Party 1

第1話 暗闇は忘却の彼方



 誘拐犯を追え!


GM「さて、始めましょうか。舞台は『賢者の国』オランです。」

レヴィ「危険判定します。(ころころ)10」 

GM「何故いきなり?」 

ミル「外から槍が!(笑)」 

リン「ひょいっとかわす(笑)」 

GM「やめやめ。じゃ、改めて。・・・君たちは今、『麗しの我が家』亭にいる。 
時刻は真夜中なせいか君たち以外はマスターの姿しか見えない」 

レヴィ「? そちらなのですか?」 

ドク「そうか、人間1人だけだからだな」 


 オランにはもう一軒『古代王国の扉』亭という冒険者の店があるが、 
そっちは人間主体。『麗し〜』亭はドワーフ、エルフ、グラスランナー等、人外主体だ。 


GM「とりあえずそこにいる理由でも考えてくれ」 

レヴィ「マスターがいることだし、見聞を広めてます。でもってカウンターで『ミルク』(笑)」 

GM「マスターが『いいのかい、お嬢ちゃん(笑)』・・・ってお嬢ちゃんじゃないか(笑)」 

ミル「私は仕事が終わったあとなんで、かるく酒飲んでます」 

レヴィ「ミルク?」 

ミル「違うよ」 

リン「うちは席を立ってミルさんに話しかけるところや。ちょっと、そこのシーフさん」 

ミル「え? 私?」 

リン「そうや。頼みがあるんやけど・・・、隣ええか?」 

ミル「うん。ま、どーぞどーぞ」 

リン「すまんなぁ。・・・うち、旅してるんやけど、これからいろんな 
ダンジョンとかも行くことあるかもしれんやろ? せやからシーフ探してたんやけど」 

ミル「なるほど。それでわたしのとこに来たってわけだね。 
うーん、盗賊ギルドの方もあるからなぁ。ちょっと即答はできないなぁ」 

ドク「そこで俺の番。よーよー、ねーちゃん達ぃ、何話てんだぁ? 
 俺もまぜろや、へっへっへっへっへ」 

GM「ぐはぁ(笑)。そういうキャラクターかい」 

レヴィ「ミルク飲みながらそちらの方にウィンドボイス(笑)」 

GM「一応屋内なんだが。ま、いいか。・・・そんなことを 
しているうちに、外からどたどたどた〜と音がするね」 

一同『ふむふむふむ』 

GM「ばん! と店の扉が開きぼろぼろの男が入ってきて『誰か手を貸してくれ!』」 

レヴィ「はい、よいしょと起きあがらせましょう(笑)」 

GM「『違う! 今そこで女性がさらわれたんだ!』」 

レヴィ「皿が割れる?(笑)」 

GM「寒いぞそれは」 

ドク「どんな格好の奴だ?」 

GM「『黒づくめでよくわからなかったが、港の方に走っていった! 
女を連れているから早くは走れないはずだ。頼む!』」 

レヴィ「ふむ、私は個人的に追いかけます。 
マスター、ミルクの代金はここに。ちゃりん、と1ガメル」 

ドク「せこいぞ(笑)」 

GM「まぁそんなもんじゃない?」 

リン「ミルさん、どうします?」 

ミル「追いかけるしかないでしょ。こんなところで好き勝手やられたんじゃ、 
ギルドの面子丸つぶれからね」 

ドク「うおお! 俺の中のはじけた好奇心が燃え上がる」 

レヴィ「因みに私が一番早いはずですよ。全力移動で70メートル」 

 
 ドワーフ、その足が故に 

  
GM「みんな行くんだね。港に行く道は大別して3つある。南回り、 
東回りの路地、それと裏通り。どれを行く?」 

レヴィ「じゃ、私は東から」 

リン「えーと、じゃ、うちらは南から」 

ミル「一緒に行こうか」 

ドク「そうすると俺は裏通りって事か?」 

GM「ちょうど3つに分かれたか」 

レヴィ「ずいぶんと細分化されましたね」 

ドク「なあに、行き着く先は同じさ」 

GM「ふむ。各自が追っているわけだね。そうすると・・・この中ではドクか」 

ドク「おおっ!」 

GM「(げげっ。ドクの敏捷度10? 全力ダッシュでも30メートルだと?  
ちっ、ドワーフを甘く見ていた)だかだか走っていって・・・誰も見あたらない(笑)」 

ドク「うがあああ! 畜生、まだまだ若くねぇぜ(笑)」 

リン「そらそうや。ドワーフやからな」 

レヴィ「53才とはいえ、ね」 

GM「ではドクを除く3人は何事もなく港の方についたか。トップはレヴィだな。」 

レヴィ「当然でしょう」 

GM「遠くの方に走る人影が見える」 

レヴィ「では追ってみましょう。他に何か見えますか?人抱えてるとか、踊ってるとか(笑)」 

GM「うーん、そこまでは見えないね。と、リンとミルもその辺りについているね。ドクはまだまだ」 

ミル「リンさんは人間だから夜目はきかないけど私はインフラビジョン使えるからね」 

リン「ミルさんに引っ張ってもらおか」 

GM「リンはわからないけれど、ミルは、前方をよーく見ると走る人影が2人見える」 

ミル「あそこにいるよ! あれ、犯人が2人いる(笑)」 

レヴィ「私は実は悪人だったのか(笑)。GM、精神抵抗+4下さい。 
肌が黒くなってしまいました(笑)」 

ドク「ほう、ダークエルフか、すごいな。ってやめろよ(笑)」 

  
 因みに悪人になったからといって、肌は黒くはなりません。安心して下さい。 
  

GM「(ころころ)ふむ、そうすると君たちは人影を見失ったね」 

レヴィ「何? では・・・、センス・マジックします」 

GM「特に反応はないね」 

ミル「私たちがそろそろ追いつくんじゃない? がしっ、とレヴィをつかんで、誘拐犯はどこ? 
と聞きます」 

レヴィ「どこといわれても・・・消えちゃいました。魔法の類ではないようですが」 

リン「う〜ん・・・、どないしよか」 

レヴィ「消えた辺りに行ってみましょうか?」 

GM「そうこうすると、どたどたどた〜っと、ドクが登場する」 

ドク「やっほー」 

レヴィ「? ドワーフですね」 

ドク「(レヴィを指さし)奴が犯人だ!」 

レヴィ「ええっ」 

ミル「何を突然(笑)」 

GM「一応君たちは顔ぐらいは知っているよ。酒場にこんな人(?)いたなって」 

レヴィ「私は知らないのでは?」 

GM「仮に知らないとしてもまわりの3人は知ってるね」 

リン「そうやな。真っ先に飛び出とったからなぁ。えらい速い人やな〜思たし」 

レヴィ「即断即決ですね」 

リン「商売の基本やね(笑)」 

ドク「俺の立場は一体・・・」 

  
GM「みゅ。ではぎゃいのぎゃいの言いながら、人影の消えた辺りについたね。 
するとドクにはここが、君が勤めていた遺跡付近だということがわかる」 

ドク「ふむふむふむ。おーい、あそこには遺跡があるのだが」 

レヴィ「じゃ掘りましょうか」 

リン「なんで掘るんや?(笑)」 

レヴィ「遺跡といえば地下じゃないですか」 

ドク「別にその必要はないと思うが(笑)。まぁ俺は遺跡とは関係ないがな」 

ミル「あれ、そうなんだ」 

レヴィ「しっかり関係あるような気がするのですが」 

リン「そやな。遺跡の関係者やないんか?」 

ドク「それは、ひ・み・つ♪」 

ミル「いやああああああ!(爆)」 

リン「何者や、このドワーフ(笑)」 

ドク「狂気入ってるからな」 

レヴィ「名も無き狂気の神?」 

ドク「さて、因みにこれからどうする?」 

ミル「この辺探索した方がいいんじゃない」 

GM「遺跡は封鎖されてるよ。真夜中だしね」 

レヴィ「ほほう。我が使い魔よ、中に入ってみるのだ」 

GM「『にゃあにゃあにゃあ』」 

レヴィ「なに、嫌がっている? 反抗されましたね(笑)」 

ミル「飼い主に似た、とか」 

ドク「猫なんて飼ってたのか。名前はなんていうんだ?」 

