2016年9月
箱根火山の西麓には、軽石流堆積物(P)が分布し、その平坦面に初音が原遺跡などが分布する。竹倉は、夏目木川が軽石流堆積物を浸食し、下位の古期外輪山溶岩類(OS)の安山岩が露出し、柱状節理が見られる。
多くの柱状節理は柱の直径が20cm〜50cmだが、竹倉の柱状節理は柱の直径が2m〜3mある。このような大きな柱状節理は珍しく、他では見たことがない。
また、この柱状節理の割れ目から湧水がある。(箱根山系の湧水群)
久野1950を簡単化、(「箱根火山」日本火山学会編より) L:瑚成層、CC:中央火口丘噴出物、P:軽石流堆積物, YS:新期外輪山溶岩、OS:側火山および古期外輪山溶岩類、 YV:湯河原火山噴出物、B:天昭山玄武岩類、A:須雲川安山岩 T:早川凝灰角礫岩、M:湯ヶ島層群 |
安山岩の柱状節理 2016年7月7日 スケールは1m |
安山岩の柱状節理 2016年7月7日 |
2016年7月7日 安山岩の柱状節理 |