マクロの設定
マクロ
Ultima Onlineではさまざまな動作、話したい言葉、呪文などをマクロとして登録することが可能です。
マクロを設定すると様々な動作を同時に行ったりできます。また、マクロで設定しないとできない動作などもあります。
マクロの設定の仕方
ゲーム中に「ALT+O」を押す、または自分をダブルクリックしてペーパードールを表示させ、右側の一覧の中から「OPTION」ボタンを押すと、オプションメニューが表示されます。ここで一番左下の右回りの矢印のタブ(以下の図)を押すとマクロの設定ができます。
新しいマクロを設定するには金色の「ADD」ボタンを押し、設定したいキーを押します。このとき押せるキーは、A〜Z、フルキーの0〜9、テンキーの0〜9、F1〜F12のキーです。
ただし、F1〜F12のキー以外はそのままでは使用できませんので、Ctrl/Altのどちらかまたは両方にチェックをつけてください。さらにShiftはCtrl/Altと併用するときだけ使用可能です。
F1〜F12キーに設定する場合は、どれもチェックしなくても大丈夫ですし、Ctrl/Alt/Shiftを単独で、あるいは組み合わせても使用できます。
なお、テンキーの0〜9を使う場合には「Num Lock」をはずす必要があります。
そして設定したいマクロの種類を「ACTIONS」の下の枠の中から選びます。話し言葉関連のマクロの場合は、その右側の枠にに話したい言葉を、スキルやスペル関連の場合には右側の枠の一覧から選びます。
下に同じ大きさの枠で空白の欄がありますが、これは複数の動作を一つのキーで行いたい場合などに設定するためです。
「bye」と言って挨拶したり、「thank you very much」と言ってお辞儀したりできます。
また、ファイアーボールの呪文を唱えながら「FIRE!」と叫んでHidingしたりも可能です(^^;。
全てのキーの設定が終わったら、緑の「OKAY」ボタンを押してください。ウィンドウが閉じます。黄色の「APPLY」ボタンを押すと、ウィンドウを閉じずに設定がセーブされます。
なお、スキルや呪文などのように大量の種類がある項目は、スクロールさせて設定しますが、そのようなときに下の方の項目を選べなかったりスクロールしないことがあります。このような場合は、オプションウィンドウ自体を上の方にずらすことにより、スクロールさせることができるようになります。(98/01/05追加)
マクロの解除の仕方
マクロを解除するには、金色の「PREVIOUS」か「NEXT」ボタンを押して設定したキーを選びます。そして金色の「DELETE」ボタンを押します。押した瞬間に一覧から消えますので注意してください。誤って消してしまった場合は下にある赤い「CANCEL」ボタンを押して最初からやり直してください。
macros.txtファイル
UOをインストールしたディレクトリにはmacros.txtというファイルがあります。他にもtxtファイルはいくつかありますが、このファイルだけはエディタで書き換えられるようです。ただし、念のためバックアップしておくことをおすすめします。
このファイルの1つのキー割り当て構造は以下のようになっています。
Num 4 0 1 0
Say Turn Left
########
1行目
設定したキーの文字と3つの数字が入ります。テンキーの場合はキー文字の前に「Num
」が入ります。
「Num 4 0 1 0」
設定キー:
設定したキーの文字、以下が使用可能
フルキー
「A」〜「Z」「0」〜「9」「-」「=」「[」「]」「;」「`」「\」「,」「.」「/」
テンキー
「Num 0」〜「Num 9」「Num +」「Num -」「Num Del」
ファンクションキー
その他
「Esc」「Backspace」「Tab」「Enter」「Ctrl」「Shift」「Right Shift」「Alt」「Space」「Caps
Lock」「Pause」「Scroll Lock」
1文字目:Ctrlを併用する場合=1、併用しない場合=0
2文字目:Altを併用する場合=1、併用しない場合=0
3文字目:Shiftを併用する場合=1、併用しない場合=0
2行目
動作と副動作または話す文字列などです。
「Say」
「Turn Left」
3行目以降
複数の動作割り当てた場合2行目同様ですが、「########」の場合は割り当ての終了です。
日本語キーボードでのマクロ設定
日本語キーボードを使っている場合、UOが想定している101キーボードとは一部の内部コードに互換性がありませんでした。特にNEC製のPC-9800/9821シリーズ用WindowsではPC/AT互換機のキーボードと内部コードの互換性がほとんどないため、マクロの設定がうまくセーブされませんでした。そこでいろいろ調べたところ、設定ファイルを入れ替えればうまくいくことに気がつきました。最近98を使ってなかったのですが、あまりにもマクロ設定できなくて困っている方が多いので(^^;、挑戦してみたらできました。
以下のファイルをダウンロードし、UOディレクトリの物と入れ替えてください。入れ替え前に現在のファイルをどこかにバックアップしておくことをおすすめします。(一応CD-ROM内にもオリジナルファイルが存在します)
マクロが正しく設定およびセーブされるようになります。
ただし、PC-9800シリーズのWindows95をお使いで、このファイルを入れ替える前に一度でもUO上のオプションウィンドウでOKAYやAPPLYを押しているとマクロの設定がおかしくなっているので、CD-ROM内から「macros.txt」ファイルをコピーし上書きしてください。その後プロパティで「読み取り専用」をはずしてください。
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日本語キーボード用KEYNAMES.TXT
KEYNAMES.LZH (98/03/20)
以下の3種類のファイルを同梱
PC/AT互換機用Windows95/NT4.0の106キーボード設定ファイル
PC-9800シリーズ用Windows95キーボード設定ファイル
PC-9800シリーズ用WindowsNT4.0キーボード設定ファイル
初期設定マクロ一覧
説明書にあるもの(英語版のリファレンスガイドより)
説明書にないもの(上記以外でmacros.txtに初期設定されているもの)
注)「Num 8」はテンキーの8を表します。 なお、テンキーは「Num Lock」をはずさないと有効になりません。
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「Alt+B」 呪文書を開く
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「Alt+J」 ジャーナルを開く
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「Alt+I」 バックパックを開く
