2月11日(祝)晴れ |
▼(昨日の続き)冬の夜は星が輝かしく見える。まして満月なら、もっとくっきりと。 てなわけで成増駅周辺を徘徊しつつ満月を見ていた。始発まで。 ▼THE YELLOW MONKEY「プライマル」 「卒業おめでとう」などという歌詞が、どうも解散を示唆しているのではないか、などとあちこちの掲示板の書き込みで見かけるが、俺としてはさらなる脱皮を狙っているとして考えたい……復活したと思ったら1枚作って終わってしまうジュディマリみたいにはならないよ……たぶん。 まあ、この手の歌詞だとしたら、バラードになりがちなんだけど、そうならずに、グラムロックの立役者のプロデューサーと組んだのは正解。 ▼「ロマンティック」(大久秀憲/集英社)/「ママさんライタードタバタ奮闘マニュアル」(北湯口ゆかり・いちばゆみ・田中ミカ/KKベストセラーズ」 ▼夜から銀座へ。(22) |
2月12日(代) 晴れ |
▼ちょっと冷え込みが戻ったか。 ▼夕方から銀座へ。(23) 途中の銀座HMVでジュディマリのプロモを流しているんですが……なんか、すごいっすね。 |
2月13日(火) 曇り |
▼スパムメールが携帯電話の電子メールに届くことが当たり前になってきた。「なってきた」と書くと喜んでいるみたいに聞こえてしまうか。 もちろん「素敵な出会い」も「耳寄りな情報」もうさんくさいものばかりで、最初のヘッダーを読んだだけで削除すればいい。問題は、「メール着信」の段階。仕事でN502iを使っているが、電子メールの着信、それも土日祝に来るってのは緊急のこと。こわごわ開いてみたらエロサイトの紹介だとわかったときの脱力感といったら……。 ▼それというのも、携帯電話の番号がそのままメールアドレスとして使えるからってのもあるだろう。緊急時に、相手が番号を知っていれば、会話が聞こえにくい場所にメールで内容を送ることができる。(事実、一度そうやって送ってもらったことがあった)しかし同時に、数値というのはプログラム化すれば作りやすいのですね。 ▼以前、自分のプライベート用のF501iに「後藤真希の全裸画像URL!」なるメールが届いた。まだ携帯のスパムメールに慣れていなかったので、後藤真希のつぶらな胸にときめくよりも、「ひょっとして番号が流出しているのか?」と脅えてしまった。(確認はしてないけど、おそらくそのURLは後藤真希がガキの時代に水浴びしている写真かなんかでしょう) よくよく考えてみれば、090XXXXXXXXなんだから、下8桁さえ計算するプログラムを作ればいいだけだ。無差別に送るなら乱数(ある一定の範囲内で作られる無秩序な数値。ゲームなどの不規則なパターン処理をさせるときに使う)だって構わないし。 取り乱したあのときの俺は恥ずかしい。しかも女の子に向かって「後藤真希の全裸!」とまくしたてていたり。間接セクハラ。 後藤真希の全裸、後藤真希の全裸、もうひとつ後藤真希の全裸、ってこれだけ書いたら、「後藤真希の全裸」という文字列で検索をかけたらこのページは引っかかってくるかね。 |
2月14日(水)曇り 夜になって雪 |
▼風邪です。朝起きたら身体のだるさと下痢の症状が。こないだ夜通し飲んでいたせいではないとは思うのだが。 一日中寝てました。この日なんぞはテキスト系サイトでおそらくバレンタインの話題でもちきりでしょうが、私にとってはまったく関係のない一日となりました。寝てるから銀座にも新宿にも行けないし。 まったく食べてないので、下した腹に何か入れようかと、駅前のラーメン屋から白木屋で食べようと歩いていくうちに雪。ラーメン屋に入って、通常の私ならラーメンとそれ以外、半ライスか餃子のオプションをついつい付けてしまうのですが、頼んだくせに食えなかった。 不相応な気分で頭の中で「とほほ」が繰り返しながら、雪に奪われていく体温をより下げないように帰宅。 |
2月15日(木)晴れ |
▼今日も会社を休み。 スーパーへ手作りパンでも買いに出る。途中のガラス窓で自分の姿を見る。真っ赤な両眼にぼさぼさの頭。ほぼ浮浪者。 風邪が喉と鼻にきそうになる。お腹も治らないなあ。 |
2月16日(金)晴れ |
▼「ついでにもう1日休ませてください」とも言えないので会社に行くことにする。 ▼会社を出て新宿へ。(4) 治ってきた気がするぞ。(現金) 久しぶりの人に久しぶりに会う。「こっちは太ったけどそっちは変わらないね」という反応をいただいたが、それはこっちの台詞ではないかと思ったり。 明日の支度のために銀座へは行かない。 |
2月17日(土)晴れ |
