▽ 雑 文 

#001 ヤンキー。 1998/9/9(2001/8/13改訂)

 我輩は、地元民とつるむのが嫌いである。なぜなら地元民はやたら視野がせまいからだ。小学校、中学校の連れ連中をみわたすとひじょーーーーにおばかが多い。これは、実に顕著である。なにしろヤンキーばっかりなのだから。
 人間24にもなると、ヤンキーやってる人間はそうそういない。だが、地元に帰るとなぜかヤンキーが多い。田舎だからといえばそのまんまだが、それにしても多い。時々、30近くなって万引きしてつかまるおばかがいるが、まさにその世界だ。
「400円のマンガの本くらい買えよ!」と我輩は思うのだが、どうもそういうレベルの問題ではなく、もっと高度な問題があるようだ。だからこそおばかなのだろうと思うのだが、我が輩にはそのへんの思考がちっともわからない。
 奴らは学校の勉強もできない(それが悪いとは少しも思わないが)うえに、世間の常識もわからない。だから喫茶店なんかでコップがちょびっと(ほんとにちょびっと。)汚れてると、平気で「店長呼べ!」などと口走る。聞いていると腹がたってくる。「金いらねーから帰れ!」なんて店長でもないのに言いたくなる。じつに不愉快だ。
 もちろん夜になると暴走族がはしる。がんがんはしる。しかし”がんがん”と言っても田舎のことだからせいぜい4,5台にしかならない。かなりわらえる。(ちなみに我が輩の目撃では最小はひとりだった)暴走してもいいけど信号くらい守れよ、と思う。(守ったら暴走にならないか。)まぁ高校生くらいのヤンキーがそーゆーのにあこがれる気持ちもわからなくもないが24にもなってそんなことしてる奴の気が知れない。だいいち、どうやって生計をたてているのか気になってしょうがない。昼頃起きて、パチンコに行き、そして夜は暴走するのだからどう考えても働く暇はなさそうだ。ひょっとしてヤンキーは皆パチプロなのだろうか。
 しかし、それにも増して気になっているのは結婚のことだ。ヤンキーはおばかだからすぐ子どもをつくる。もちろん結婚前だ。いきおいでえっちして、いきおいで赤ちゃんができる。もちろん困る。ここで選択できるのは次のうちのどちらかである。すなわち、

 1.シカトして逃げる。
 2.責任とって結婚する。のどちらかだ。

 彼らには1.を選択するほどの勇気はもちろんない。て、ゆうか選択するやつは悪魔だ。で、しかたないから2.を選ぶ。アトから後悔することほぼ間違いナシだが、これも仕方がない。やんどころなき事情だ。しかし結婚するのには多大な費用がかかる。もちろん相手先の親にも挨拶に行かねばならない。ここで問題なのが、結婚式だ。ヤンキーとはいえ結婚式をあげてるやつのが多い。我が輩が思うにヤンキーはヤンキーだから日ごろから自分の親のことを「ばばぁ」だの「じじぃ」だのと呼んでは殴るけるの暴行を加えたりすることもあるだろうし、「おれは、一人で生きる。」だのなんだのとガキじみた思想をもっているのでもちろん赤ちゃんができちゃったくらいで親の助けを借りるなんてもってのほかのはずだ。なのに、どこから結婚式の資金がでてくるのか?これが我輩のもつ最大の疑問だ。じつに不可解だ。まさかとは思うが、「お母さん。いままでごめんよ。だから今回だけはたすけてよ。」とかなんとか言ってるのだろうか。だとしたら実に笑える。て、ゆうか金を出す親も親である。そりゃないって。かっこよく生きたいんなら、くずした積み木を元に戻すようなことやめろよー、と思う。
 と、いうわけで我輩はヤンキーの多い地元民とつるむのが嫌いである。わはは。

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