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10月21日(土)
▼(昨日と今日の分の日記はもっと長く書いたはずなのに消えちまったのです。ちっ、モバイルギアの副電池め)
▼所用で新宿へ。その後に池袋へ戻ってタワーレコードで「Live Beautiful Songs」とMarimari rhythmliller machinegun「1.2.3.4 RED BIRD」買う。その後銀座へ。

10月22日(日)
▼一日中仕事。
▼スガシカオ「SPIRIT」
 買って一回しか聴いてないのに書こうとする無謀な奴。
 う〜ん、非常に夏らしくていい曲ですね……終わり。って終われるわけがない。
 というより、スガシカオの曲という観点は、詞が独特なのに比べて非常に語りにくい。とはいえ曲が独特でないどころかスライを敬愛してやまない黒人音楽への傾倒は、黒人音楽をたいして知らない者でもわかる。
 ただし、黒人音楽に傾倒する男性シンガーというと、身も心も声もすべて黒人になりきってしまったような人が多いのに比べて、彼の佇まいは普通すぎる。雑踏の中に紛れてしまうと見つけられない。
 彼の詞曲はそういった派手さが少ない分だけ、一聴しただけではそのダシの深いところまで味わうことができない。だから今度の新しいアルバムで、この曲がどんな位置づけで、どんな色に変わっているのか、非常に待ち遠しくも、楽しい。

10月23日(月)
▼今日は仕事の都合で8時半に出社するために7時に家を出た。つまり6時半起き。
 いつもの時間帯じゃないときに乗ると、どことなく電車の混み合う状態や乗客層がちがっているのを発見する。
 特に平常が9時半で始まりなので、僕が電車に乗るときにはあまり中高生と同じ時間帯に乗り合わせない。(乗り合わせる中高生はたいてい所業時間ぎりぎりに乗っている子が多い)やかましいとは思うが大勢の中高生に紛れているのは、彼らの会話に聞き耳を立ててみて、自分が中高生だった頃とそれほど代わり映えしていないことに安心する。
 ただし、それは女子中高生か、男子が半分くらいの比率でいる場合である。有楽町線池袋駅から護国寺駅までの間に詰め襟男子高校生との寿司詰めを体験した。(おそらく護国寺駅近辺に男子校があるのだろう)これだけはかんべんしてほしい。というよりなぜ逆がないんだ。

10月24日(火)
▼有楽町線池袋駅到着は午後9時……これではタワーレコードが閉まってしまうではないか。と嘆いていたら、「そういや近所のレコード屋(兼楽器店)が9時から11時に閉店時間が延びたではないか」と思い出して、そのまま家に帰って着替えてそのレコード屋に直行――BLANKEY JET CITY「1991-1995」「1997-2000」スガシカオ「4FLUSER」をまとめて買ってきました。
▼倉木麻衣の父親と名乗る人物の写真を見た。掲載雑誌や記事の内容は置いとくとしても、その風貌は、例えば彼がどんな女性と付き合いたがるかだの、どんなものに執着するかだの、そんな生臭さを醸し出しているような気がした。少なくとも時代劇の美形を演じていた頃の面影は残っていない。年齢、という意味だけでなく。

10月25日(水)
▼これを書いているのが26日の1時過ぎで、さっきまで深夜営業のラーメン屋にいた。そこで流れていたのがaiko「ボーイフレンド」。
 黙って聴いていたら、あのカントリー調の曲に乗ってなんとまあ、耳で拾っていくと大胆に響いてくる歌詞。これはレビューしてみたくなった。
 レコード屋で見た時はジャケットが白目で怖い(白目フェチですが白目だけってのはさすがに……)んで手を出さなかったんだけど。ところで初回限定盤は裏ジャケがちがうんですが、どういう意図なのでしょう。

10月26日(木)
▼客先から銀座へ。午後8時半ぐらいに到着。
村上春樹・柴田元幸「翻訳夜話」(文春新書)
 翻訳作業においてかなり交流の深いふたりが、翻訳についての公演をまとめた一冊……というのがおおざっぱな紹介としても、村上春樹がこれほど自分の小説の書き方について、エッセイではなく自分の肉声から言及しているのも、珍しいような気がした。彼にとって翻訳は生き甲斐であり、翻訳と創作がどうちがうか、その対比によって小説作法まで論じているので、(相手が気心の知れた柴田元幸だから、というのもあるのだろうが)村上春樹の小説ファンはチェックしておいてもいいのかもしれない。

