第93話(2011/10/29)
Fender ConcertのOverDriveSpecial化
以前、Marshall風味のOverDriveSpecial作成でお世話になった方から、更に80年代のFenderConcertをOverDriveSpecail+Fenderチャンネルの2ch仕様にリビルドして!というご依頼を頂きました。ありがとうございます。 m(_ _)m
作業進捗はBlogにアップしておりましたので、ご興味があれば、こちらをどうぞ!
Before → After
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早速届きましたので、バラして色々と確認しましょう。10インチ×2のコンボなのですが、結構大きいですね。
音は出ない状態なので、元の音は確認しておりません。(^^;)
ポールリベラ期のもので、青いフィルムコンデンサが印象的です。この頃の中身って、どうしてこうもグチャグチャ・・・失礼!
うちの工房には、このサイズのアンプスタンドがありませんので、まずは、スタンドを作成するところからはじめます。
内部の検討と設計を行ってます。
回路規模が大きいので結構大変です。目処がついてきたら、中身を綺麗にお掃除です。
もう後戻りはできません(´Д`;)
この頃の部品はとてつもなく新規部品というか、オリジナルな部品が使われています。
部品の流用とか、回路の流用とか、考えていなかったのでしょうね。
さて、綺麗になった中身に検討した回路をプリントアウトして、位置等を確認します。
ベーク板に回路を貼って、作成していきます。
もともとリレーなどは無いので、丁度良い電圧が供給されていませんので、トランスを増設しました。
パネルの作成も始めます。
パネルの位置と元の位置が狂っていると部品が取り付きませんので、何度も図面を修正しながら新たなパネルを作成していきます。
ブログにも書いてますが、この辺はとてつもなく苦労してしまいました。
ようやくアルミ板の切り出しが終了して、シルク印刷まで施しました。
このアンプの名前ですが、「OverDrunkSpecial」なんです。(*゚Д゚)
基板も平行して作成しましたので、取り付けを行いました。
回路規模がとても大きいので、配線もかなり時間がかかりました。
ようやく電源が入って、バイアス調整を行って、信号の確認を行っているところです。