レヴィ「グレイですよ。灰色のね」 

ドク「そういえば誰の名前も知らんな」 

リン「ああ、そうやったな・・・」 

GM「ところで、今そんな事している時なのか? TPOってもんを考えよう」 

ドク「しまった、忘れてた(笑)」 

リン「今はあの子を探さな」 

GM「じゃ、この辺を全員で探したわけだね」 
  
 
 いろいろと調べるが、捜索の甲斐なく何も発見はできなかった。 


ミル「どうやら逃げられたみたいだね」 

レヴィ「逃がした魚は大きい・・・そんなことわざがありませんか?」 

ミル「あの人影が誘拐犯かどうかもはっきりしてないしね」 

ドク「そういえば、あの叫んでた人は? 俺達に助けを求めてた奴」 

リン「うーん、怪しいとは思たんやが、何もせぇへんかったな」 

レヴィ「好奇心のせいで体が勝手に(笑)」 

ドク「しまった、一人残っておくべきだったか」 

ミル「『麗しの我が家』亭にいるんじゃない?」 

リン「ほな、戻りましょか」 

  
 親父の涙は絶え間なく 
  

GM「戻ってみると、さっきの人・・・中年の親父だね。その人が寝かされている」 

レヴィ「マスター、この人の様子はどうです?」 

GM「『うーん、随分と疲労が激しいみたいだ。とりあえず寝かしといたんだがな』」 

レヴィ「ウーンズで治るでしょうか」 

ドク「そうだな、ウーンズなら治るだろう」 

レヴィ「いややはりウーンズよりトランスファーメンタルパワーで・・・」 
 

 おそらくキュアー・ウーンズのことだろうと思ったのでつっこまなかったが、 
今ここで言わせてもらおう。おまえら、殺す気か? 
 

ドク「とりあえずキュアー・ウーンズ」 

GM「すると親父さんが目を覚ますね。『おお、君たちは確か・・・、そうだあの子はどうした!』 

レヴィ「あと一歩というところで取り逃がしてしまいました」 

ドク「ところで親父、あんた誰?」 

GM「『ああ・・・、すまない。私はギャザという』」 

レヴィ「横漏れしない?(笑)」 

GM「それが元ネタだったらすごいぞ(笑)」 

レヴィ「そういえば私たちも自己紹介がまだでしたね」 

リン「そうやな」 

  
 レヴィこの一言で自己紹介が始まる。親父、泣く。使い魔のグレイをなでたり、 
ミルクやったりで、時が流れる。親父、泣く。 

  
GM「マスターが『ところで、その人の話を聞かなくていいのか』(笑)」 

レヴィ「ああ、そうだった」 

リン「すっかり忘れてたわ」 

GM「(こ、こいつら・・・)『君たちは最近誘拐事件が起きていることを知っているか』」 

一同「知らん」 

GM「この中では、ミルとドクなら知ってるな。ここ1ヶ月の間そういう事件が起きている。 
『私の娘もつい1週間前にさらわれてしまったのだ。そこで犯人を捕まえようと毎晩探して 
いたのだが、さっき発見して・・・このざまだ。どうやら魔法を使うらしい』」 

リン(グレイ)「みゃんみゃんみゃん」 

レヴィ「ああ、ミルクがおいしい」 

ドク「おまえらなあ」 

ミル「泣くぞ、親父(笑)」 

GM「ええい、無理矢理進めてやる。『君たち、何とかこの事件を解決してくれないか。 
私の娘を助けてくれ』」 

ドク「まあ、かまわないが」 

リン「そうやな、無視はできんやろ」 

レヴィ「報酬は?」 

GM「『私の娘が無事、ということなら5000。もしも、もしも駄目だった場合は・・・ 
その時でも3000はだそう』」 

レヴィ「一人5000ですか(笑)」 

ドク「こらこらこらこらこら」 

リン「全員で5000やろ」 

レヴィ「ほほう。4人+1匹の、5当分というわけですね」 

リン「猫の分までとるんかい(笑)」 

レヴィ「いえ、うちの猫は人権、もとい猫権を主張していて(笑)」 

ミル「猫が金持ってて何に使うの?」 

レヴィ「餌とか・・・」 

ミル「ご主人は餌くれないのか(笑)」 

GM「『それで、引き受けてくれるのか?』」 

ミル「リンさん、仲間探してたからちょうどいいんじゃない?」 

リン「そうやな。それに人の命には代えられんしね」 

ドク「暇だし、金もないからな」 

レヴィ「面白そうですからね」 

ドク「それじゃ、OKだな」 

GM「ありがとう、君たち・・・。そうだ、わたしは盗賊ギルドの幹部の一人なのだが、 
こちらはこちらで探ってみる」 

レヴィ「ギルドの幹部ですか・・・、すると、娘さんも?」 

GM「『いや、あれには普通の暮らしをさせてやりたくてな・・・(遠い目)』いわゆる親馬鹿、箱入り娘ですな」 

レヴィ「本当に箱に入れてたりして」 

ドク「宅急便で送り届けるのか」 

GM「それはそれとして、『君たちは君たちで探ってくれ。明日の夕方にまたここでおちあおう。 
それと、すまないがギルドの方には私の娘がさらわれた、ということはふせておいてくれないか』」 

レヴィ「よくあるタイプですね。盗賊ギルドの幹部のくせにさぁ、娘一人守れないんだぜぇ。とか言われる」 

リン「幹部もたいへんやな(笑)。ギルドの体面も守らなあかん」 

ドク「今気がついたが、レヴィって実は悪人か?(笑)」 

ミル「もう少しで精神抵抗+1。既に腕は黒かったりして(笑)」 

レヴィ「おや、いつの間に日焼けを(笑)」 

GM「『・・・よろしく頼むぞ』」 

  
 この後ギャザさんは帰っていき、翌日、ミル・リンは町で情報収集。 
ドク・レヴィは遺跡調査に出かけたのだった。 
 

 目撃者ゲット! 

  
GM「街中に出てきたが、さてどうする?」 

ミル「よくよく考えたら情報収集なんて、盗賊ギルドに任せてあるんだから 
私たちがすることなんて特にないような・・・」 

リン「・・・そういえば、そうやな」 

ミル「まあいいや。その辺にいる人に話しかけてみよう(笑)。・・・すいませーん、 
誘拐事件のことについてお話を伺いたいんですが」 

レヴィ「『いや、知らないねぇ』(笑)」 

リン「誰か知り合いが失踪したとか」 

GM「『うーん、特にないけど』」 

レヴィ「『そういうことならあの家のげーむ・ますたーさんが知ってると思いますよ』(笑)」 

ミル「ありがとね、とニコリ」 

リン「行ってみましょか。っていいんか?(笑)」 

GM「いいわけあるかい(笑)。そうだな、2D振ってみてくれ。」 

リン「あ、低いわぁ。4」 

ミル「こっちのが高いね。9」 

GM「ふんふん。じゃ、色々と聞いたところによると、この事件は結構有名なことらしい。 
そういうことがある、ということぐらいは大抵の人は知っているようだ」 

リン「まったく、警備兵は何やっとんのや」 

ミル「そういえば、そうだね。あ、さらわれてるのは若い女性だけなの?」 

GM「いや、男女問わず、若い人がさらわれているようだ。それぐらいだね、聞けたのは」 

リン「うーん、他に情報聞けそうな場所は・・・港?」 

ミル「そっちは他が行ってるって(笑)。『古代王国の扉』亭があるよ。行ってみよう」 

GM「では場面は変わって『古代王国の扉』亭」 

ミル「はーい、マスター」 

GM「『よう、何か注文かい?』」 

リン「ちゃうちゃう、誘拐事件のことについて調べてるんやけど」 

GM「『ああ、最近のやつか。依頼でも受けたのか?』」 

リン「そうや。うちの正義の血が燃えるんや!」 

GM「『ほう、なかなか最近の奴にしちゃ見どころがあるな。最近は 
変なエルフやドワーフが増えてきて・・・。人間でも肌が黒いんじゃないか、 
と思えるような奴ばかりでな』(笑)」 

