「ラブ・スプーンの紹介」
− Love Spoon carved in Wales −

最近の展示会:ここもご覧ください。
大きなスプーンにチャレンジ:最近の作品です。

 Walesのカーディフ滞在中に地域の生涯教育に参加し、Cardiff市のRadyr地域の教室で
Arthur Llewellin Thomas(アーサー・スレウェリン・トーマス氏に就いて学ぶ。

木取り、デザイン、固定を考慮した彫り方の順序、スプーンの彫り方、ボールと鎖の彫り方ノウハウ、
鋸・鑿やナイフの使い方、文字の彫り方更には道具について色々教えて貰った。
アーサー先生は自分で博物館から出てきたという程の彫刻の第一人者で、
天皇・皇后両陛下がWales訪問の際、菊・水仙・桜を彫ったスプーンと龍の彫り物を贈ったとのこと。
先生は更に世界一小さいラブ・スプーンを彫ったひとで、
これは燐寸位のサイズなのに鎖付き克つボール入りのもので絵葉書になっている。


始めてのスプーン作り in Wales

 桂(Lime)にデザインを写し取ったところ。次の写真の様にサイドも含め立体的に描く。
 スプーンになる面の上部を鑿で削りとる。
 削って無くなった絵を再度描く。
 ボールを刳りだし、ケルティッククロスを彫った。端のハートも片鱗を現す。
 スプーンを彫って少し磨いた。
 ボールを彫るにはノウハウが必要である。
 ボール部分のクローズアップ図
 彫り上がってペーパーを掛けたところ。320番と500番で仕上げ、通常はここでワックス仕上げ。横に先生のイニシャル”A”を入れる。
 日本から漆を持参し、アパートのキッチンで拭き漆をして仕上げた。

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