1100代(KC-UA460KAM・KL-UA272KAM・KL-UA452KAN改)

B1101(平成11年式) 武蔵野営業所 1999.12.19

 平成11年12月、関東バス初のノンステップ車である1100代が導入された。12月10日に2台が武蔵野営業所に配置され、乗務員の習熟運転の後、年明けから吉祥寺駅発着路線で営業を開始した。

 前面中央の社紋が廃止され、平成8年式以降の新車及び高速路線車でお馴染みの、“K”を図案化した社紋が貼られている。外部塗色では、裾部の3条の白線と、幕板部に追加された赤の線が目新しい。前後左右1ヶ所ずつ、黒文字を黄で縁取った“Non Step Bus”のロゴが入っている。車椅子乗降用のスロープ・ニーリング機構・(エンジン)オートストップを装備するが、ノンステップ車で通常見られるバックアイカメラは装備していない。標準のトルコン式ATを装備し、ホイールパークブレーキは左手で操作できる位置に改められた。

 12年式から方向幕が全てLED表示器となり、バックアイカメラも装備されるようになった。この時青梅街道にも配置が開始された。

 13年式は、型式が平成11年規制に対応したKL-UA272KAMとなった。従来の大型車用エンジンが、過給機を搭載した中型車用エンジンに変更されている。エンジンが小型化された分、客室面積が広がり、中扉以降の座席が1列増設されている。13年式は阿佐谷・青梅街道にも配置された。

 14年式は、中扉以後段上げのノンステップGタイプで導入された。型式はKL-UA452KAN改で、フィンガーコントロールシフトのマニュアル車となっている。ワンステップ(ツーステップ)車と共通のエンジンを搭載しているため、中扉以後は5列のシートが配置されている。4台が武蔵野に所属し、4月24日から運用を開始した。

 富士重工のバス部門撤退に伴い、平成15年式からは西日本車体のボディを架装する。UA452としては初めて阿佐谷に配置された。平成16年式は国土交通省認定仕様で導入され、車内握り棒がオレンジ色になり、中扉横には乗務員対話用のマイクが設置されている。また出入口表示のピクトグラム化が実施されている。

★B1101リアビュー
 

★B1101車内
1999.12.19

★B1111(平成13年式)
武蔵小金井駅 2001.4.28

★B1112車内
2001.4.28

 

★B1119(平成14年式)
関前3丁目 2002.4.24

★B1122リアビュー
2003.1.22

★B1121車内
2002.6.8

★A1139(平成16年式)
新宿西口 2005.3.27

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