長野北部地震 糸魚川ー静岡構造線の一部が動いた

  2014年11月22日、長野県北部に震源の深さ5Kmから10Km、マグニチュード(M)6.7、最大震度6弱の地震が発生した。この地震で41人の重軽傷者があり、34棟の住宅が全壊した。
 
 日本列島を地質構造から東北日本と西南日本に分けるフォッサマグナの西縁である糸魚川ー静岡構造線と西南日本を内帯と外帯に分ける中央構造線は本州の最大級の活断層として知られている。
 糸魚川ー静岡構造線は北の方から南へ、神城断層⇒松本盆地東縁断層⇒牛伏寺断層⇒・・釜無川断層群・・・・富士川断層帯と連なっている。
 また糸魚川ー静岡構造線は北米プレートとユーラシアプレートとの境界とも考えられている。
 糸魚川ー静岡構造線の静岡側はフィリピン海プレートとも接し、多くの断層があって複雑である。富士川断層帯はダイナマイトや大型バイブロ車で人工的な振動をおこし、「高分解能三次元反射法地震探査」で地質構造を調査している。(狩野 2012)
糸魚川ー静岡構造線全体が活動すると、M 8クラスの巨大地震が発生すると考えられている。

 22日の長野北部地震は糸魚川ー静岡構造線の一部、神城断層が動いたようである。


糸魚川ー静岡構造線 
 

参考文献等
  日本の活断層 活断層研究会 編   東京大学出版会 1980
  富士川河口断層帯の地下構造を探る。 狩野健一 静岡大学 2014 講演

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