■◇■ ある理不尽の肖像 ■■■■

 --- すべてのカナコファンに捧ぐ ---

▽ AB 型に関する考察 :事件簿 FILE-F を一部改訂 (2000/06/23)

 いやはや「こんなコト書いてたのかおれわ」的なモノ。おもいっきり恥ずかしいヤツです、私。てゆうか、自分が書いたモノを後から読み直すコトなんてほとんどしないので、こうして改めて読むと、なんだか恥ずかしくて全部ファイル消し去ってやろうかという気持ちで胸がいっぱいになります。
 てなわけで、この文章の中にはカナちゃんの名前は一切出てきていませんが、密かにここに出ているお姉さまこそが、カナちゃんそのヒトなのであります。

 なお、読んでいただければおわかりになるかと思いますが、はっきり言って面白くないです。書いた私が言うんだから間違いなし。←そんなモノをリメイクしてどーする!?

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 どうも AB 型のひとは変人扱いされがちなんです。もちろん私も AB 型ですが(なにがもちろんなんだか)私は変じゃありません。ただ、天の邪鬼なだけなんです。私みたいに通常の思考回路からすっとんだところでモノを考えるような人間にとって現代はあまり住み良いところとは言えません。
 両親に「あんたは扱いづらい。」と評価されるように誰からの干渉も受けずに育った幼少の田舎風景に比べて現代はごみごみとした世界です。

 さて、私は常々ある人間の論理及び主義はすべて矛盾かエゴに帰結すると思っています。つまりどんな考え方もどんな行動もすべてエゴか矛盾で処理できるということです。
 ぶっちゃけた話人間なんてみんな自分が一番かわいくて、おまけに自分が世の中で一番すぐれている存在だと思う生き物なわけで、何をするにも自分の内なるエゴイズムを元に行動するんです。

 で、その手の話をすると決まって変人呼ばわりされるかもしくは、宗教かなんかと勘違いされて敬遠されるかどっちかなんですが(おいおい。)何が言いたいかというと、わかった風な口きいて俺様に説教たれるんじゃない。って事を言いたいんです。
 誰かが何かを考えた時にそれを肯定するひともいれば否定する人もいます。ある論理に惑わされて、自分が正しいと思いこむことこそおろかなことでもっと広い目で見て全体を見回して判断しないとそれこそエゴで終わってしまうぞ。と、そういいたいんです。

 と、いうのも先日こんなことがあったからです。

 ピンク色の長髪をした男の子がいました。ほんとに真ピンクです。背中くらいまでの髪の毛です。それで根元だけちょびっとだけ黒いの。それを見て私は思わず「ああ。かっこわりー。」といってしまったんです。確かにちょっと軽率だったとは思います。(ていうか自然に出ちゃったんだよね。)これを聞いた職場のお姉さまが「他人の価値観も認めてあげなきゃだめです。」なんてことを私に言いました。

 確かにそれだけ聞くと彼女の言ってることはすごく正しそうです。でもよく考えてください。他人の価値観を認めるっていったいどういうことでしょう。ピンクの髪の毛を見て「かっこわるい。」と思っても「かっこいいね。似合うよ。」といってあげることでしょうか?何も本人を目の前にして「きみ、かっこわるいからやめたほうがいいよ。」っていったわけじゃないんです。強制的にピンクを黒に染めようとも思わないし、無理に止めさせようとも思いません。個人の勝手なんですから。
 つまり、ピンクの髪の毛をかっこいいと思ってやっている人の価値観とピンクの髪の毛をカッコ悪いと思う私の価値観は相容れないものなわけですから、本当に他人の価値観を認めるというのであれば同時に2つの価値観、すなわちかっこいいと思う価値観とかっこわるいと思う価値観両方を認めなければいけないわけです。

 言ってみれば、ピンクの髪の毛を肯定するのは同時に私のピンクの髪の毛を否定する考え(価値観)を認めていないことになります。そこんとこどうなんだよ。といえば、きっとそこで「それは屁理屈。」といわれると思うのでやめときましたが、私はそれを屁理屈と思いません。私の考えを屁理屈というのならば逆に彼女の考えも屁理屈なわけです。
 結局彼女の考えは「そういうもっともらしい考えを持っていて私は他人の価値観を認めてあげる用意があるわ。」という自己満足にすぎません。それ以上でも以下でもないんです。(それが悪いとは思いませんが)だから私はそういう時はもう黙る以外に方法がなくなります。屁理屈だといわれればそれまでなんです。

 というわけでこーんな考え方をしてしまう私は AB 型ですが変なひとではありません。ほんとです。ただ天の邪鬼なだけなんです。ひとから言われた理屈をそのまま何も考えずに受け入れるのが嫌いなだけなんです。そこにあくまで自分の論理をはさんで納得したいだけなんです。やっぱり変かな・・・。

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