club 305 the 24th Annual Meeting 上


てなわけで行って来ました、日本最大のMINIのイベント第24回club305ミーティング。初参加で周りにミニ乗りも居ない&を305BBSで見かけたK's M.O.C.の方々のご厚意によりご同行させて頂きました。

前々日、夏風邪のため39度近い熱を出して倒れ込んでいた&。何とか気合いで回復するも喉はまだ痛む。万全とはいえない体調、芳しくない天気予報。暗雲立ちこめるかに見えたが・・・

競技に出ることもあり、久々にグリルをバンタイプのものに換装してちょっとレーシーな雰囲気にしてみる。夜中自宅を出て、中央道談合坂SAにて待ち合わせ。既に何台ものMINIの団体が休憩を取っており、イヤが上でもテンション上がる。ついさっき手に入れた秘密兵器Splitfireを駐車場にて装着する。そうこうしているウチにK's M.O.C.の面々が到着。10台を越すMINIの大所帯。初対面でちょっと緊張したが、非常にフレンドリーな雰囲気で安心。

大月JCT〜富士五湖道路須走ICまで各自走る。が3台程ジャンクションを直進、名古屋方面に突き進んだミニが居たため(笑)IC前にて待つ。非常に綺麗なバンのHSKさんはマフラー不良?→フロア燃やしてバタバタと燃調。この団体、大丈夫か(爆)?

何とか全員揃い、現地メンバーとも合流の上FISCO到着。雨も何とか上がり、朝霧の中見えてきたのはMINI、MINI、MINI!

&の車はヒルクライムにエントリーしていたため競技車両用ゲート前に誘導される。が周りを見ると積載車に乗ったミニとは形だけの大人げないレーサーやセブン(中で寝ている!セブンの中で眠るなんて達人しか出来ない技だと西風先生が言っていた)、ジネッタがウヨウヨ。

辺りを一周してみると、居るわ居るわ。ミニばかり、でも一つとして同じミニが居ない辺りも見ていて楽しい理由の一つ。ピカピカなクラシックミニからいい感じにヤれたミニ、イノチェンティやバンやピックアップやカントリーマンやスプリント・・・。

K's M.O.C.の面々の所に顔を出してみると既にテーブル広げてビール呑んでる・・・。あぁ、そういう楽しみ方もアリなんだ(笑)。競技エントリーが無ければ是非ご一緒したかった。とはいえ病み上がりで何かを飲み込む度に喉に激痛が走る現状ではアルコールなんて・・・

Mini Freakのあの車が取材に来ていた。K'sの大騒ぎっぷりを楽しそうに取材している。

で、5:30AM頃、競技車両から入場開始。&のミニはグランドスタンド先のヒルクライム車両待機駐車場に誘導され、受付の後ゼッケンを渡される。ゼッケンは8番。

まだ霧は深く、路面も濡れたまま。次々とエントリー車両が集まってくる。セブンもいる。すぐ前の車両はSr.1エランだ!隣のミニもウェーバーらしい吸気音が凶悪。もうこの状況だけでモチベーション上がりまくり。とりあえず軽量化のためトランク内の荷物を外にすべて出し、ボンネットにゼッケンを張り、ライト類にテーピング(接触時の飛散防止ね)を施していくと・・・

俺のミニ、格好いいじゃねぇか。何かクラブマンレーサーっぽくなってきやがって(笑)

等と自己満足に浸って一人ニヤニヤする。

K'sの方々はグランドスタンド手前の第4駐車場に場所を取った模様。顔を出してみると既にテントを張り、料理の用意。

ヒルクライムのドラミまではまだ時間があるのでグランドスタンドからコースを潜り、フリマへ。出品者が準備中の絶好の時間帯ではあったが目標を定めていなかったせいでお宝には巡り会えず。

8:15AM

ヒルクライム参加者ドラミ(ドライバーズミーティング)。簡単な注意事項の伝達のみ。出走順が早いのですぐに準備にかかる。Sparcoのスーツを着て、レーシングシューズ(かと思いきや実はAdidasのレスリングシューズ)の紐をきつく結び、グローブとヘルメットを持ってCOBRAのシートに身を沈め、シュロスの4点式シートベルトをきつく締める。エンジンのフケも良い。昨夜換えたプラグが良い仕事してるのがよく分かる。

ゼッケン順に各社スタートしていく。コースの下見をしていないのが不安なので、とにかく無理せず完走目指して走ることにしよう。どうせほぼノーマルの998ccエンジンじゃぁ勝負にならないことくらい分かってる。ビリじゃなきゃいいや。

8:30AM過ぎ 第1ヒートスタート

まずは緩い上り坂。1速、2速と十分に引っ張って3速に入れた直後にスラローム。一旦失速するとノーマルエンジンはパワーバンドを外れ、底まで踏んだ右足がもどかしい程坂を上らない。2速ベタ踏みで続くコーナーを攻めていき、第2スラローム〜シケインでゴール。

Photo:イーストアングリア(主催者)様より頂きました。若干加工済み。

スラローム後の立ち上がりが難しい。1速では速度が高すぎる。2速では明らかにエンジンのパワーバンドがずれている。下の方のトルクを重視したエンジンかクロスミッションでも無いと1000ccのコイツじゃ辛いだろう。

そんなこんなで一旦山を降り、午後の第2ヒートまで暫し待機。

K'sのテントに顔を出し、リゾットをご馳走になる。ありがとうございます。

で、再度フリマに出向く。朝イチで目を付けていたものはやはり無くなっていた。が、外れの方のブースでVitaloniのカリフォルニアンを発見。70年代のもので(とはいえ現行も同じなのだが)青いガラスが美しい。交渉の末3.5kで商談成立。・・・つーかミニに付けるのか、俺?ドアに穴空ける?フェンダーのルーカスはどうすんだよ?穴塞ぐ?

・・・でもミニにビタローニのミラーは意外に似合うと思うんだけど、どうよ?

10:30AM

フリマでウハウハしてる頃、携帯がけたたましく鳴った。そういえばいつもの起床時刻だ。って事はもう24時間寝ていないのか。もう年なんだから無理するんじゃねぇよ、って寝る暇も無い、惜しい。だって楽しいんだもの。

フリマからパドック裏に差し掛かると、はミニの模擬レースの出走車両が第一ヒートのスタート準備に入っていた。OPENクラスの車両はミニっぽい形はしているものの1500cc近い排気量や6速ミッション、バカみたいに広いトレッドと全くの別物。凶悪。雑誌などで何度か見たことのあるレーシングミニが沢山居た。こいつは楽しそうだ。

ヒルクライム待機場に戻ってくると丁度各車がグリッドに着くところ。そのままグランドスタンド場にてレースを観戦する。OPENクラスのミニ、もうバカみたいに速い。もう大笑い。

その他のクラスもみんな一生懸命で。ふと思ったのだが、ミニなんて排気量小さくてタイヤも小さくて空力も良くない車をどうしてサーキット走行用にしてしまうのだろう?理屈で考えちゃだめなのは分かり切っているのだが、何かこうバカな事に必死な人たちって凄く好き。みんなミニが大好きなんだろうなぁ。愛を感じるよ、愛を。そんなこと一人で考えてちょっとジンときちゃってたり。バカですね、俺も。

とにかくメカチューン独特の甲高い金属音とウェーバーと思しき抜けの酔い吸気音と巨大な排気音に酔う。


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