊くと 意外とつくしなんか食べない!という人も多い。
お浸しとか卵とじとか美味しいと思うんだけどなあ・・。
小学校の頃、日曜日の楽しみは家族揃って見る 「てなもんや三度笠」「シャボン玉ホリデー」だった。
「シャボン玉・・」の植木等はそりゃあ凄かった。
♪ちょいと一杯のつもりで飲んでー
いつのまにやらはしご酒
気がつきゃホームのベンチでごろ寝ー
これじゃ身体にいいわけないよ ト
わかちゃいるけどやめられねー
暗唱できる・・(笑)
♪おれはこの世で一番。無責任と呼ばれた男
ガキのころから調子よくー
楽してもうける、スタイル。
・・・ああ、懐かしい。
青島幸男ももういないんだ・・。
しかし、萩原哲晶のアレンジ、格好いいなあ・・
映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、いままでの僕の人生でビートルズの「a Hard Day's Night」「Help!」に次いで繰り返し見た映画だ(笑)
中二の時友人と渋谷「全線座」に行って2回続けて見た。三回目の途中で友人がギブアップしてしかたなく帰った覚えがある。
NHKの番組は、映画の元となった実在のトラップ・ファミリーの次女マリアさん(92歳)のインタビューが中心。(トラップ大佐の妻となるマリアと同名)
映画で描かれていたナチスを逃れてオーストリアを脱出する時の話やそれ以後のアメリカで「トラップ・ファミリー・シンガース」として全米をツアーする話、だんだん有名になってバーモント州に自分たちで家を造った話・・興味深いがまあ知っていた話だった。
そのバーモント州の大きなロッジでインタビューされていて、マリアさんの山荘も近くにある、というから「ファミリー・シンガース」解散後はここで穏やかな人生を過ごしたのだろうなあ、と思っていたら・・。
なんとマリアさんは40歳過ぎてからパプア・ニューギニアに渡って30年以上宣教師として活動していたというではないか!
しかも82歳の時、現地の少年を養子にしてアメリカに帰ってきた。
その少年が理知的な青年となってバーモント州の山荘でマリアさんにお茶を入れて彼女の素晴らしさを朴訥と語るシーンは感動的だった。
マリアさんはみごとなアコーディオン演奏を聴かせるは、歌を歌うは、これから出版する歌の本を見せるは、と92歳とは思えない元気で魅力的な人でした。
うーん、凄い人はいるものだなあ・・。
本場インドの方の料理も、もちろん美味しかった!
何種類ものカレーが思ったより辛くなくナンも絶品。
先日のオフ会は台湾屋台の店で初めてブタ耳食べた。
世代を超えてパイプの話に時を忘れるのは実に楽しいなあ。
あと彼女の誰も同感してくれない趣味は「葱坊主」。
毎年泥ネギを買ってきて庭に植える。食べるのかと思いきや観賞用(笑)
職場の片隅で見つけて写真を撮っていたら、若い衆が来たので「これおもしろいだろー!」と言うと「どこがぁ〜?こんなの誰も見ないよー!」とのこと・・・orz
色々な人がビ・バップ、ビッグ・バンド、ブルー・ノート、コルトレーン、クール、ファンキー・・・など手分けして書いています。ちょっとした設問がついているのがミソ。だからドリル(笑)
僕の作った問題はこんなの。
Q4:オーネット・コールマンの「クロイドン・コンサート」で観客の「・・・をやれー!」の声に応じて吹いたメロディーは何?
Q9:アルバート・アイラーが死んだ日、日本でも有名な人が死去した。それは誰?