ドク「親父〜。それは言い過ぎだ〜」 

GM「『俺が若いころはもっと・・』と、マスターの昔話が始まる(笑)」 

レヴィ「スフィンクスを倒した話でしょうか。来年はドラゴンになってたりするんですね(笑)」 

GM「『そう、あのとき俺が・・・と、そうそう誘拐事件の話だったな。 
確かに最近そのテの依頼が多いな。探してくれって』」 

リン「二重で受けよか?(笑)」 

ミル「いいかもしんない(笑)」 

GM「『いや、わざわざ受けなくても、解決すればお礼としてくれるんじゃないか?』」 

ミル「芋蔓式♪」 

GM「と、話していると近くのカウンター席から声をかけられるね。 
『よう、誘拐事件調べてるんだって?』」 

リン「そうなんやけど」 

GM「『俺の友人で目撃したってのがいるけど。教えとこうか、ゼンダって奴なんだが』」 

レヴィ「・・・ゼ○ダ○ン?」 

GM「ああっ、何だっけそれ。どっかで聞いたことがあるんだが・・・、って違うわぁ!(笑)」 

  
 ともあれゼンダの家の場所を聞き出し、マスターからも一人、目撃者の情報を得る。 

  
GM「『バズってドワーフなんだが、確か最近発見された遺跡の関係者だったようだが』」 

リン「はぁ、ドワーフって遺跡で働くのが好きなんやなぁ」 

ドク「ドワーフが働くのは鉱山だ!(抗議の声)」 

リン「あはは。村育ちの田舎者やからな。よう知らんのや(笑)」 

ミル「ぱっと出でファイター5(笑)」 

GM「どういう田舎だ(笑)」 

  
 とりあえずミルリンは2人の目撃者の情報を得る事に成功。日も暮れてきたので宿に戻ることにした。 

  
 凸凹コンビ、出陣 

  

GM「さて、場面は朝の『麗しの〜』亭に戻る」 

ドク「おっ、俺達の出番だな」 

レヴィ「ところで、あなたの足が遅すぎて私、追い抜いてしまうんですけど(笑)」 

ドク「ええい、重装備だから仕方ないんだ。変なこと言ってると首はねるぞ」 

レヴィ「そうですか、それより早くライトニングが飛びますがね」 

GM「なんだか方向性がやばいな(笑)」 

レヴィ「仕方ないですね、まともにやりますか」 

ドク「まともにやってなかったんかいおのれは!」 

レヴィ「ま、それはそれこれはこれ」 

  
 などとやりつつ二人は港の遺跡に着く。この時点で既にこの二人のコンビに不安がつのる。 

  
レヴィ「当然私が先に着くんですね。で、その1分後ぐらいにドクがくる、と」 

ドク「斧が重いんじゃあぁぁぁぁ!」 

GM「こらこら(苦笑)。遺跡付近に来ると、遺跡の前にドワーフが一人いるのが見える。ドクの元同僚だね」 

ドク「おお、懐かしいな。よう兄弟、ひさしぶり」 

GM「『おお? ドクじゃねーか。どうしたんだ? ここに来て大丈夫なのか』」 

レヴィ「それほど悪人だったのですか(笑)」 

ドク「そうだったのか(笑)」 

  
 ここから世間話モード突入。なんとか隙をみて使い魔グレイを中に進入させようとするものの・・・。 

  
GM「あ、6ゾロ(笑)。『なんだぁ、この猫は?』と、捕まえられる(笑)」 

リン(グレイ)「みゃあああああ」 

レヴィ「かわいそうじゃないですか、と取り上げる」 

GM「『ま、これも仕事なもんでな』」 

  
 その後、世間話モードからこの遺跡のことについて情報を得る。 
ドクが辞めた半年前から一向に調査は進まず、何が発見されるわけでもないため、 
依然としてこの遺跡が何のために作られたものであるかわからない。 
ドクだけ(猫付き)なんとか中に入れてもらうものの、何もないことがわかっただけだった。 
  

ドク「この遺跡はなんなんじゃあああ」 

レヴィ「何にもわかりませんでしたね」 

GM「『ところでお前ら何しに来たんだ?』」 

ドク「ふっ、突然望郷の念に駆られてな・・・(笑)」 

レヴィ「そうだったんですか(笑)」 

GM「『そうか・・・、まぁたまには遊びに来いよ』」 

ドク「ああ、それじゃあな。と言いつつその場を離れる。・・・帰るか?」 

レヴィ「いやまだです。さて、人影が消えた位置というのが重要だと思うのですが、 
はっきりしないですね。・・・どうしましょう」 

ドク「どこか他に行くところは・・・街の方はまかせてあるしな」 

レヴィ「常闇通りでも行ってみますか」 

ドク「そうだな」 

  
 常闇通りとは、まぁスラム街とでも思いねぇ。ともかく物騒な場所である。 

  
GM「で、やってきました常闇通り。見るからに怪しいね」 

レヴィ「見なさいドク。これが怪しいというものです(笑)」 

ドク「言われんでもわかるわ! 畜生、50も長く生きてるからって生意気言いやがって・・・なんてね☆」 

GM「未だによくわからんぞその性格」 

レヴィ「さて、どうしましょうか」 

ドク「情報集めるんだろが。そこら辺にいる人に話しかけるか」 

GM「近くにはヒョロリとした若者(人間)が2人いるね」 

レヴィ「話を聞いてみましょう。やあ、兄弟」 

GM「『何だ、てめえら』」 

レヴィ「最近の誘拐事件の事を知ってますか? なんか知らなそうですけど」 

ドク「俺だったら殺すけどな、こんな奴ら」 

GM「『誘拐事件だあ? 何でそんな事てめえらに話さねぇといけないんだ?』『おい、こんなのにかまってないでさっさと行
こうぜ』と言って去っていこうとするけど」 

ドク「やべぇ、逃げられる」 

レヴィ「ああ、行ってしまいますね」 

GM「2人組はどこかに消えていった」 

ドク「あああ。レヴィ、お前交渉能力皆無だな」 

レヴィ「いやあ、あなたが金を渡すのを期待していたのですが(笑)」 

ドク「俺が一体いくら持ってると思ってるんだ。110ガメルだぞ(笑)」 

GM「寝泊まりしてたら2日で尽きるな(笑)。さて、これからどうする?」 

レヴィ「帰りがてら魔術師ギルドでも行ってみましょうか。遺跡の調査はあそこがやっているはずです」 

ドク「それもそうか」 

  
GM「魔術師ギルドの中にはいると受付嬢が話しかけてくる。『何のご用でしょうか』」 

ドク「おお、女だったのか」 

GM「いや、何となく(笑)」 

レヴィ「湾岸地区の遺跡の担当者はいらっしゃいますか?」 

GM「『どういったご用件でしょうか』」 

レヴィ「ソーサラー、セージを志すものとして興味がありましてね」 

ドク「おい、この場合は素直に言った方が良い気がするんだが」 

レヴィ「・・・はっ」 

GM「『・・・少々お待ち下さい。ピンポロパンポン♪ピンポロぴろぴろ・・・』」 

リン「何の音や?」 

GM「いや、なんか電話の応対って感じがして(笑)。ともかくしばらくすると受付嬢が 
帰ってきて『面会は本日は無理なんですが』」 

レヴィ「とりあえず、担当者の名前をお聞かせ下さい」 

GM「『あなた達の名前、身分、ご住まいを先に教えて下さい』」 

レヴィ「私は・・・えーと、アルベルトと申します。旅の冒険者です。『麗しの我が家』亭に宿をとっています」 

ドク「あー、同じく・・・・・・ドー・・・ナルドだ。」 

GM「『アルベルトさんにドー・ナルドさんですね。はい、わかりました。 
遺跡の担当者はエイクといいます。面会の方は・・・明日また来ていただけますか? 
その時までに連絡をつけておきます』」 

ドク「よっしゃ、アポとったぞ」 

レヴィ「あーりがーとさーん」 

ドク「誰だお前は(笑)」 

GM「それじゃ、宿に戻るかい? そろそろ日も暮れてきたよ」 

レヴィ「そうしましょうか」 

  
 やれやれ、正直に言っておけばすぐに会えたんだけどねぇ。 
そのあからさまに怪しい自己紹介はやめい。宿の名までいってるんだから調べりゃ偽名とばれるだろうに。 

  
 大和撫子七変化? 

