X1turboグラフィティ(最後)




X1/turboユーザーのバイブル
 電波新聞社系のパソコン雑誌以外にどうも馴染めなかった私ですが、ついにSHARPユーザーの聖地というかなんというか、 そういった雑誌に巡りあうことになります。
 右の写真の一番左に写っている雑誌こそが、私が初めて買った”Oh!MZ”です。
 たぶん、X1ユーザーとしては、遅すぎる出会いだったのかもしれません。 でも、最初の出会いが、1985年6月号というのは、まさに運命的であるとも言えますね。
 1985年6月号とは、S-OSと試験に出るX1の連載が始まった号でもあります。 X1ユーザー必携の書ともバイブルとも言われる「試験に出るX1」の連載開始時に立ち会えたことは、限りなく幸運な出来事だったと断言できるでしょう。

 Oh!MZに試験に出るX1。これらの雑誌/書籍は、いつでも閲覧出来る場所に置いてあります。 私にとってこれらは、生涯現役です。
 新しいことを追い求め続けることも素晴らしいですが、自分の好きな物を納得いくまで使い続けるということも、とても素晴らしいことだと思っています。
 愛機を骨の髄までしゃぶりつくす手助けをしてくれる雑誌。また出ないかな?



マシン語プログラミング
 Oh!MZを知ってからは、マシン語の道に足を踏み入れるまでに、そう時間はかかりませんでした。

 左の写真は、今回押し入れを片づけていた時に発見した、マシン語どはまり状態の時の遺留品です。 モジュール単位に、結構いろいろなコードが書かれてあり、「結構真剣にやってたんだな」とは、本人((*^_^*)私)の弁。

 憧れだったマシン語。 それが、手の届く距離まで来たのは、まさしくOh!MZの”ZEDA”と”試験に出るX1”、それに1985年11月号の”マシン語"入門"大全集”のおかげです。 自分の愛機を細かい部分まで制御出来るという快感は、何物にも代え難いものがありますね。 1999年5月現在、X1turboエミュレーターの作成を通して、まさにまたその快感を堪能している所です。 Z80エミュレート部分なんか、本当にひとつひとつのニーモニックの確認のために、短いプログラムを大量に作成しては実行しているということを繰り返してますが、 これが本当に楽しいのなんの。(^^)
 これだけでも楽しいのだから、I/O一つ一つを早く確認出来るようになりたいなぁなんて思いながら、のんびりとプログラミングを楽しんでいます。

 どうです? 実機をお持ちの皆さん。そろそろエミュレーターの作成も、自分の手に届く範囲になりつつある領域ですよ!



5インチ2D
 昔あれほど一世を風靡したにも関わらず、今や絶滅の危機に瀕している幻の媒体。 それが5インチ2Dです。

 1998年の9月頃、私はマクセルや富士フィルムなどの5インチ2Dを製造していた会社に、メールを出してみました。 でも、返事はいずれも「現在は生産中止。既に中止から大幅に時間が経過しており、在庫も無し」というものでした。
 まだ、8インチなんか秋葉原に売ってるんですけどねー。なんなんでしょうねー。

 ちなみに、写真中央のひときわ目立つ白と黒のみのディスク。 これが、当時私が常用していた「ノーブランド・ディスク」です。 正確な値段は忘れましたが、最盛期は確か10枚で500円くらいで売られていたと思います。
 うーん、もっと買っておけばよかったな。



媒体今昔物語
 最後に、昨今の記録媒体を一同に集めてみました。
 左上から順に、「X680x0用CD-ROM」「5インチ2D」「3.5インチ2HD」「Windows用CD-ROM」「5インチ2HD」「MO」「カセットテープ」となっています。 って、皆さんご存知ですよね。

 一応、ご存知ない方のために解説を少々。
 そうです。カセットテープに昔はプログラムを保存していたんですよ。このテープは、特別なものじゃありません。 その辺に売っている、普通の音楽用のテープでOKです。
 テープに記録したプログラムを呼び出すのには、かなりの時間が必要です。大体、HuBASICで2分半くらい(だったかな?)。 今考えると、根気を要求されるメディアだったんですね。私の場合は、マンガを読んだりテレビを見てたりしていたので、あまり気になったという記憶がありませんが。(うそ80%)

 ところで、左上のCD-ROMがひときわ目を引きます。 これは、「電源ONですぐ起動、・・・」で有名なディスクマガジンの、最初のCD-ROM版(通称「すて電」)です。 こういうのを写真に写してしまう辺り、やっぱり私もX68ユーザーなんですね。(XCも写ってるし)
 後、その下のCD-ROM。これは、英語版WizardryのI〜VIIまでがすべて入っている、その名も「THE ULTIMATE WIZARDRY ARCHIVES」というソフトです。 いやいや、こういう優れ物ソフトがわずか6,000円で手に入るのです。そういう意味では、いい時代になったとも言えるのかな?
(本ソフトのレビューについては、Wizardryの部屋で行う予定です。興味のある方は、ぜひご覧になってみて下さい。)


 ここまで読んで頂いた皆さん。どうでしたか?

 私はこれを作成しながら、心は見事に十うん年前にタイムトリップしていました。

 今や大抵のプロバイダで、ホームページを開設出来るサービスがついているようです。 どうです? 皆さんもデジカメ片手に、思い出をHTMLファイルに綴ってみてはどうでしょうか? きっと、楽しいことこの上ないですよ!

 で、お約束として、それが出来たらぜひ私にも教えて下さいね。こういうの見るのって、すごく好きなんで。

 よろしくお願いします。



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