(コア編)
現在、ラジエータを初代シーマ純正に交換しました。
ロータリーターボとはいえ、12ATはグロス160PS(だったかな?)程度しかありません。
私のコスモはその倍ほど出ているため明らかにカロリー不足で、夏の渋滞中にはエアコンが使えない状況です。
また、3速以上で全開くれるとみるみる水温が上がっていきます。
そこで夏を無事に迎えられるように、ラジエータを交換することにしました。
純正は銅製で面積は小さいですが、コアの厚みは意外とあります。
これをコア増ししてもたいして放熱量は稼げないだろうということから、前面投影面積をアップすることにしました。
市販のカロリーアップラジエータは高いので、貧乏流用チューンのHideとしては純正流用でいくことにしました。
狙うは3Lターボクラス用ラジエータです。
事前にエンジンルームのレイアウトを確認してみると、こんな(↓)レイアウトになっています。
幅はすでにいっぱいいっぱい(約680mm)であり、縦方向に大きくする必要があるため、次のようなレイアウトに変更することにしました。
当初はラジエータ後にオイルクーラを設置してオーバハング部の重量増加を避けるつもりでしたが、別に追加しようと思っていたオイルクーラが行方不明のため、純正を前方に移動してより冷やせるように変更しました。
ファンについては、カップリングファンを取外し、日産ADバンか何かに付いていたツイン電動ファンに変更しました。
こいつがお役御免となった、カップリングファンです。
・・ということで解体屋でGetしてきたのが初代シーマ純正ラジエータです。
寸法的には幅・高さとも、オイルクーラを移動させた状態でギリギリ最大のサイズです。
他車用を流用する場合には、サイズだけではなくホースのレイアウト等にも注意しましょう。
2つを比べてみると、サイズの違いがよくわかります。
ちなみに厚さと幅は両方ともほぼ同じです。
材質は最近は銅を使っているのは少なく、アルミコア+プラスチックタンクになっています。
銅をロウ付けするよりも、アルミでパッキン挟んでプラスチックタンクをカシメる方が、安くできるんでしょうね..
アルミは軽いというメリットがありますが、渋滞時等の走行風が少ない状態では銅の方が冷えることが多いようです。
コスモのノーマルは(FCもそうですが)、ボディにボルト止めになっていました。
対してシーマは上下でラバーを介してはさむように固定する、現在ではもっとも一般的な固定方法です。
ここでとりあえずノーマルを外し、固定方法を考えることにします。
シーマ用ラジエータはコスモ用よりも幅が少し大きく、ボルト止めするスペースがありません。
・・ということで、下側を支えるステーを鉄のアングルから作製してシーマと同じ固定方法にしました。
この写真のオイルクーラは、今ではコンデンサとインタークーラの間に設置されています。