  
GM「さて、ドクとレヴィが『麗しの〜』亭に戻ると、既にそこにはミルとリンが酒を飲んで待っている」 

リン「お先にやっとるで」 

ドク「何ぃ、酒だと? 畜生、金がない(泣)」 

レヴィ「マスター、ミルクを一杯。猫にもね」 

リン(グレイ)「みゃんみゃんみゃん」 

GM「まだギャザさんは来てないみたいだ」 

ミル「今のうちに情報交換しておこうか。てけてけてけてけ以下省略」 

レヴィ「かくかくしかじか同じく省略」 

GM「すると気付いたことが一つ。誘拐犯の目撃者、ゼンダとバズだが、 
後者をドクは知っているね。今日会った遺跡の警備員だ」 

ドク「おお、そのゼンダは我が友の名だ」 

GM「バズの方なんですけど(笑)」 

ドク「ぐはぁ」 

リン「ま、知り合いなら話は早いやろな」 

GM「そうこう話しているうちにギャザさん登場。『おお、情報を整理していたのか』」 

レヴィ「何かわかりましたか?」 

GM「『目撃者が3人わかった。ゼンダ、ワイス、エイクだ』」 

レヴィ「ほう。ワイスは知らなかったな」 

GM「『あと、決まってさらわれるのは真夜中。若い女性が若干多いようだが大差はない。 
おそらくそちらの方がやりやすいからだと推測するが』」 

リン「うーん。じゃあ、うちが武装解除して囮になろか」 

ドク「おっ、良い考えだけど」 

レヴィ「この筋肉では・・・」 

ミル「大丈夫かなあ」 

リン「背も170はあるんやけど(笑)」 

GM「ギャザさんは感激して『そうか、君が囮になってくれるのか!』と、喜びを露わにしている」 

レヴィ「それじゃ猫持たせておきましょう」 

リン「あとはダガーでも隠して」 

レヴィ「いざとなったらフォースでも連発して気絶してしまいなさい」 

ドク「無茶苦茶だぞそれは」 

ミル「第一、気絶したらやばいんじゃない?」 

リン「あら? うち精神力9しかあらへん(笑)」 

ミル「え? きゅう?(笑)」 

ドク「ひどいなそれは(笑)」 

  
 なにはともあれ、リンの装備をドクに預け、リンはワンピース(フリル付)を装着。 
胸に使い魔グレイを抱き、ベルトポーチにはミルから借りたダガー、という出で立ちになった。 
ミルはインビジビリティで姿を消しすぐそばについていく。ギャザは少し離れた位置を、 
忍び足ができないレヴィ・ドクはさらに離れた位置に配置されることになった。そして、囮作戦が発動する。 

