関東大地震
7月23日 マグニチュード(M)6.0の地震が千葉県北西部で発生して以来、関東大地震が近いうちに起こるのではと心配する人が多い。そこで、南関東の過去の被害地震を調べてみる。
下図は南関東(千葉県、東京都、埼玉県、茨城県南部、神奈川県、山梨県東部、伊豆半島北部)の1600年以降の地震活動についてのM-T図である。

このMーTグラフから、次のようなことが読み取れる。
@マグニチュード8クラスの元禄関東大地震(1703年 M7.9〜8.2)と大正関東大地震(1923年 M7.9)の間隔は約200年である。(赤丸)
A東南海地震や南海地震のような周期性とは違うようである。これはユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートの3つが重なる複雑な地質構造のためと思われる。
B元禄関東大地震、大正関東大地震とも大地震の前は中規模地震が次第に増加し、大地震後は静かになる。
C大正関東大地震から82年経っているので、南関東地方の地震活動は活発化し、M6〜7クラスの中規模地震は増加するのではないか。
今回の千葉県北西部の地震は フィリピン海プレートと太平洋プレートの境界付近で発生し、震源の深さが73Kmと深かった。
下図は大正関東大地震の震源断層面(赤枠)である。断面図から分かるようにユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界で発生し、震源の深さが浅く、小田原や湘南地方は震度7に達した。関東大地震の14万人の死者・行方不明者は主に東京の地震に伴う火災によるものであった。

結論として、次の関東大地震が起こるまでは、まだ期間があるようにも思われるが分からない。しかし活動期に入り、M6〜7の中規模の地震は多くなるだろう。
三宅島の噴火によるマグマの北西方向への貫入によって、北東方向へ力が加わり、南関東地方は北東へ数cm変位したようである。これは関東大地震を早めることになったかも知れない。
2012年3月11日の東日本大震災は次の関東大震災を早めることになった可能性が大である。
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