自称クリエイターの誕生

ルチメディア業界にいついて云々言う前に、どんな者がこの文を書いているのか言いますね。

お決まりの自己紹介。
前の職業は、大手プラント会社に勤めていました。仕事内容は主に2つで、図面や書類を作成したり、プラント建設現場へ行ったりしていました。
いわゆる世間一般的に言われる、3Kの世界で、マルチメディアとは縁遠い世界にいました。
(「プラント現場こそ、男の仕事だぜー!!」と一人で騒いでいた時代です。(^_^;))

ころがWindows95ブームの時に、会社で
これからはイントラネットの時代だ。
我が社も社内LANを完備して、情報化の波に乗り遅れないようにする。

と、意気込んでいました。
そのため、社員一人に1台パソコンをあてがってくれまして、WORD、EXCEL、ロータスノーツ等ビジネスソフトの社内教育を行ってくれました。(有り難いことで。感謝。感謝。)

しかし、仕事だけのために、こ難しいパソコンをマスターしようとは誰も思いません。
インターネットでエロ画像を見たり、子供の運動会や結婚式の写真をパソコンで編集したり、メールを楽しんだり、年賀状や、ゲームをしようとしたりするのが人情です。
私もその中の一人でした。
もともと、コンピューターが好きだったため、のめり込むのも早く、会社でやっているだけではもの足りず、ボーナスをはたいて、パソコンを買ったのもこの時です。
(この当時は、まだマシンの価格が高かったー。(>_<))

パソコンを購入した当時は、ゲームばかりしていましたが、そのうちパソコンで絵を描いて、プリンターで出力したり、ホームページを作りたくなったりして、周辺機器も増えはじめました。とは言っても、プリンターと、8000円で買った、デジタルカメラ、MOドライブだけですが。
ここまでくれば、マルチメディア業界に入りたいという気持ちも芽生えてきて、必然に、会社を辞めてマルチメディア業界へ入ってしまうのも時間の問題です。

て、マルチメディア業界へ働きたいと思っても、今まで全く違う業界にいたため、どういった職種があるのか、皆目検討もつきません。
雑誌で読んだ、WEBデザイナーや3DCGデザイナー、DIRECTOR使いが良いらしいということは分かっていましたが、
モデリングって、何?
という状態でしたから
「こりゃー、スクールへ入学して勉強しなくてはいけないな。」
と思い、XXXというマルチメディアスクールへ説明を受けに行きました。

4年ぶりの学校と名がつく場所です。
新鮮ですねー。
しかも皆若い。(私がオジンさんなだけか。ハーァ。)

学校入学の説明をうけてから1時間後...。
小脇にどっちゃり資料を抱えた私一人。
気分だけは、すっかりデジタルクリエイターの出来上がりです。(チン!)

学校説明をうけてから1週間後...。
スクールで、「XXXの入学申込み書」を記入したいる私。(カモさん参りやした!!チン!チン!)

その後、無知とは恐いもので、5〜6部の雑誌を見ただけで、すっかりデジタルクリエイターに慣れると早合点し、早々に会社を辞めてしまいました。
会社を辞めた当初はすっかり、デジタルクリエイターまがいのできあがりです。(おバカさん、出来上りました。チン!チン!チン!)

クールでは何を血迷ったか、Macintoshの一般コースの他に、3DCGコース、海外体験入学コースまで申込んでしまいました。(貯蓄、退職金、全部つぎ込んだもんね。クソ。)

授業では、朝一番、いや朝二番くらいに行き、先頭の席を陣取っていました。
また毎日、フリーでマシンが使える時間に行き、ひたすら、Photoshopのフィルターをかけて絵を作っていました。
人は何と言うか分かりませんが、いわゆる、才能は無いのに、真面目で努力家の生徒だったと思います。(あるのは、やる気だけでしたね。)
オレって天才かも」。と、思っていたのも丁度このごろです。
今考えてみれば、Photoshopが勝手に絵を作ってくれていただけなのですが...。

しかーし、思い込みとは凄いもので、制作した作品が入賞したりもしました。(少し自慢。エヘ。)

@ ポストペットお部屋デザインコンテスト デジタル部門 グランプリ受賞
A 学生キャラコンテスト デジタル部門 入選
B 月刊誌 MdN 読者のデジタル作品館 掲載
C スクールの優秀賞の選考に選ばれた

今でも思いますが、この時のパワーは凄いものがあったと、思います。
人間の思い込みとは、すごいと思います。
思い込みとは、根拠が全く無く、ただ思い込んでいるだけですから、こんなにパワーがあったのですね。
逆に思い込んでいる人にはかなわないですね。(昔の私ですか。(^_^;))
思い込み、いや、やる気は大事ですね。

まあ、ともかく無事にスクールを卒業することができました。(\(~o~)/)
しかし、ここから先に、落とし穴が待ち受けていたのです。

次回は「就職活動の落し穴」!です。