「源流回廊を構想する」


”美しい川は源流にあり”

   知る、楽しむ、守る大切さに気づ...”源流・舞台”
      *在るだけで尊い 山、源流、里の営み
      *住む人と訪れる人の出会いを演出する川・道
      *樹・木・人・業・物語を紡ぐ、源流の郷の産業と文化

”多摩川源流回廊”とは...”源流・舞台”の花道

  ・東京都と山梨県にまたがる多摩川の源流域を回廊状に相互に結ぶ幾つかの道路や山道の総称
       ...東京都;青梅市、奥多摩町、桧原村、あきる野市、日の出町
          山梨県;丹波山村、小菅村、甲州市

源流回廊(原案)の地図

  ・活き活きとした源流の里と周辺の源流や山を巡ってウォーキング楽しむ特別な基幹ルート
  ・ウォーキング以外にも、ランニング、自転車(マウンテンバイク)、ハイキングなど多面的に活用出来る
  ・“源流ツーリズム”を組み立て、多摩川源流域のまち起しをするためのコア的な仕掛け
        *注1;源流ツーリズム;グリーンツーリズム/エコツーリズムの1種で、
             特に源流域の特徴とイメージを活かしたニュー・ツーリズムを構成する手法として提案

構想の背景

 *きっかけ;「美しい多摩川フォーラム」の活動の中で、“美しい川は源流にあり”を実感して
          これを標榜するグループが提案したもの
   *注2;”美しい川は源流にあり”...確固たる源流域の存在あってこそ、川は成り立つ。
     ・源流の役割理解;生活に密着した川(水・緑、環境・教育・福祉、体育・遊び)への関心を高める。
     ・“東京の森”;自然環境と調和した源流の里の豊かさと多様性を知り、人間の営みの在り方を探る。
     ・源流の里の活性化;源流域と流域住民の交流促進から源流の重要性を知り、その価値の維持を図る。

 *ベース;異業種交流会である多摩DEC会が15年間行ってきた“多摩川の源流探索”楽しむ
      中で発見した源流の美しさを守りたいという願いと、源流域がもつポテンシャルを
      まちづくりに活用することで、更に源流ウォーキングが楽しくなると感じたことにある。

 *社会的な背景;健康志向からウォーキングへの関心が高まり、更にセラピーにも活用される時代
         になっている。多様性があり選択可能なルート提供が望まれる。

 *文明の転換期;自然環境や生物多様性を大切にし、“命を紡ぐ営み”を基本にする倫理観に価値を
         置く、持続可能な開発を目指す新しい文明が起こりつつある。