  
GM「それじゃ、その辺を適当にぶらつくわけだね」 

リン「そや。うーん、自分で言うのも何やけどこんな大女狙われるんやろか(笑)」 

レヴィ「大丈夫。エルフはみんなそんなものです」 

ミル「そうそう。私も結構大きい方だし」 

  
 しかしその台詞通り、めぼしい場所を2,3カ所まわるが、今夜は何事も起きなかった。 

  
ドク「お肌にも悪いしもう帰ろっか☆」 

リン「そ、そうやね(汗)。夜更かしは美容の大敵や」 

ミル「その意見には異論はないんだけど・・・わからない、このドワーフだけは」 

GM「『では、また夕方におちあおう。よろしく頼む。そうだ、何か私に用があったら 
家まで来てくれ』と言って、場所を教えてくれて帰っていったね」 

レヴィ「ふむ。では今日の予定は目撃者に聞き込み、というところですか。 
私はエイクさんにあたってみましょう」 

ドク「じゃあ俺達はゼンダ、バズ、ワイスにあたるか」 

ミル「レヴィだけ単独行動だね」 

リン「え? 3・1の組み合わせなん?」 

レヴィ「そうですね。ドクには荷が重そうですし」 

  
 そもそもの失敗はレヴィなんだが。そんなつっこみはさておいて、次の日になった。 

  
 情報収集 

  
GM「では、本日の行動開始」 

レヴィ「じゃま、私から行きましょう。すいませーん、昨日エイクさんにアポをとったのですが。 
お会いできるでしょうか」 

GM「『お名前は?』」 

レヴィ「アルベルトといいます」 

GM「『アルベルトさんですね・・・、少々お待ち下さい』」 

レヴィ「うーん、このまま3時間ぐらい待たされそうですねぇ。おまけに15分ぐらいしか会えなかったり(笑)」 

GM「そんなことはないようだ。『アルベルトさん。アポを取っておきましたから、 
1週間後の今日、昼頃にいらして下さい(笑)』」 

レヴィ「この野郎」 

GM「『なにかいいましたか』」 

レヴィ「いえいえ。それでは失礼します」 

ミル「うーん、なんてあっさりと」 

ドク「めちゃめちゃ速かったな」 

レヴィ「暇つぶしに賢者の学院にでも顔出して本でも読んでますよ」 

ドク「おまえ・・そんなにいい奴(風)だったのか?(笑)」 

  
 昨日失敗してるから、まぁこんなところだろう。これでもかなりの譲歩と思いねぇ。 

 では3人組の方だが、こちらは順調に情報を得る。 

  
GM「ワイスさん『酔ってたんではっきりしないけどな、4・5日前か?  
何か肌が黒っぽい奴が人抱えて走ってたぜ』」 

ドク「まさか! 事件解決か?(笑)」 

リン「あのエルフがうちらを騙してたんやな(笑)」 

ミル「顔に白粉塗って(笑)」 

ドク「インパクトの強い結末だったなぁ」 

GM「違うって(笑)」 

  
GM「ゼンダさん『ああ、見たぜぇ。2週間ぐらい前かな? 人抱えて走ってたぜ。 
特徴? んー、肌は白かったような気がするな』」 

リン「さっきの人は黒っぽいってゆうてたのに」 

ドク「2人いるのか? なんかの組織だろうか」 

レヴィ「(影からの声)断然私が怪しくなってきましたね」 

ミル「白いんだったら違うんじゃない?(笑)」 

GM「『ところで酒でもどうだ? 一緒に飲もうや』とリンにもちかける」 

リン「ちょっとうちら急いでるから。ひょいっ」 

レヴィ「おっと、回避判定ですね(笑)」 

ドク「いや、精神力抵抗じゃないか?(笑)」 

ミル「私の立場はどうなんの!?(怒)」 

  
リン「しっかしこの人達って一般市民やろ? 仕事してないんかい。こんな真っ昼間から」 

GM「・・・今日は日曜日(笑)」 

ドク「ああっ、GMのご都合主義が(笑)」 

  
GM「バズさん『ああ、お前誘拐事件調べてたのか。・・・そうだな、最近この辺りで 
うろついてる奴がいるな。この遺跡がある上の岩山の辺りによく見かけるぞ』」 

  
 地形に関してはつっこみは入れないで下さい。 
  

ドク「やっぱり真夜中か?」 

GM「『そうだな』」 

ドク「おう、サンキュな、と言って別れる」 

ミル「一通り聞いてまわったけど・・・」 

ドク「レヴィと合流するか」 

リン「『麗しの我が家』亭に戻ろか」 

  
 ここで場面は再びレヴィに。帰り際に警備員詰め所に寄り、情報を得ようとする。 
が、結局同じような情報しか得ることはできなかった。 

  
GM「じゃ、全員『麗しの〜』亭に戻ってきたね。今日の情報をまとめると、 
誘拐事件が起こり始めた当初は白肌、ここ最近は黒肌の人物が目撃されているようだ」 

レヴィ「最初はエルフ、そのうちダークエルフに・・・」 

リン「どうやって?」 

ミル「悪人になると黒く・・・」 

ドク「悪いことばっかやってると本当に黒くなるのか?」 

レヴィ「なれませんよ(笑)」 

ドク「何? 信じてたのに(笑)。ではギャザさんでも待つか」 

レヴィ「しかしそうなると、やはり囮作戦で捕まえる、ということになるのでしょうか」 

リン「遺跡は何か関係あるんやろか?」 

レヴィ「私はあの遺跡はダミーではないかと思うのですが」 

ドク「いや。意表ついて遺跡がさらってるのかもしれん」 

ミル「どうやって?」 

リン「・・・ボ○ンジ○ンプ?」 

  
 一同、爆笑 

  
GM「それは世界が違う(笑)」 

レヴィ「○○戦艦○○○○ですよ(笑)」 

  
 そうやってると、ギャザさん登場。情報交換するが、ギルドの方からは目新しい情報は得られない

  
ドク「じゃ、今日もやりますか。囮作戦」 

リン「そうやな。囮やるで」 

GM「『頼む。早くしないと、私の娘が、娘が・・・!』」 

レヴィ「今頃娘さんは○△X□◎◇」 

リン「凸凹×されてたりするんやろな」 

ドク「伏せ字にしとけよ、GM」 

GM「おまえらな(苦笑)」 

  
 殺戮の衝動 

  
 そんなこんなで今夜もまた、囮作戦が開始される。内容は先日と同じだ。 

  
GM「(ころころ)ふむ。今は路地を歩いてるんだね。するとギャザさんは 
リンの背後をつけている人に気付いたね」 

リン「うちは気付いてるん?(ころころ)」 

GM「うーん、全然気付かない。(ころころ)では、リン。精神抵抗して」 

リン「・・・12」 

レヴィ「猫もですよね(笑)。・・・9」 

GM「それは・・・2人(1人と1匹)とも寝たね」 

レヴィ「では異変を感知したので、速攻で走り出します」 

ドク「俺も行くぞ! どたどたどた」 

GM「瞬間、怪しい人影がリンをひっつかみ、『うっ』とか思いながら(笑)逃走していく」 

ミル「姿を現して追いかけます! 距離はどのくらい?」 

GM「20メートルぐらいだけど」 

ミル「では距離のばしてスネア!(ころころ)13」 

レヴィ「オランは石畳じゃないでしょうか」 

ミル「しまった(笑)。1ラウンド損した」 

  
 何ラウンドか追いかけると、だいぶ追いついてきたが相手にもこちらの存在がばれてしまう。 
相手はリンを放り投げて(リン「痛い!」)、臨戦態勢をとった。戦闘開始だ。 

  
GM「相手は立ち止まってぶつぶつ。くらえい、ライトニング!(ころころ)あれ、低い」 

ミル「ええっ、ライトニング?(ころころ)ああっ、さらに低い。抵抗できない」 

レヴィ(ギャザ)「こっちも駄目だ」 

GM「ふふっ。ならばくらえ!(ころころ)13点」 

レヴィ(ギャザ)「し、死んでしまう(汗)」 

ミル「ぐはあ、マジでやばい。ええい、お返しのウィル・オー・ウィスプ達成値倍!(ころころ)15だ」 

GM「(ころころ)あ、抵抗」 

ミル「えええっ? じゃ10点だ」 

  
 残るギャザさんの攻撃もあっさりかわされる。 

 そして、2ターン目。追いついてきたレヴィのエネルギー・ボルトが飛ぶが、 
GMの出目が良過ぎ(笑)。ドクはまだまだ追いつかない。そして、ミルがウィスプで攻撃するのだが・・・。 

  
GM「あ、倒れた。(生死判定一応しておこうか。絶対死にそうにないし)・・・(ころころ)げげげっ!」 

  
 出た目は1ゾロ(爆)。しかもオープンダイス(激爆) 

  
ドク「あ。死んだ(笑)」 

レヴィ「さぁGM、アドリブだ(笑)」 

リン「がんばりや〜(笑)」 

ドク「所詮こんなもんさ(ふっ)。・・・そういえば俺、出番無かったな(笑)」 

  
 GM、暴走 

  
ドク「近くにいってみよう」 

レヴィ「身ぐるみはがすのですね」 

GM「おいおい。近寄ってみてみるとわかるけど、もろダークエルフだね」 

レヴィ「おおっ、はとこよ(笑)」 

ミル「ああっ、これでつながりが絶たれちゃった」 

レヴィ「何か持ってませんか?」 

ドク「そう、紋章とか身分証とか」 

GM「特に何も。ただ、魔法の発動体の指輪が見つかったね」 

レヴィ「では奪っておきましょう」 

ドク「おいおいおいおいおい、いいのかよ」 

GM「ギャザさんがうろたえて、『これでは娘が! 全てが徒労に終わってしまう!  
・・・よし、こいつを連れてきてくれ。知り合いのプリーストに頼んで蘇生させてもらう』おおっ、急展開だ」 

レヴィ「ダークエルフなんか生き返らせてくれないのでは?」 

ドク「もぐりのプリーストだな」 

リン「じゃ、うちがかついでいこか?」 

ドク「いや、ここはドワーフに任せろ」 

レヴィ「こんな時しか役に立ちませんからね」 

  
 どたどたと知り合いのプリーストの家に行き、何とか蘇生させることに成功。 
そんなプリーストいねぇよ、という意見はこの際却下(笑)。 

  
レヴィ「まったく。生き返らせたところでどうせ、情報を聞き出したら殺すのでしょう?」 

ミル「本当の鬼かあんたは」 

レヴィ「では、衰弱しているところを無理矢理聞き出しますか。おっと、 
シャーマンを使えないように鉄の鎖でぐるぐる巻きにしておきましょう」 

ミル「あのー、この人の現状理解してます?」 

レヴィ「使えるかもしれないじゃないですか」 

ドク「こいつ、ひでぇ野郎だな」 

リン「それはかわいそうだと思うんやけど」 

レヴィ「常識ですよ」 

GM「(どこかずれてないか?)じゃ、巻き付けたよ」 

レヴィ「やれやれ。殺したのは誰ですか、まったく」 

ミル「えーと、どこぞのハーフエルフ(笑)」 

レヴィ「同族殺しですか。はとこを殺すなんて」 

ミル「と言ってる割にはやってることが・・・」 

  
 この日聞き出すのはとりあえず断念し、一休みさせることにした。そして、朝。 

  
レヴィ「自分の肌を黒く塗って聞き出しますか(笑)。いや、拷問でも良いですね」 

GM「この状態で拷問したら死ぬわぁっ!」 

ドク「レヴィってそういう性格か・・・」 

ミル「ま、いいや。話でも聞こう」 

  
 ダークエルフから情報を聞き出そうとするが、どうやらカースがかかっているらしい。 
話を聞こうとすると、苦しみだす。そこでもう一度もぐりのプリースト(笑)に頼み込み、 
解呪してもらう。死んでもカースってかかってるのか? という質問は却下(笑)。 


 黒幕登場! その名は・・・あれ? 

