ゴルゴンゾーラチーズ工場
会社:マリオ・コスタ社
場所:イタリア ノバラ
製造量 製品11.4kg×360個
- ゴルゴンゾーラは、ロックフォール,スチルトンとならんで、世界3大ブルーチーズの一つです。
ゴルゴンゾーラの生産は879年頃(平安初期)からすでにこのチーズは、ゴルゴンゾーラ村で作られて
いました。ミラノから北東へ20kmほどの所にあるこの村では現在ゴルゴンゾーラは作られていません。
F.D.O.C.の規定により指定されたノヴァラ,コモ,ミラノ,ベルガモ,クレモナ,パヴィーア,カサール,
クーネオ,ヴェルチェリ,ブレッシアの10地区のみで作られています。
ゴルゴンゾーラの名前の由来は、春から夏の期間、アルプス山麓の放牧地で飼育されていた牛たちは、冬が
近づいてくると、里の村に帰り始めます。途中、山からの長旅をいやすために、牛の群が休息する場所の一
つがゴルゴンゾーラ村だったのです。
この村で、作ったチーズが柔らかく美味しく、ストラッキーノ・ディ・ゴルゴンゾーラと呼ばれていました。
ストラッキーノは、ロンバルディア語で疲れているの意味で、他の村々でも同じタイプのチーズがつくられ
ていたが、現在はもうありません。
ゴルゴンゾーラ・ドルチェが昔のストラッキーノに近いチーズです。
- 原料乳は、ノバラ地方のものを使用し、コントロールしてから使用する。
集乳されてきた牛乳はサーミゼーションされ37℃まで冷やされバットに移し、乳酸菌,カビ,レンネット
が添加され1時間程度静置し10mmのカッティングナイフでカットされ、カバトリーチェと呼ばれる搬送機
でチーズバットからバンテージの敷いてあるバットに移され、ある程度ホエーが抜かれる。
- ある程度ホエーが抜けたらモールディングを行い、自然プレスされる。この時に工場bフ打ち抜
かれたプレートを敷きチーズに工場bェ刻印される。4〜5時間自然プレスした後に反転し翌朝までプレス
を行う。
- モールドから出されたチーズは型くずれしないように表面に簀の子が巻かれる。
加塩は乾塩方法で、1日1回の割合で3日間行なわれる。
- 加塩が終了すると、3℃の熟成室に移される。
- 熟成室に移し9日目に写真の機械(昔は手作業)で100本の穿孔を行い塩水で表面を洗い、
12日目に反対側から100本の穿孔を行う。
穿孔とは、チーズに穴を開け中に空気を入れるために行われます。こうすることによって青かびの発育を
促進します。
- その後、1週間に1回反転を行い60日間熟成をし、出荷される。
- 一個平均11.4kgのチーズが出来上がり、これを写真の機械にて8当分し包装出荷される。
目の前でカットしてもらい試食をさせてもらったが、3℃の熟成庫から出たばかりなのになめらかでク
リーミーで、塩分も控えめで大変美味しかった。お土産に1/4カットを頂き、その夜ホテルで頂いたチーズを
つまみに盛り上がりました。
- ここでつくられているチーズは、国内向けと輸出用でカビの種類,塩分濃度等調整しているそうだ。
- チーズに興味又は、ご意見のある方はAlpageまでご一報ください。