なかなか読み応えのある本になってます。見かけたら手に取ってみて下さい。
マイルス、ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスの黄金クインテット。
どの曲も10分弱のフル映像。
みんなタキシードに蝶ネクタイ。すました顔でもの凄いことを平気でやっている。
特に"Walkin'"のショーターはすごいや。サム・リヴァースより過激にフリーをやってる・・。
http://www.youtube.com/watch?v=cTfBpKzu6XA&mode=related&search=
一昔前はこんなビデオは海賊版で高価なものを苦労して手に入れなければならなかったのに・・便利になったもんだなあ。
日本名ナミウズムシ。扁形動物ってなじみがないですが、実にかわいいー特に眼が。
1pくらいで伸び縮みします。川の石などにくっついています。
元旦は親戚で集まる。自分の実家と妻の実家を昼夜かけ持ち。酒飲みは自分だけなので一人飲みっぱなし・・。
二日は娘が地元のお囃子連で獅子舞に出かける。僕は一日家から出ずにのんびり。泥酔。
今年も何とか私的に正しいお正月が過ごせた(笑)
百年後の東京を舞台にしたSF。
ジャングルに覆われた東京は、「地球の午後」か?と思いきや後半は「帝都物語」や初期の小松左京や半村良を連想させる日本SFお家芸の皇統伝説につながり、経済学あり生態学ありアクションありユーモアありグロあり美少女たくさん、ニューハーフあり・・というサービスたっぷりのスケールの大きい物語だった。
なぜかジブリでアニメ化したら似合いそうだど思った(笑)
やはりSFはいいなあ。
時期を逸したけど、うちのフランとクリスマスツリー。
トトロは娘が僕の誕生日祝いにくれた蚊遣り(笑)
上野の国立博物館で一木彫仏像の特別展をやると知って、はやく行きたかったが何かと忙しくてとうとう最終日が近づいてきた。なんとか都合をつけて見に行った。
いやー・・すごい!よくこれだけのものを集めたもんだなあ・・。7世紀の唐時代のものから、あの向源寺の十一面観音、円空に木喰のよりすぐりの傑作まで。圧倒的。
やはり向源寺の十一面観音が白眉。学生時代に滋賀県まで行って小さな薄暗いお堂で見た覚えがあるけど、今回は明るい照明に照らされて360°じっくり鑑賞できた。うーん、後ろから見た腰のくびれの色っぽいこと。
最もインパクトがあったのは、宝誌和尚立像。顔が割れて中からもう一つの顔が見えているやつ。まるで蛹が羽化するようだ。写真でしか知らなかったが、直に見るとまったく違う!ほんとに迫力がある。
疲れたけれど、感動したなあ・・。行って良かった。
もう20年以上参加しているアマチュア・ビッグバンドだ。
年齢も職種も違ういろんな人が毎週集まって練習してる。
カウント・ベイシーから美空ひばりまで(笑)いろいろやるから面白い。
リズム・セクションで勝手にやれ!というコーナーを用意してくれるので、これ幸いと僕は毎回好きなことをやってます。
フリー・ジャズやったりすることもあるけど、今回は1940年代、50年代、60年代の有名曲を並べました。
まず1943年のレスター・ヤング。"Sometimes I'm Happy"。これは大好きなんだ。
学生時代繰り返し聞いたのだけど、モダン・ジャズのサークルだったので演奏したことはなかった。オスカー・ピーターソンが1961年の"The Trio"で演奏しているのも好きなのだけど、よく聞くとオスカーは冒頭は43年のレスターを完全にコピーして弾いているし、レイ・ブラウンのベースソロの最後のコーラスはレスターのレコードのSlam Stewartのソロをなぞっている。レスターの名演に敬意を払ったものなのだ。このことはLPやCDの解説で触れているのを見たことがない。ジャズ評論家何してるんだ!(笑)
この曲を初めて演奏できるのがうれしい。テナーのゆうさん、よろしくね!
