3200代(P-U32K)
B3296(武蔵野:昭和62年式) 武蔵野営業所 1999.10.14
昭和60年から3年間にわたって計115台が導入され、関東バスの完全冷房化を果たした。別項の3400代は111台で増備が打ち切られたため、3200代には及ばなかった。この頃非冷房車の駆逐に躍起になっていたため、昭和60年の48台という集中投入は、以後例を見ない。
61年式から屋根ベンチレーターが一切廃止され、エンジングリルの開口部も整理され、すっきりした外観となった。60年式に比べ、車高が若干高くなっている。
62年式は、座席モケットが緑から青に変更され、材質も肌触りの良いものになった。武蔵野所属車を除き、ほぼ全車の車内中扉上に、電光式路線図(テープのチャイムと連動)が装備されていたが、晩年は回路がカットされ、使用を中止していた。62年式の中でも、武蔵野と五日市街道に新製配置された車両は、リアの方向指示器等が大型化された。フロントの「ワンマン」札は62年式で廃止され、側面の表示も「ワンマン入口」から「入口」に変更されている。62年式は、「乗降中」ランプを新製時より装備している。
一時はどの路線でも見られたが、晩年は阿佐谷では新宿発着系統に、五日市街道では五日市街道走行系統に、青梅街道では西荻窪発着系統などを中心に運用された。
平成8年から廃車が始まったが、関東バスの標準仕様年数を超えて使用された車両には、平成9年以降NOx法に対応したマフラー触媒交換、モケット張り替えなどの延命工事が施された。
ノンステップバスのコンスタントな導入で急激にその数を減らし、平成15年10月の東京都のディーゼル車規制(環境確保条例)後に残った3200代は青梅街道の7台のみであったが、平成16年2月までに全車が除籍された。
★3218(昭和60年式※) |
3218車内 |
★電光式路線図(3218) |
★3284(昭和61年式※) |
青梅街道営業所 1998.5.24 |
1998.5.24 |
1998.5.24 |
中野駅 1997.11.27 |
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★3303車内 |
★3314(昭和62年式) |
★日本観光興業(元3234) |
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1998.6.11 |
宮前4丁目 1991.5.26 |
板橋区徳丸6 |
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※平成11年廃車 ※平成13年廃車