「加藤明誠の美術論」


美術品に対する一般的な見方
絵画の場合    空間表現
彫刻・・・焼き物   空間存在
建築     空間創造
以上が最初に見るべきジャンルです。
次ぎに質感   これは活かしているか、又、全く反対に殺す事も可能です
次ぎに量感   重量で見る量感と、広がりの量感との、二通りがあります
次ぎに形状の美   そして色彩の美   機能美などが一般的見方になります
観賞品と求める物の違い
上記はあくまで一般的な見方であって、求める場合は、見方、つまり自分の物にするための 見方は、違います
自分の必要な物を買うべきです   欲しいから求めるものではありません
たんなる愛好家や、蒐集家と違い、造り手は特に必要という部分に、目を向けて下さい
欲しい物は我慢する事です   必要な物は苦しくても手に入れる
人の付き合いも、物との付き合いも、全く同じと考えて下さい
自分自身が、成長す為に付き合う人、そして物
自分自身が和む為に、付き合う人、そして物
この二つは、確実に別のものです
どちらか一つだけでは、生きていくのが苦しく成るでしょう
どちらも必要なのです、しかし数が違う筈です
和める物が多い人、励める物が多い人、自分の回りを見回して下さい
貴方自身どちらが多いですか...自分の持っている、多い方の人と物、 それが貴方自身です
自分自身が分かれば、造る物も見易く成ると思います
一般的見方から何を先に選ぶのか、造り手の立場から何を先に引き出すのか
時間の出来た時、考えて下さい、慌てず、じっくりで良いのです
形だけに捕らわれず、肉眼では見えない、中身こそ見つめてください
必ず見えて来ますから....

見方の追記
何が書いてあるのか、何を造ったのか見ようとせず  
作者が何を表現したいのか、作者は何を言いたいのか、その部分へ目を向けてください
良い作品は必ず、口数が多いものです
 

  加藤明誠のメモより(c : katou meisei)
        TOP