あとは1953年のMJQ、"Django"と1965年のハービー・ハンコック、"Maiden Voyage"。うまくできればいいがなあ・・。
11月25日(アルバート・アイラーと三島由紀夫の命日ですが・・)18:30開場 三鷹芸術文化センター風のホールにて。無料です。
先日の収穫は戦前のDunhill shellを手に入れたこと。ビギナーズ・ラックなのか、中古の専門店で買うのの半額以下で落札できてうれしい。
パイプの味は使用されたブライヤー(パイプ用の木)の質で決まる。ホントに上質のブライヤーは20世紀前半でほとんど採り尽くされてしまったというのが定説。古いパイプは貴重なんだ。
届いたのは、普通の人が見れば黄色く変色した薄汚いゴミのようなものだが(笑)僕はうれしくてしかたない♪
さっそく徹底的にクリーニング。アルコール・塩・紙ヤスリ・コンパウンド・ワックス・・などで磨き上げると新品同様になる。
ダンヒルは刻印でかなり正確に制作年代がわかるのが特徴。今回のパイプは、1920-1923の間に作られたことがわかる。
なんと大正9-12年だよ・・。
僕の両親はもちろんマイルスもまだ生まれていない時代。ルイ・アームストロングもまだ「ウエストエンド・ブルース」を吹き込んでいない頃だ(笑)
そんな昔に作られたパイプで美味しくタバコを喫いながら前の持ち主はどんな人だったんだろうなんてぼんやり思うのが楽しい・・。しかしクールでじつに美味いなあ。
十三日の金曜日の高円寺グッドマンは大入り満員で、「モンク祭り」大変結構でした。
来てくれた方、どうもありがとう!
懐かしいようー!
中学生の頃、友人からLPを借りてオープンリールのテープデッキに録音して繰り返し聞いたやつだ。30数年ぶりに聴いたけど細かいところまで覚えてたなあ・・。これには影響受けました。
若い人は知らないと思うが(笑)フォークルとは1968年一年だけ活動した加藤和彦・北山修・はしだのりひこ、によるバンドだ。
あっ、「帰ってきたヨッパライ」です。
「ヨッパライ・・」はそんなに好きじゃなかったけれど、アルバム「紀元貮阡年」「当世今様民謡温習会」「フォークルさよならコンサート」が実に格好よかった。
この解散コンサートのライブ盤も、冒頭「ユー・チーティン・ハート」「私の青空」とくる。当時としても古いー!というようなカントリーやアメリカの流行歌をストリングスをバックに堂々と歌い、オリジナルやアメリカのフォーク・ソングをおふざけをまじえてセンスよくまとめる。
そして「時計をとめて」「遠い旅に出た私の恋人」「からっぽの世界」でジャックスを紹介してくれた。
はしだのりひことシューベルツの「風」も入っていて、この曲は僕が中学校の謝恩会でバンドを組んで初めてステージで演奏した曲だ。このときはリードギターを担当して、コードトーンを組み合わせて即興で演奏する楽しさを知った。うーん僕の音楽の原点じゃないか(笑)
今日聴いたのはジャケットはないのでデータがなく僕の記憶も曖昧だが、ライブLPは「さよならコンサート」と「当世今様民謡温習会」の2枚あったのかな。今日聴いた中には「からっぽの世界」がなく、「ゲゲゲのうた」もないなあ。シューベルツがS&Gの完コピの「サウンド・オブ・サオレンス」をやっているがこれははじめて聞いた(上手いけど完コピでやることはないだろうー)。
じつに懐かしかった・・。Aさんありがとう!
そういえば、このAさんに初めて会ったときお互いに「漫画者」と知って、「漫画勝負(笑)」をしたっけ。
僕が「アンドロイド・ピニ(桑田次郎)」単行本持ってる!というので勝ったとおもったら、Aさん「オレは中一のときCOMの座談会に出てCOM創刊号に写真が載ってる!」と奥の手を出されて・・「へへぇー参りましたぁー」となった(笑)
京極堂シリーズ最新刊が出た。
昭和28年頃を舞台におなじみの魅力的な登場人物が活躍する。
古本屋・神主にして憑きもの落とし「京極堂」こと中善寺秋彦、冴えない小説家関口巽、そして愛読者なら同意してもらえると思うが最も愛すべきキャラクター、史上最強の「探偵」榎木津礼二郎・・。
(以下ネタバレあり)
今回は榎木津に関係する事件である。しかし、榎木津の登場シーンがほとんどない・・。印象的なセリフを中間部とラストに吐くのみ・・。残念。京極夏彦、実にうまいねえ・・。