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「Alt+X」 ゲーム終了
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「Ctrl+B」 お辞儀する
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「Ctrl+S」 挨拶する
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「Alt+Num 8」 "Forward"と話す(船を前進させる)
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「Alt+Num 5」 "Stop"と話す(船を止める)
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「Alt+Num 4」 "Turn Left"と話す(船を左へ90度向ける)
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「Alt+Num 6」 "Turn Right"と話す(船を右へ90度向ける)
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「Alt+Num 7」 "Left"と話す(船を左へ進ませる)
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「Alt+Num 9」 "Right"と話す(船を右へ進ませる)
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「Alt+Num 2」 "Backwards"と話す(船を後退させる)
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「Alt+Num 1」 "Raise Anchor"と話す(船の錨を上げる)
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「Alt+Num 3」 "Drop Anchor"と話す(船の錨を降ろす)
設定できるマクロの種類
設定できるマクロの種類は現在(97/11/01)のところ以下の21種類です。 それぞれのタイトルの後ろにある「」内は初期状態で割り当てられているキーです。
Say(話す)/Whisper(ささやく)/Yell(大声を張り上げる)
言葉を話すマクロです。これらのうちどれかを選択すると、すぐ右側の欄は空白になります。その欄をクリックして好きな言葉を入れることができます。
マクロを使わずにこれらの話し言葉を使い分けたい場合は、FAQをご覧ください。
Say : 画面内の人全員が話した言葉を見ることができます。
Whisper : すぐ隣の人だけが話した言葉を見るとことができます。
Yell : 1画面半ほど先の人も話した言葉を見るとことができます。
設定例
F4=Yell/GUARDS! 町中でガード(衛兵)を呼ぶ。それも金切り声で!
F5=Say/hi sell 物を売りたいときに「ハイ」と話しかけてから売る
。
F6=Say/hi buy 物を買いたいときに「ハイ」と話しかけてから買う。
F7=Whisper/hi teach スキルを教わりたいときに「ハイ」と話しかけてから
F8=Say/bye | Salute 立ち去る前に「バーイ」と挨拶をして、軽く会釈する。
F8には"bye"と話すと同時にSalute(会釈、挨拶する)という動作も一緒に行うように設定しています。これはSayの下の欄に設定することで可能です。
Emote(感情を表す)
あらかじめ感情を表す言葉を登録しておきます。このマクロで表示される言葉は話す言葉と違う色を設定することができます。
また、表示される言葉は「*grin*」(にやっと笑う)のように二つのアスタリスク(*)で囲まれます。
マクロを使わずに感情を表すには、FAQをご覧ください。
Walk(歩く) 「矢印キー」
指定した方向に歩きます。UOでは右上が北になりますので、右に進みたい場合は「NE」という方向になります。指定できる方向は以下の8方向です。
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NW(top)
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N(topright)
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NE(Right)
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E(bottomright)
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SE(bottom)
-
S(bottomleft)
-
SW(left)
-
W(topleft)
このマクロは、マクロのファイルには記録されていませんが、あらかじめ矢印キーに設定されているようです。また、PC/AT互換機の場合、Num
Lockキーをはずすとテンキーで8方向に進むことができます。PC-9800シリーズでは未確認。
War/Peace(戦争/平和) 「ALT+C」「TAB」
戦闘モード/通常モードを切り替えます。
このマクロはあらかじめ「ALT+C」「TAB」キーに割り当てられています。
「ALT+C」を他のキーに割り当てたい場合は、マクロの解除の仕方を参考にして解除してから行ってください。
Paste(貼り付け)
文字列を貼り付けます。このマクロはWindowsのクリップボードに入っている文字列を貼り付けます。貼り付けると言っていますが、話す際の文字列としてキーボードから入力したように左下に文字列が出ます。そのままリターンを押せば、その文字を話します。エディタやメール、ホームページの文字列などから引用する場合に便利です。
マクロにはありませんが、「Ctrl+Q」には今話した言葉をもう一度貼り付けるという設定がされています。
Open(開く)
各種ウィンドウを開きます。設定できるウィンドウは以下の9種類です。
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Configuration 「Alt+O」
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Paperdoll 「Alt+P」
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Status 「Alt+S」