  
レヴィ「では改めて話を聞きましょうか」 

リン「そや。ダークエルフはん、この事件のことを教えてくれへんか?」 

GM「そうすると、ダークエルフが語り始める。『・・・僕の名はライク、といいます』」 

ドク「おおっ、なんかまともだな」 

GM「ライクはギャザさんの方を気にしながら、『僕は、セリアという女性とつきあっていました』」 

ドク「? セリアって?」 

リン「ニューフェイスやな」 

GM「ギャザさんがぼそり、と『・・・私の娘だ』」 

リン「ええっ」 

ドク「新事実発覚!?」 

GM「『ええ・・・。しかし、所詮私はダークエルフ。世間から忌み嫌われている存在』」 

レヴィ「私は違うぞ、はとこよ(笑)」 

他一同「そうか・・・・・・?(疑惑の目)」 

GM「『有り難うございます。しかし、まわりはそうは思いません。・・・そこで、 
僕たちは駆け落ちをすることに決めました』ギャザさんの血管ぴくぴく」 

リン「まぁまぁ、おさえておさえて」 

ミル「そうそう、最後まで話を聞こうよ」 

GM「『セリアは何も言わずに出てくるのが忍びなかったのでしょう。 
信頼のおける執事に事を話して、出てきたのです』」 

ドク「? しつじ、って?」 

GM「セバスチャンのことだよ(笑)」 

レヴィ「執事が黒幕でしょうか?」 

リン「うーん」 

ドク「まだ真実までは遠いな」 

GM「『そして僕たちは駆け落ちしました。僕たちにはこれから、 
つらいながらも苦しいながらも、幸せな生活が待っているはずでした』」 

レヴィ「確かに」 

GM「『しかし、セバスチャン(仮名)が・・・』」 

リン「セバスチャンが!」 

ミル「駄目、どうしても笑っちゃう(笑)。何とかして、その名前(笑)」 

GM「『10日前、突然現れたセバスチャンにセリアがさらわれてしまったのです!』」 

リン「結局、執事が黒幕だったんやね」 

GM「そういうこと」 

  
 ライクから聞き出した情報によると、セバスチャンはダークプリースト。 
さらわれた女性は生け贄に、男性は怪しげな薬の実験台にされているらしい。 
ライクはセリアを人質に取られているため、いいなりにならざるを得なかった、 
というのが真相だった。 

  
レヴィ「では、セバスチャンを殺りにいきますか」 

GM「『気をつけて下さい。あいつはセバスチャンなんて名を名乗っていますが(笑)』」 

レヴィ「あなたも来るんですよ(笑)。・・・(そういえば)一週間無理ですか」 

GM「『いえ、無論僕も行くつもりです』」 

レヴィ「無理無理」 

ドク「そこをGMの力で」 

ミル「いや、愛の力でしょ(笑)」 

ドク&リン「おお〜」 

リン「気力やね」 

GM「そうだね。『すいませんが誰か僕をおんぶしていってくれませんか』」 

レヴィ「私は筋力無いですよ」 

GM「『そこのドワーフさん』」 

ドク「うっ(笑)。俺かぁー」 

レヴィ「そういえば場所は?」 

リン「遺跡やないの?」 

GM「『ええ。港の近くで最近発掘された遺跡ですが、あの上の岩山には 
隠し通路があるのです。発見された遺跡はカムフラージュです』」 

ドク「なるほど」 

ミル「とりあえずそこの遺跡に行きましょうか」 

GM「『ドワーフさん、お願いします』」 

ドク「ところで親父の反応は?」 

GM「黙って(血管)ぴくぴくさせながら話を聞いてるね」 

ドク「依頼人。これからどうする?」 

GM「『(ライクに)言いたいことは山ほどある。だがとりあえずは』」 

レヴィ「助けなければなりませんね」 

GM「『娘を助けなければ話にならん』」 

レヴィ「話にならん、金にもならん(笑)」 

ドク「現実的だな」 

GM「『わざわざ(ライクを指して)おまえを生き返らせた意味もなくなる』」 

リン「そりゃそうやろなぁ」 

レヴィ「こいつはあなたの家で一生こきつかうということで」 

GM「それはまた後の話」 

リン「婿養子だね(笑)」 

ミル「今はセリアさんを助けなきゃ」 

レヴィ「さて行きましょう」 

ドク「ファイトー。ごっごっごー(どもっているわけではない)。因みに 
俺(ライクを)背負ってるからどうしようか? 戦うとき落とすのか(笑)? 
こうやって(ぽいっ)」 

ミル「そんな時まで運ばなくてもいいんじゃない?」 

  
 悲しみのセバスチャン(仮名) 

  
レヴィ「じゃ行きましょう」(そーいや何回目?) 

ドク「港へごーごー」 

GM「じゃ移動するね。発見された遺跡は浜辺に面した崖にあった。 
しかし、ライクの説明によると海側に面した崖の方にもう一つ遺跡があるらしい」 

レヴィ「入っていいんですか、もう?」 

GM「おっけー」 

レヴィ「それでは入った後にストーン・サーバント」 

ドク「石あんの?」 

レヴィ「もってるよーん。ストーン・サーバント一個出したよーん」 

ドク「性格変わるな、このエルフ」 

リン「ふむふむ。ゴーレム作ったんやな」 

レヴィ「でもって証人になるべきダークエルフを守らせましょう」 

リン「おんぶさせるんやね」 

ドク「ナイス。やっと俺が解放されるぜ」 

レヴィ「ストーン・サーバント、こいつを守るんだ」 

GM「『ぐおー』」 

ミル「とりあえず中に入ろっか」 

GM「するとすぐに扉があるね。ライクが『鍵はかかっていないはずですが』」 

レヴィ「一応調べた方がいい。君が戻ってこないのを怪しんでいるかもしれない」 

ドク「シーフ、お願い」 

ミル「ようやく本領発揮だね。えーと(ころころ)14」 

ドク「罠感知!」 

GM「うん、罠と鍵がかかっているね」 

リン「どうぞやっちゃって下さい」 

ミル「うぃーっす。じゃいきまーす。おりゃー(ころころ)15」 

GM「罠は解除したね」 

レヴィ「鍵もはずして」 

ミル「とりゃー(ころころ)16」 

GM「うん。鍵もはずれた」 

ドク「(先頭は)俺っスか? じゃあ慎重にこうゆっくりと、がちゃん(扉を開ける音)」 

GM「ドアを開けると、中はこーなってこーなって(かきかき)」 

レヴィ「祭壇があって、『はっはっはー』(笑)」 

リン「早いやろ、それは(笑)」 

レヴィ「時間がせまってきたんで、とかいきなり現実的になる(笑)」 

ドク「ちょっといいか。どっちから行く?」 

ミル「ライク、知ってる?」 

レヴィ「知ってるよな。はとこよ(笑)」 

GM「(笑)『ありがとうございます・・・(ぽろり)。左側の扉の方は女性たちが 
捕らえられていますが、あそこの扉は奥にある鍵を使わないと』」 

レヴィ「特殊な鍵がかかっているわけですね」 

GM「『右の方は、男性が捕らえられています。彼(セバスチャン)は 
いつもこの真っ正面の扉の奥にいます』」 

ドク「とりあえず、聞き耳チェックしてくれ」 

ミル「よし。全部聞き耳チェックぅ(ころころ)」 

レヴィ「左から」 

ミル「えーと、6の10の・・・13」(?) 

GM「何も聞こえないね」 

ミル「えーん。じゃ、今度真っ正面(ころころ)15」 

GM「何も聞こえないね」 

レヴィ「右ー」 

ミル「とりゃー(ころころ)14」 

GM「何も聞こえないね」 

ドク「逃げられたか?」 

レヴィ「真ん中行ってみるしかないでしょう」 

ミル「じゃ罠調べまーす。おりゃ(ころころ)14」 

GM「特に罠は見つからなかったね。鍵もかかっていないようだ」 

レヴィ「じゃ真ん中行きましょう」 

ドク「開けるぞー」 

GM「ええと、先頭がリンだよね」 

リン「じゃ開けるで!」 

ミル「ぎいいいいい」 

GM「中にはいると数人の男たちの姿が見えるね」 

リン「あら」 

ドク「音聞こえなかったのかな」 

レヴィ「セージチェーック! あ、失敗。あれは山賊ですね(笑)」 

  
 一同(笑) 