感想としては、面白いのはもちろんですが、初期の作品に比べるとわかりやすすぎる。(読者とは勝手なものですねえ・笑)
榎木津の出番が少なすぎる。というところでちょっと不満が残るなあ・・。
「オルタード・カーボン」リチャード・モーガン。去年話題に
なった作品で、ずいぶん前に買って積んどいた本。
いやー、面白かったー!2分冊の大作だけれど一気読み。
人の精神を他の身体に移し替えることの可能になった27世紀の西海岸を舞台にしたタフガイ小説だ。
物語は主人公が大富豪の依頼を受けて豪邸を訪れるシーンからはじまるのだけど、チャンドラーの「大いなる眠り」を連想せずにはいられないし、主人公の泊まるヘンドリクス・ホテルはジミヘンを連想させるエピソードが小出しにされる。
主人公の名はタケシだし、鬼子母神の伝説が語られたり日本趣味もいっぱい。プロットは入り組んでロス・マクドナルド風で、暴力シーンは凄まじい。未来世界の大藪春彦、いや馳星周+花村萬月か(笑)
著者は小説一作目だそうだが次作も早く翻訳してくれないかな。
SFとハードボイルドが好きな人にはぜひお勧めしたいですね。
対バンは千野秀一(p)ソロ。千野さん、開店前の誰もいない時からピアノ弾きっぱなしで絶好調のようでした。
山下〜衣山デュオから30分交代で2ステージやったんだけど、こちらが終わるやいなや千野さんがソロを始めるという緊迫した状態。その上お客さんが20人以上入って狭い店がすし詰め状態という大変な事態でした。
おかげでこちらもいい意味緊張して集中できて良かった。
千野さんのソロ凄かったですよー!今回はリスト風クラシック曲や「鳥の歌」から「コーヒールンバ・・ティコティコだったかなあ?」まで引用・題材にしての圧倒的な即興。
メイナード・ファーガソン・バンドの曲なので前日に亡くなった彼の「たたり」かと思いました(笑)
D線が切れてはG線も使えないし、ほとんどA線とE線の二本で演奏。他の曲ならともかくこの「Caught in the Current」はテンポは速いしリズム・チェンジはあるし、テンポをキープするので精一杯でした。
後でバンドのメンバーに訊いたら、となりのギターの小林さん以外誰も気がつかなかったって・・。
ベースなんてとりあえず低音で何か鳴ってればいいのかー!?・・いやいや、ここは僕の弦を切れたのを瞬時にカバーして演奏するテクニックを褒めてくれたと解釈しよう・・バンドマンは楽観的でなくては生きられない、刹那的でなくては生きていく資格がない(笑)
「うつうつひでお日記」吾妻ひでお
大評判になった「失踪日記」執筆中の日記。何もしてなくてもおもしろい。ほとんど読書日記になっている。
「俺と悪魔のブルーズ」平本アキラ
ロバート・ジョンソンをモデルにしたというが音楽マンガではなかった。面白いが期待したほどではないなあ。
「トゥルーデおばさん」諸星大二郎
グリム童話をもとにした連作。デビュー当時からのおもしろさをいまだに高水準で保っている・・というかますます凄い。
「散歩もの」谷口ジロー・久住昌之
都内のちょっとした散歩が面白いマンガになるのだからたいしたものだ・・。このコンビは最強だ。
「臨死!!江古田ちゃん」瀧波ユカリ
新人。才能ある人はいるものだなあ。かなりすごい。
「ぷーねこ」北道正幸
この人の作品も初めてだけど、なんてうまいんだ!普通のネコマンガかとおもいきや思いっきりマニアックで面白かった。
「さよなら絶望先生」久米田康治
この人結構デビュー当時から好きなんだ。面白いんだけど、この人ならもっと行けるだろーと期待してしまう・・。
3時からリハそのまま6時から10時過ぎまで本番。
年寄りには少々キツいが(笑)信頼できる気心知れたミュージシャンに混じってバッキングに徹するのも楽しかった。
桜井バンド・ライブ名物のゲストも多彩。今回は、木の実葉さん・日高ゆりあさん・池島監督・寒空はだか・泉邦宏・S氏。
寒空さんは時事ネタ多く。絶好調。今回はテポドン音頭が白眉か?
泉さんはバンドに参加してもらって、「放し飼い状態でいい?」って言ってた通りアルトで思う存分絶叫してくれて気持ちよかったなあ。
今日の仕事は眠くて参りました(笑)。