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Journal 「Alt+J」
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Skills 「Alt+K」
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Spellbook 「Alt+B」
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FightingStyle
-
Chat
-
Backpack 「Alt+I」
-
Overview 「Alt+R」
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Mail
-
PartyManifest
-
PartyChat
Configuration 「Alt+O」
Paperdoll 「Alt+P」
ペーパードール(自分のキャラクター画面)を開きます。
Status 「Alt+S」
各種状態が表示されるステータスウィンドウを開きます。
Journal 「Alt+J」
ジャーナルを開きます。これは自分を含め、画面内で交わされた会話の記録を見ることができます。
Skills 「Alt+K」
Spellbook 「Alt+B」
FightingStyle
Chat
Backpack 「Alt+I」
Overview 「Alt+R」
レーダーマップを開きます。もう一度押すと、レーダーが大きくなります。
Mail
UO Messangerウィンドウが開きます(現在 UO Messanger は機能していない)
PartyManifest
パーティ設定ウィンドウが開きます(現在パーティシステムは機能していない)
PartyChat
パーティチャットウィンドウが開きます(現在パーティシステムは機能していない)
Close(閉じる)
各種ウィンドウを閉じます。設定できるウィンドウの種類はOpenと同じです。
Minimize(最小化)
各種ウィンドウを最小化します。設定できるウィンドウの種類はOpenと同じです。このマクロはすでに開いているウィンドウに対してのみ働きます。つまり開いていないウィンドウを開いて最小化するにはOpenマクロと組み合わせる必要があります。
Maximize(最大化)
各種ウィンドウを最大化します。設定できるウィンドウの種類はOpenと同じです。このマクロはすでに開いているウィンドウに対してのみ働きます。つまり開いていないウィンドウを開いて最大化するにはOpenマクロと組み合わせる必要があります。
OpenDoor(ドアを開く)
UseSkill(スキル使用)
各スキルを使用します。選択できるのは以下の23種類です。
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Anatomy
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Animal Lore
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Animal Taming
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Arms Lore
-
Begging
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Cartography
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Detecting Hidden
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Enlicement
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Evaluating Intelligence
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Forensic Evaluation
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Hiding
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Inscription
-
Item Identification
-
Meditation
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Peacemaking
-
Poisoning
-
Provocation
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Remove Trap
-
Spirit Speak
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Stealing
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Stealth
-
Taste Identification
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Tracking
LastSkill(最後に使用したスキルを使用)
CastSpell(呪文詠唱)
呪文を唱えます。唱えられる呪文は以下の通りです。 (8サークル各8種、全64呪文。)
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Clumsy
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Create Food
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Feehlemind
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Heal
-
Magic Arrow
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Night Sight
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Reactive Armor
-
Weaken
-
Agility
-
Cunning
-
Cure
-
Halm
-
Magic Trap
-
Magic Untrap
-
Protection
-
Strength
-
Bless
-
Fireball
-
Magic Lock