▼9時に起きて浅草ビューホテルへ。 兄貴の結婚式で、先に着物の着付けのために婦人着替え室に入っていた母と姉に合流――という話だったんだが、式場となる教会へ入るのが13時半。30分ぐらいで気付けが終わって、ホテルのロビーで待たされることに。着物を着ている以上、トイレの問題があって昼食もできず。しょうがないので俺だけ浅草付近を散歩。風邪も直ってないくせに。 花やしきとWINSの近辺をうろうろ。この二つの遊戯場の周辺を囲むようにして呑み屋や料理店が点在しているようですね。おもしろいのはママさんがいると思われる店はすべて「スナック」だった、「キャバクラ」ってのはない。そのネーミングが息づいているところが少なくとも大人の街、オヤジの街。 八目鰻の目薬(飲み薬)を買ってビューホテルへ戻り。それからタクシーで浅草橋教会へ。例によってタクシーの運転手には「どこですか?」と聞き返されるも、姉は慣れた手つきで地図を差し出した。 式は1時間ぐらいで終わり。今度は兄貴の会社の人や双方の友人の方々などのパーテイィーが後に控えているので、親族の集まりはないそうで、とりあえず体調を崩していた自分にとってはありがたい。 またしても賛美歌と聖書の教えを聞かされることが大半の式だった。 新婦のご両親に挨拶などする。本日、役所へ正式な届けを出したということで、目の前におられる方々が本当に僕の親戚になったということが何となく不思議ではあった。そりゃ白川教授と高橋尚子と吉澤ひとみが親戚なんだから、誰と誰が親戚になったっておかしくはないんだろうが。 ホテルに戻って着替え。「正月に買った礼服は持って帰れ」とのお達しで、荷物が増えました。ホテル近辺で牡蠣鍋と寿司を食べて、上野までタクシーで、母と姉を新幹線口まで見送って、帰宅、爆眠。 |
2月18日(日)曇りときどき晴れ |
▼一日中寝てました。それでも鼻風邪は治らないなあ。 ▼女の子に、次のような言葉を投げかけたとする。 「今日は、綺麗だね」 女の子の側からしてみれば、「それじゃ普段は不細工って事!?」という解釈となる――うーん、そうなるわな。その発言の主は、どう考えても「普段が悪い」と思っていたわけじゃないと推察できますが、おそらくは、 「あの子かわいいな。綺麗だな。日を改めて来て、今日見たらいつにも増して綺麗だな。あ、あの子が近づいてきたぞ。やあ、こんばんは。今日はいつもよりもっと綺麗だね。」 てな具合で、上記の太字の部分しか口述しなかったんではないかと。 だったら、会うごとに「綺麗だね」を連発すればいいかと問えばそうでもなく、相手から変人だと思われても、「綺麗」という言葉の魔力を絶やさないくらいの強気さ(あとルックス)でもないと、そんな態度に出ることもできないだろう。 そもそもが「綺麗」ってのが曖昧すぎる単語であって、相手の身体の各部を褒めるのとちがい、容姿をほめているつもりが単なる無難な言葉で締めくくってしまっているような危険性があると思うのですよ。「眼が綺麗」と言えば「あたしもそう思う」「え〜、そんなことない」「他にもっと綺麗なところがある」と話の展開が広がっていけるのに「綺麗だね」ひとつだと、無難にまとめているつもりで投げやりな曖昧さが残ってしまうような。 てなわけで私の見解をまとめてみました。(関係者の方でここを見ている人はいるのでしょうか……) ▼とはいえ、私の場合は「綺麗」じゃなくて「かわいい」を連発します。私の場合にしても、心から「かわいい」と思ったときにしか発言しないのですが、相手の返答は以下の通り。とほほ。 「そんなこと言っても何も出ませんよ」 「酔った?」 「悪いものでも食べたんですか(←このお店でしか食べてませんが)」 「………………ばか」 |
2月19日(月)晴れ |
▼症状が花粉症に近い、と脅かされる。確かに鼻が乾くわ眼がかゆくなるわで。 ▼大久秀憲「ロマンティック」 大学時代の同級生だった北村。彼が教師として赴任している仙台の田舎の小学校。北村は、担当する野球チームの団員である安芸君の姉、瑞穂にいたずらを仕掛けた中学生を殴って現在のところ謹慎中――代わりにと、「僕」が呼び出された。 この瑞穂をめぐって「僕」と北村とのはかなくも美しい夏が展開される。文中には瑞穂とその弟の「安芸君」の、思春期の身体つきの生々しい描写が頻出する。それでも生々しさのみで終わらないところが作者の技量であろうと思えるし、「郷愁」をひとつひとつ虫ピンで留めて貼りつけた標本のような空間は、夏を舞台にしているのに暑苦しさを感じさせない。ついでに言ってしまうと、野球を扱っているわりに汗の臭いがまったくしないのもどうかとは思うんだが。(でもこれはこれで瑕疵と言うほどのものじゃないか) 瑞穂の年齢を書き忘れた。ここでは「14歳」としてある。舞台設定だけを詳細に書くと、単なるロリコン趣味的な話ではないか、と書評する側を困らせる。作者はそれを知ってか知らずか「ロリコン」という言葉も登場人物に言わせているし……。ミニモニにおける「ロリコン」というトレンドを先取りしたのか。(ちがう) |
2月20日(火)晴れ |
▼健康診断の日である。毎年この時期にやっていて、しかもこのサイトの日記も4周年に突入となれば、当然、去年の今ごろはどういう結果が出ていたかなんてことも書いてあったりする、ここに。 今年は社屋の移転により、担当する診療所も変わることになった。歩いて10分ぐらいの場所。問診票を渡すといきなり採血からと来たもんだ。今度の看護婦さんは手際よかった。 眼科検診はスライドを映す機械に両眼をあててはかる。 診断結果は右が1.0、左が0.5――て。(このときは右0.8/左0.6)なぜに右目の視力が上がるかねえ。俺の眼は右だけで持っているですか。がちゃ目街道一直線。 ▼会社を出てから新宿へ。(5)「右目は女の子の生足ばかり追いかけてるから逆に視力が回復した」とネタにする。オヤジ街道一直線。 |