10月27日(金)
▼IT、ITってITを推進している政治家がITについてどれだけわかっているのかと国民に突っ込まれまくりな昨今、この「IT」という単語の品のなさについても、多くの人が意見を出している。eビジネスが「E電」みたいで嫌だ、とかね。(ちなみにJR渋谷駅などでずいぶん長く「E電」の方向掲示板を目にしたような気がする)
 んでも筆者は「IT産業」というひとくくりできる言葉があるなら、流通してもいいんじゃないかと思っている。それよりも「情報処理職」という昔ながらの言い方に違和感があって、経歴書か何か書類を書くと「情報処理って何?」と考え込んでしまう。データベース設計者とWebデザイナーをひとくくりにできないでしょう。それならばいっそのこと「IT関連」でいいじゃん、と身も蓋もない結論に達してしまうのだ。

10月28日(土)
▼もっと家事をしたかったんだがな……。
▼いまさならながらE-NOTEとモバイルギアUをActiveSincでつないでみたりした。ファイルのカット&ペーストやコピーは可能だが、モバギ内のフォルダに含まれているファイルを直接開くことはできないらしい。それでも直接間でやりとりやすくなったのは嬉しい。今まではモバギからメールで直接、文書を送って、ファイルを開くマシンでメールを受信して文書を取り出していたりしたから。

10月29日(日)
▼午前仕事。午後から池袋へ。東口を回ってビックカメラへ。
 プリンタ売場でcannon「WonderBJ F100」を購入……の前に、販売員のお姉様に「お使いのノートPCにパラレルポートはついていますか? 最近の製品はUSB接続だけのものもありますので」と訊かれて、不安になってビックのノートPC売場にいったら、SOTEC製品は扱っていないとのフロア担当の店員の反応。めんどくさいとは思いつつも家に帰って、E-NOTEにパラレルポートがついていることをしっかりと確認して、わざわざマニュアルまで持っていって、ビックに舞い戻り。F100とパラレルケーブルとA4用紙を購入して住処へ。15分で設定からインストールから印刷テストまでやって、それから銀座へ。
▼ここを読んでいる方の中には「自分のPCにパラレルポートやUSBがついていることぐらい熟知していなかったのか」と呆れられる人もいるだろう。知らなかったのです。ここんとこがメカフェチでないゆえ、自分がいま使うところ以外にはまったく無知です。いまだに赤外線通信ができない。その必要もないだろうということに関して放り出しておくタチで。
▼「夏はサザン。以上。」と言われても納得するけど「人生にはニフティ。以上。」って言われてもねえ……。(発端がニフティじゃなかったので)

10月30日(月)
▼26日に紹介した「翻訳夜話」では、村上春樹と柴田元幸がそれぞれの持ちネタである翻訳を交換して訳したらどうなるか実験していて、その翻訳元の原文が最後の方のページに載っている。それを読んで思ったこと……いかん、俺の英語力は減退している。
 もともとTOEIC350点ぐらいなのだからたかが知れているが、それでも簡単な文章ぐらいなら辞書なしで読めたはずなのに……こういう時はどうやって英語力を取り戻せばいいのだろう。とりあえずWEBの英字新聞を読むことから、か?

10月31日(火)
スガシカオ「4FLUSER」
 この日にアルバムの中の一曲として「SPIRIT」はどう響くか――と書いておきながら、アルバムを通して聴いてもやっぱり地味だった。アルバムの肝の部分ではないが、他の曲が相変わらずの張り詰めた空気と文学性高い狂気を含んでいるのに比べて、この詞曲の軽やかさは、ひょっとするとスガシカオの作品の中でも特異なものではないかと……って今までブランキーのベストばかり聴いていたんで、今日になってやっと聴いたので、「SPIRIT」以外が耳を通過してしまっている。もっと聴き込まないと。

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