-
Poison
-
Telekinesis
-
Teleport
-
Unlock
-
Wall of Stone
-
Arch Cure
-
Arch Protection
-
Curse
-
Fire Field
-
Greater Heal
-
Lightning
-
Mana Drain
-
Recall
-
Dispel Field
-
Incognito
-
Magic Reflection
-
Mind Blast
-
Paralyze
-
Poison Field
-
Summ.Creature
-
Explosion
-
Invisibility
-
Mark
-
Mass Curse
-
Paralyze Field
-
Reveal
-
Chan Lightning
-
Energy Field
-
Flame Strike
-
Gate Travel
-
Mana Vampire
-
Mass Dispel
-
Meteor Swarm
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Polymorph
-
Resurrection
-
Air Elemental
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Summon Daemon
-
Earth Elemental
-
Fire Elemental
-
Water Elemental
LastSpell(最後に使用した呪文を唱える)
LastObject(最後に使用した物品を使う)
最後に使用した物品を使います。
以下のような用途などに使用すると非常に便利です。
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ダミー人形での練習を繰り返す
-
斧で木を切り続ける
-
裁縫を繰り返す
Bow(お辞儀する)
bow(弓矢)を撃つという動作をするのではないかと間違えそうですが、違います。キャラクターが深々とお辞儀をします。男性の場合は手を胸の前に当てて頭を垂れ、女性の場合、足を引いてドレスのすそを広げます。
こういうコマンドがあると、コミュニケーションに役立ちますね(^^;。
Salute(会釈、挨拶する)
QuitGame(ゲーム終了)
ゲームを終了します。ペーパードールのLOGOUTと同様で、本当に終了していいか聞いてきます。
AllNames(全ての名前) 1.25.14(1997/11/7)より採用
画面内にいる全ての人、動物、モンスターの名前を表示します。これは建物内及び画面のすぐ外にいる人物にも適用されます。そのときの色はその人物の評判です。ただし、HidingのスキルやInvisivilityの魔法によって隠れている人物は表示されません。
これを応用すると、木や他の生物などに隠れている動物やモンスター、死体などの位置を知ることもできます。また、このときに表示される名前に対して攻撃や死体を開くなどのターゲットを指定することも可能です。
LastTarget(最終ターゲット) 1.26.0(1999/8/26)より採用
ターゲットカーソルが出ているときにのみ使用可能です。このマクロを設定したキーを押す事で、マウスでクリックしなくとも最後にターゲットした物をもう一度ターゲットすることが出来ます。
TargetSelf(自分自身をターゲット) 1.26.0(1999/8/26)より採用
ターゲットカーソルが出ているときに使用するか、他の魔法やスキルのマクロと組み合わせて使用します。このマクロのみをキーに設定した場合、そのキーを押す事でマウスでクリックしなくとも自分自身をターゲットすることが可能です。ヒール系魔法や有益呪文を自分自身に掛けたい場合などに、重なっていたりする他の人や生物と間違わずにターゲットする事が可能です。
他のマクロと組み合わせる際には、以下のように間に「WaitForTarg」マクロを挟むようにしないとうまくいきません。
--------------------
UseSkill Healing
WaitForTarg
TargetSelf
--------------------
--------------------
CastSpell Greater Heal
WaitForTarg
TargetSelf
--------------------
Arm/Disarm(武器や楯の装着) 1.26.0(1999/8/26)より採用
WaitforTarg(ターゲットカーソルを待つ) 1.26.0(1999/8/26)より採用
ターゲットカーソルが表示されるまで待ちます。LastTargetやTargetSelfと組み合わせると、キー一発で自分自身にGreatHealを掛けるマクロなども設定可能です。
TargetNext(次のターゲット) 1.26.0(1999/8/26)より採用
人物や生物をターゲットすると、HPメーターが表示されます。このターゲット状態を、画面内の次の人物や生物に切り替えます。
AttackLast (再攻撃) 1.26.0(1999/8/26)より採用
最後に物理攻撃を行った相手に対して、再度物理攻撃を行います。
Delay(マクロの実行遅延) 1.26.0(1999/8/26)より採用
1/10秒単位で指定した時間の間、マクロの実行を停止させます。Arm/Disarmや、マクロの連続実行の途中に待ち時間を入れる際などに使用します。
CircleTrans(半透明円の使用設定) 1.26.0(1999/8/26)より採用
CloseGumps(画面内のウィンドウを全て閉じる) 1.26.0(1999/8/26)より採用
画面内の、ペーパードール、ジャーナル、スキルリスト、コンテナの表示などを全て閉じます。(魔法アイコンのショートカットは除く)
AlwaysRun(常に走る) 1.26.4i(2000/3/16)より採用
SaveDesktop(デスクトップのセーブ) 1.26.4i(2000/3/16)より採用
画面上の、ペーパードール、ジャーナル、スキルリスト、コンテナ、魔法アイコンのショートカットの位置をセーブします
KillGumpOpen(ウィンドウの表示中止) 1.26.4i(2000/3/16)より採用
ログイン時に行われる、セーブされていたデスクトップの復元を中止します。
WresDisarm(レスリングの武器解除使用設定) 1.26.4i(2000/3/16)より採用
レスリングで、相手の武器を解除するようにするかどうかを設定します。
WresStun(レスリングのスタン使用設定) 1.26.4i(2000/3/16)より採用
レスリングで、相手をスタンさせるかどうかを設定します。
(NONE)(割り当て解除)
マクロの割り当てを解除します。一つのキーに複数のマクロを割り当てたとき、解除する場合などに有効です。
最終更新:00/10/29