  
レヴィ「はとこよ、これが山賊というものだ(笑)」 

GM「ライク『そうですか、知りませんでした』(笑)」 

リン「ぼけぼけ〜やね(笑)」 

ミル「ところで山賊ってぱっと身で山賊だーってかっこうしてるのかなぁ」 

ドク「ひげもじゃで」 

リン「バンダナ巻いて」 

レヴィ「皮のやつ着てたりして」 

ドク「熊の毛皮か?」 

GM「ま、とりあえず全員中に入ったことにしましょうか(かきかき)。中に祭壇が見えるね」 

レヴィ「そこになんかいんの?」 

GM「男たちがばーっといますね。武器をかまえて。で、後ろからギャザさんが『ああっ!』」 

レヴィ「セバスチャンだ。祭壇にいるやつが」 

GM「(しくしく)名前あったのにこの人(笑)」 

レヴィ「名前何?」 

GM「カルア」 

レヴィ「かるあ?」 

ドク「かるあ」 

リン「か・る・あ」 

ミル「通称セバスチャンでいいや(笑)」 

レヴィ「何か悪役じゃないような気がしますね(笑)」 

リン「そやな。カルアの方がまだそれっぽいな」 

GM「ギャザ『セバスチャン、貴様!』(笑)」 

レヴィ「やめやめ(笑)」 

GM「(しまった話が進んでない)『どういうつもりだ!』 
するとセバスチャン『どういうつもりも何も私はファラリスに仕える身。 
あなたに仕えていたわけではないのですよ』」 

レヴィ「なるほど、納得」 

ドク「うーん」 

GM「『ま、割とその立場は利用させてもらいましたがね。・・・ライク。あなたには期待していたのに』」 

レヴィ「呪いかけといて期待かよ(笑)」 

ドク「なかなかやるな(笑)」 

GM「『こんな事になるんだったら、さっさと罪をきせて殺しておくべきでしたよ。 
(キャラクターの方を見て)わざわざここまできたのはご苦労ですが、あなた達には消えてもらいましょう』」 

  
GM「では、戦闘開始といきますか」 

ドク「ふっふっふ。マイリーの名にかけて。やってやるぜー!」 

リン「やってやるぜー!」 

GM「『そちらの女性たちにはあとで生け贄にでもなってもらいましょうか』」 

リン「やれるもんならやってみぃ!」 

GM「『ではおまえたち。やぁっておしまい!』」 

ドク「ててーん」 

ミル「戦闘開始♪」 

  
GM「後方の二人はぶつぶつ。ま、呪文詠唱だね。前方の三人は 
剣をかまえて君たちに向かっていく。あ、ちなみに距離は1ターン目で斬りかかれる程度だ」 

レヴィ「ならば、エネルギー・ボルト5倍がけ!」 

ミル「よおし、セバスチャンにミュート! 魔晶石食いつぶして達成値+3の4倍がけ!」 

GM「(ぐはあ)」 

リン「使いきっちゃえ、使いきっちゃえ♪」 

ドク「よっしゃ、皆殺し♪ おらおら〜」 

レヴィ「では私から。(ころころころころ)うわあ何故こんなに低い」 

  
 レヴィのエネボは3人に抵抗されるが、一人にクリティカルが出て、それなりにダメージは与える。 

  
ミル「次は私? ではミュート! (ころころ)・・・ああっ、5だ(笑)。 +3で、6の、14」 

GM「ならば何とかなるかも。(ころころ)ああっ、3だ(笑)」 

ミル「てことは・・・」 

GM「口をぱくぱく(笑)」 

一同「うぉー!」 

レヴィ「これで最後の言葉も」 

リン「ぱくぱく(笑)」 

ドク「主役の敵が(笑)」 

GM「わかっていたこととはいえ、口惜しいなぁ(いいんだいいんだ、 
ファイター技能もあるし(泣))。ええい、今度はこちらからドクとリンに
エネルー・ボルト!」 

  
 GMの涙の反撃もそこそこのダメージを与えるものの、あまり効いてはいないようだ。 

  
ドク「ふふふ、まだまだ私はマッチョ」 

GM「ちぃ。戦士ABCの攻撃でぃ」 

  
 GMの怒りの再反撃も一人はドクにかするものの、問題外。他はヒラヒラとかわされる。 

  
GM「うぅ(泣)。こっちは全員終わったよ」 

レヴィ「じゃ、次のターンだ」 

ドク「待てい。まだ俺の攻撃が」 

リン「まだ私もいるんやけど」 

レヴィ「あ、遅すぎて忘れてた(笑)」 

ドク「ひでえ。忘れられたドワーフ」 

GM「ぷらすドワーフ並に遅い人間」 

リン「(ころころ)よっしゃ、16」 

GM「うっ、当たったねそれは」 

リン「てりゃ(ころころ)、ああっ低いー」 

GM「ちくり」 

ドク「俺の出番だ(ころころ)、14」 

GM「命中」 

ドク「ではさくっと(ころころ)、ああっ誰か俺にファイア・ウェポンをかけてくれれば」 

GM「ちくり。1ターン目終了だね」 

  
 2ターン目。レヴィはまたもエネボをとばす。戦士A気絶。ミルはセバスチャンに 
ストーンブラストをかけるが、ぱっとせず。敵のソーサラーが4倍エネボ。全体に 
ざくざくダメージ(にやり)。双方の戦士部隊はあまり成果を上げない。しかし、 
ここでGMは致命的なミスに気付く。 

  
レヴィ「そーいえばこの(遺跡の)中って風の精霊いるのですか?」 

GM「・・・・・・・・・・・・ああっ!!!!」 

  
 そーなのだ。わざわざ相手にミュート使わせる必要もなく、ここでは使えないんだった。 
GM技能LV2への道は果てしなく遠い。ごめんよセバスチャン(泣)。 

  
GM「ええぃ、気をとりなおして3ターン目だ」 

レヴィ「ならば、猫の精神点全部つぎ込んで、隙間をぬってライトニング! 」 

リン「さいならグレイちゃん」 

ミル「私はセバスチャンにウィル・オー・ウィスプ」 

ドク「俺は全員にキュア・ウーンズかけよう」 

  
 レヴィの猫犠牲ライトニングは戦士Aを気絶させる。ミルのウィスプがセっちゃんに 
とぶがまだまだ元気。とはいえピンチなのは明白である。 

  
GM「うりゃ、再び4倍エネボ!」 

レヴィ「何! まだ使えたんですか。」 

GM「ははは。使えるんだなこれが。気絶するけど。くらえぃ(ころころころころ)」 

ドク「ううっ。やべえ瀕死だ(泣)」 

リン「きゃあ。危ない瀕死や(泣)」 

レヴィ「ははははは。気絶です(泣)」 

ミル「あれ? 私だけ全然くらってない(笑)」 

GM「(ちっ、誰も死なんかったか)」 

  
 敵のソーサラーの最後の攻撃もむなしく、あっさりとキュア・ウーンズで全員回復される。 
唯一残った戦士もリンの一撃でズンバラリと倒されてしまう。 

  
GM「あれ? ふと気付けばセバスチャン一人(笑)」 

ドク「しかもミュートつき(笑)」 

リン「どないする? 降伏させよか?」 

ミル「喋れないよ(笑)」 

リン「羊皮紙に書かせるとか」 

ドク「いや、剣をおろさせれば」 

レヴィ「いや、やはりこいつは殺しとかないと。後々面倒なことになりますよ。ライクの件とか」 

GM「(しかしほとんど悪役の台詞だな)ともあれセバスチャンは向かってくるね」 

レヴィ「ふっ死になさい、エネルギー・ボルト!」 

ミル「みゅう。ウィスプ倍がけ達成値ぷらいちぃ」 

ドク「もう一回キュア・ウーンズ」 

リン「とりあえず殺っとこか」 

  
 ヒュンヒュンと魔法をとばされ生命力残り1。そこに容赦なくリンの一撃がずばぁ、と決まって・・・ 

  
GM「あ。死んだ」 

ドク「何? 死んだのか」 

レヴィ「ま、気絶してても殺すつもりでしたけどね」 

ドク「こらこら勝手に殺すな」 

レヴィ「勝手に? いや、不慮の事故」 

GM「(なんかレヴィがどんどん悪役らしく)とりあえず、気絶してる奴らはどうする?」 

レヴィ「3人は縛って、残る一人に」 

ドク「1点トランスファー。(ころころ)成功」 

GM「うん、目がさめるね。で、目は開いているんだけど、ぼーっとしてるというか、 
目の焦点が定まっていない」 

レヴィ「じゃあ殺すか」 

ドク「こらこら勝手に殺すな(苦笑)」 

GM「(せっかく生きているのを殺されても困るな)『待って下さい』と、 
後ろからライク君が声をかけてくる」レヴィ「まさかこいつらもカース組ですか?」 

GM「『彼らは誘拐されてきた人たちです』ててーん。今更いうやつ(笑)」 

ドク「もう少しで殺すところだった(笑)」 

リン「あぶなかったなぁ(笑)」 

GM「もし死んだら面白いことになってたのに(笑)」

レヴィ「それこそ不慮の事故」 

GM「『彼らはセバスチャンの薬で人体実験させられていたんです』」 

ドク「さらわれてきたにしちゃ戦闘力高いな」 

レヴィ「眠らされたんじゃない?」 

GM「『実験体は屈強な奴の方が良いらしいので』」 

ミル「じゃ、応急処置でもして縛っておくね。がっちり」 

GM「『事後処理は俺に任せてくれ』とギャザさんが言うね」  

ドク「そーいやいたなこの親父」 

  
 任務完了・・・かぁ? 

