ヒメリュウキンカの育て方

下記の内容は関東地方南部での経験によるもので、生育時期や作業の適期などはその地方の気候によって変わることもあると思います。

鉢の置き場所(育てる場所)

葉が出始めた冬から葉が枯れる初夏までの間は、日当たりの良い場所で育てます。
葉が枯れてから秋までは、日陰の方が土が乾きにくく、水切れで枯らしてしまう失敗が少ないです。

鉢の種類と大きさ

鉢の大きさは1株ならば3号(直径約9cm)程度、5株程度ならば5〜6号(直径約15〜18cm)程度の鉢が良いようです。
大量に増えた場合は、プランターなどに植えると開花時期には多くの花が咲いてとても見事になります。

鉢の材質は特に選ばず好みのもので良いのですが、どちらかと言えば乾燥に弱いので、乾きやすい素焼き鉢よりもプラ鉢や駄温鉢の方が育てやすいです。
見た目はよくありませんが、ビニールポットでも栽培可能です。

用土

草花用の培養土でも育てることができます。
自分で混合する場合は赤玉土と鹿沼土を等量に混合したものなどが良いようです。

肥料

元肥用の化成肥料を、他の草花に施す標準的な量と同じか、やや少ない程度、根茎に直接触れないよう鉢の底に近い位置に入れておきます。

葉が出ている時期に追肥として標準的な濃度に薄めた液体肥料を1〜2週間に1回程度の間隔で施すと、根茎がさらによく増えるようになります。

水やり

葉が出ている生育期には、比較的水を好むようですので、土を乾燥させないように、鉢の土の表面が乾いて見えたら鉢底の穴から水が出るくらいにたっぷりと水やりをします。

葉が枯れてきてから夏〜初秋の休眠状態の期間は控えめにしますが、完全に乾くと枯死してしまうので、鉢の土の表面が乾いて見えてから2日くらい後に水やりをします。

植え替え

葉が枯れている夏から初秋の間に植え替えます。

品種によって違いがあるものの、概ね生育旺盛でとても良く増殖するため、できれば毎年植え替えますが、一年おきでも大丈夫な場合が多いです。

小さな根茎が土の中に混ざってしまいやすいので、品種が混ざってしまうことを避けるためには、別品種を育てていた用土を再利用しない方が良いと思います。

植え替えについてのページはこちらです。

ヒメリュウキンカの育て方/植え替え/花の画像(庭の花のアルバム2017年)

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