「漆の植樹運動」

"Forests 2011"

・主に、漆関連の地場産業がある地方で、若い人達がうるの植樹を行っています。東京の多摩地域でもこれを行いたいと数年前から方法・場所を模索して来ました。この度、郷の工芸関連の活動とリンクして、”うるわしの森”の中で植樹を行う機会を得ることが出来ました。少しづつ植えていき、やがては1000本単位にまでもって行きたいと考えています。ここは雑木林です。まず開墾し耕してから植えるので、働きがいがあります。苦しんでこそ楽しみが大きいと思える人の参加が嬉しいです。手技を守る使命感があるとお互いに助かります。

オーナー制を含め、出来たら全国的な展開まで展望可能な一つの運動の形をとりたいと考えています。
 うるし工芸そのものにかぶれている工芸家や趣味の人、”漆かぶれ”とはどういうことかを知りたい好奇心と勇気の持ち主など、こころざし溢れる方の積極的な参加を受け付けています。 里山での身体を張った活動に弱い方からの、経済的なご支援も有り難いです。尊敬すべき立派なオーナーです。

植樹をしたうるしの樹

無事芽が出て葉が茂る

鹿害対策を施した漆畑


 漆の植樹運動は、縄文時代から連綿と続き未来へと受け継ぐ、
「万年のうるし」という考え方に集約出来ます。
<「万年のうるし」>