  
レヴィ「あとは扉ですね」 

GM「『こんなものがあったんだが』と、ギャザさんがセバスチャンの 
懐から鍵のようなものを見つけるね」 

レヴィ「ふむ、ライク君が開けるのが妥当でしょう」 

GM「(鬼か?)じゃ『貸して下さいっ』ってなかんじでライク君が開けに行くね」 

ドク「ストーン・サーバントに支えられて(笑)」 

リン「たいへんだねぇ(苦笑)」 

ミル「喋るのさえ億劫なのによく動くなこの人(笑)」 

GM「ふむ。するとそこには・・・数人の女性たちがいる。話に聞いていたのと 
大体数はあっているようだ。その中で一人、こっちの姿を見て走ってくる人がいるね。 
ギャザさんが前に出て『セリア!』」 

レヴィ「そいつを止めましょう(笑)」 

GM「(聞き流す)『お父さん!』『セリア!』がしっ。抱き合う二人。感動のシーンだ」 

ドク「スネアはしないのか?(笑)」 

GM「(そこまで止めたいのか? ならば)と、思いきや」 

レヴィ「おや?」 

GM「セリアさんが隠し持っていた石をギャザさんの頭に振り下ろした!(ころころ)」 

ミル「ごすごすっ(笑)」 

ドク「ひでぇ(笑)」 

リン「過激やなー(笑)」 

レヴィ「ライクさん尻に敷かれそうだな」 

GM「ギャザさん笑顔のまま気絶」 

リン「ええっ(笑)」 

ドク「マジっすか(笑)」 

レヴィ「一応聞こう。何をするんですか」 

GM「思いっきりそちらを無視して『ライク! 助けにきてくれたのね!』」 

レヴィ「足かけするぞこいつ(笑)。ストーン・サーバント、止めろ(笑)」 

ドク「があー」 

GM「『何するの、はなして!』(笑)」 

レヴィ「話を聞かせい」 

リン「あのー」 

ドク「私たちは一体・・」 

GM「『そうか、あなた達も手伝ってくれたのね。ありがとうございます。 
じゃ、そーゆーことで見逃して下さい』」 

レヴィ「見逃すことは見逃しますが・・・何故親父さんを?」 

GM「『だってそんなのがいたら駆け落ちできないじゃないですか』」 

ドク「ああっ、依頼人が」 

GM「『というわけで適当に説明しといてください』」 

レヴィ「ちょっと待てい。言っておくがライクは一週間絶対安静だあ(笑)」 

GM「『セリア、僕動けないよ』『何言ってるのライク。私が背負っていけばいいじゃない!』(笑)」 

リン「強いなぁ女は(笑)」 

GM「『じゃ、そーゆーことで』『ありがとうございました』と言って二人は(正確には一人)走って行くね」 

ミル「ところで外って確か断崖絶壁の岩山だった気が(笑)」 

リン「あら(笑)」 

ドク「とりあえずそこの親父さんにキュア・ウーンズ。(ころころ)成功」 

GM「それじゃ気がつくね。『はっ。・・・セリア、セリアは一体どこに』」 

レヴィ「いやぁ。お父さんに別れはつらいがあーだらこーだら言って駆け落ちしてしまいました」 

リン「止められなかったんや」 

ドク「私たちも殴られたので」 

ミル「以下同文」 

GM「『なにぃ!』」 

レヴィ「探せば見つかるんじゃないでしょうか」 

リン「見つかりやすそうだし」 

ミル「そうそう」 

ドク「ところで報酬を・・・」 

レヴィ「ちょっと待って下さい、そういえばこっちのドアは」 

ドク「ああっ、忘れてた(笑)。そういえば野郎どももいたんだっけ」 

リン「(戦った)奴らの他にも誰かいるかもしれんし、宝もあるかもしれんしな」 

GM「因みにギャザさんは悲しそうな顔をして黙っている」 

レヴィ「これも運命ですよ」 

ドク「女どもは消えちゃってるわけ?」 

GM「いや、みんな助けられたって事がわかったのか、きゃいきゃい騒いでいるね。 
『ありがとうございまーす』」 

レヴィ「緊張感のない奴ら(笑)」 

ミル「ま、助かったんだからこんなもんじゃない?」 

ドク「じゃ、(もう一つの)部屋に入りますか」 

レヴィ「いけぇストーン・サーバント」 

GM「と、そこには二人男がいるね」 

レヴィ「薬漬け」 

GM「うん。ただこいつらはさっきの奴らよりもっとひどい状態。まぁ、廃棄処分にされたと」 

ドク「うわあ(笑)」 

ミル「ひどいなあ」 

ドク「あ、二人だったらキュアー・ポイズンが使える」 

GM「まあ、やってみてくれ」 

ドク「うりゃうりゃ・・・ああっ低いい」 

GM「変化なし」 

ドク「すいません未熟なプリーストで(泣)」 

GM「ギャザさんが『こいつらは私が何とかしよう。・・・ありがとうな、君たち。 
すまないが報酬は明日私の家に取りに来てくれ。今日は一人になりたいのだ・・・』」 

ドク「いやぁ、ブルー入ってますなぁ」 

ミル「じゃ、とっととここから出ましょっか」 

  
 助け出した人々はストーン・サーバントを使って運ぶことにした。 
そうでもしないとこの地形上(崖下にある)、出るのは困難だからねぇ。 

  
レヴィ「異様な姿でしょうね(笑)。縛られた男たちを」 

リン「上の方からえっさほいさえっさほいさと(笑)」 

ドク「後にそれを見た漁師は言うってやつ?(笑)」 

ミル「『おらぁ見ただよ』って?(笑)」 

  
 その後、男たちは神殿に預け、事後処理はギャザさんが引き受けて、 
はい、今回の仕事はおしまいっと。 

  
レヴィ「さて、宿屋に戻って寝ましょう」 

ドク「俺ももう寝る」 

リン「寝とこか」 

ミル「ダメージ全然受けなかったからなぁ(笑)。かるく酒飲んで寝ます」 

GM「では次の日」 

ドク「あ〜、起きた起きた」 

ミル「むう。じゃ、ギャザさんの家にいこっか」 

GM「その時店の中に当のギャザさんが入ってくる。『やぁ君たち。 
昨日はご苦労だったな。これは報酬の5000だ。プラス、少しイロつけておいたよ』」 

リン「おや、随分と気前がいいんやねぇ」 

GM「『ああ。私ももう吹っ切れた。これからは・・・』」 

レヴィ「幸せを祈る?」 

GM「『いや、追いかける』」 

一同「(笑)」 

レヴィ「三人で幸せになって下さい(笑)」 

GM「『ええぃ、奴の性格も何もわからんというのに、突然嫁になどやれるか。 
というわけでGOOD―BYE』」 

ミル「お幸せに〜」 

リン「頑張るんやで〜」 

  
 というところでシナリオ終了。 

キャラクターデータ&紹介

第1話“暗闇は忘却の彼方”


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