思っていたよりも順調に使えていたADSL。世間ではバクチとまで言われている程に工事をしてみないと判らないと、ある意味不評なシステムです。しかし順調だった私もついに・・・
 工事終了直後にモデムのリンク速度をチェックしたら8メガ台、24メガ契約で8メガはどうかとは思いますが、ISDNとの併設を考えれば上等でしょう。
その後、特定の曜日と時間に再接続を行うと10メガ台まで上がることが判りました。その原因は地元民放AM局の干渉。深夜に保守のため停波するとスピードが2メガ近く上がるわけです。もちろん電波の発射を開始すればリンク切れを起こし8メガ台に戻ってしまうのですが、数時間だけ楽しめる高速な環境は意外と楽しいものです。
別ページ(環境)に掲載してあるビットマップを見てもらえればわかると思いますが、1カ所だけ極端に落ち込んでいる所が放送干渉の場所です。

 まぁ、スピードはともかくリンクが切れなければ問題は無いわけですが、工事から2週間後に最初の事件が起こりました。
なんと突然のリンクダウン。そしてその後は断続してリンクダウンが繰り返されます。リンク確立まで5分程度、通信可能な時間が1分以内、そして再びリンクダウンの繰り返し。メールの送受信すらやっとと言う状態が発生し一向に改善されません。
仕方なく翌営業日にサポートへ電話を入れる。良くある話ですが、その時になると現象が収まるんですよね、今回もそのパターンです。
NTT側でチェックしても問題は見つからず、とりあえず来てもらうことに。結局は来てもらった結果は問題なし。
考えられる事として局内収容モデムが不良の可能性を考え別収容へ変更となりました。

 さて、改善されたのでしょうか。何とその後のリンク速度は9メガ台へ上がりました。こんな事でもスピードって変化するんですね。
しばらく様子を見ることになり使っていましたが、再び快適な環境が訪れました。
某所からの話では、局内収容モデムの不良は結構あるとのこと。場合によってはラックごと不良や不都合があることも珍しくないらしいです。皆さんの所でもスピードが思った程上がらない原因が、こんな事も影響しているのかも知れませんよ。

 リンク切れも無くなったし、スピードも以前より速くなったし。本当に順調、と思っていたら、そんな簡単には終わりませんでした。実はこれが後になって「魔の2週間周期トラブル」の始まりに過ぎなかったのです。
ちょっと大げさですが、結局は2週間ごとにリンクダウンが起こってNTTが来る羽目になるわけです。今回はその1回目。
残りの2回は何だったのか、第4回へ続きます。
ADSL導入記 第3回
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