第34話(03.06.28)
BBSでも登場していただいている、後藤さんの依頼で、お持ちのDX9−DXのモデファイを依頼されました。
モデファイの様子と、インプレッションを紹介します。
届いたばかりのTS9-DXです。チェックは
ギター:ストラトとES335
アンプ:ピーターソンとデラリバ
で行いました。感想は、、私が自分でTS-9をモデファイしたときと同じ感想をもってしまいました。
音抜けは悪いし、かといってトーンを高音側に振ってもキンキンするだけだし、、腰はない、、
やっぱりこんなものなんだ、、と言う感想、、
今回はDXと言うことで初めてのモデファイでしたが、とにもかくにもばらすことからはじめます。
左はそのままの状態で撮りました。DXって複雑なんですよ、、ポッドが多いですから、、、
それで今回用意したのがWE(ウエスターンエレクトリック)の1940年台のAWG22単線です。
これも、経年変化でかなり堅くなっています。良い音がしそうです。
アンプなんかよりもちょっと細めの線を使用します。(エフェクターの中で線がへし曲げられているので、あまり太い線を
使うと折れてしまったりしますから、、)
何とか全部交換したところです。後は忘れてならないのがジャック部です。ジャック部も同じ線材に変えます。
右は心臓部であるオペアンプを交換したところです。元々はTI7883の艶無しがついていました。これを手持ちのJRC4558
艶あり4桁シリアルの物に交換します。それで組み込み、試演開始!
ああ、シールドはちなみにGEORGE L’Sを愛用しています。細くてとりまわしが楽なのと、音やせが無いのが気に入っています。
私のインプレ
これはよいっすよ!
まずはほとんどゲイン0でクリーンとクランチの間の音、ストラトもES335もいけています。
クランチ、最大ゲインと歪ませてエフェクトON/OFFしてもギターの生音が生かされていて、おいしい中域が芯を持って出てきます。
このモードスイッチ!+というレンジが気に入りました。中域がさらにブーストされるような感じです。
自分で言うのも何だけど、いつまでも弾いていたくなる音Www
大成功です。あとは、きれいに拭き拭き、、
これで、後藤さんに発送!気に入ってもらえると良いなあ。大事にされるんだよWww
後藤さんのコメント(BBSより)
モディファイTS-9DX良いですぅ〜!まさに名実共にネオチューブスクリーマーに生まれ変わりました。自然なトーン、マイルドな歪み、
そして何より音の抜けの良さ!期待通りです。モード切り替えスイッチも有効ですね。特に今デラリバ使っているのでマスターボリューム
がありません。音量下げて使ってもナチュラルオーバードライブが得られます。またブースターとして使っても優秀!ハッキリ言って
別物です。ありがとうございます。皆さんもいかが?使い道は豊富ですよ。
その後、詳細インプレッションが届きました。(ありがたやぁ〜)
赤木さん、モディファイありがとうございます。実際に手元に届いた現物を色々試させて頂きました。
以前のTS-9DXは音がモコモコで全く使い物になりませんでした。しかし新生TS-は見事に更正しました(涙)ホントに音が抜ける。
歪みを上げても自然なんですね。と、ここまでは以前田中さんのモディファイ物を弾いていたので期待通りでもう驚きはしませんでした。
しかしながら私のはDXでモード切り替え付き。これがまた使えるんです。
私は先日デラリバを購入しました。今後末永くメインアンプとして使っていくつもりです。ナチュラルな歪みが本当に気持良いアンプです。
しかしながら私の音楽性としてはどうしてもクリーントーンが必要。デラリバ体験者はご存じかと思われますがVol3手前から歪み始めます。
ここでTSの出番!アンプはその時の演奏の最小歪みに合わせます。そして繋ぐTSはTSモードでクランチ程度に持っていきレベルは
素音のレベルに合わせます。トーンはやや上げ気味の方が良いですね。これだけで基本的なセッティングは終了。
ここにモード切り替えツマミが加わるとブースター効果でよりFATな音、また歪みも少しずつプラスされていきます。このプラスアルファの
音実にナチュラルなんですね。特にフェンダーアンプには合うと思います(他試してないけど)今まで歪み物には違和感感じていたけど
これはほとんど解消されている。アンプのセッティングをクリーンに合わせた上での試奏なので、ここから発展した使い道はきっと想像される
のに容易いことでしょう。楽器と一緒で良いアンプを使えばそれなりの良い結果をもたらしてくれるでしょう。
楽器やアンプを相互に活かしてくれるエフェクターってそう無いと思いませんか?私のTS改造記録も田中さん編の続編として是非アップしてください。