330代(KK-RM252GAN改・PB-RM360GAN)

E334(平成13年式) 荻窪駅南口 2002.5.2

 近年まで富士重工ボディにこだわり続けてきた関東バスであるが、ついに西日本車体製の車両が導入された。日産ディーゼルRMノンステップ仕様に、富士重工が対応していなかったためである。

 車内床は前中扉間がノンステップとなっており、中扉以降は段上げとなり2人掛け座席が展開する。ニーリング機能付のエアサス車で、アイドリングストップシステムも装備している。中扉にはスロープを装備している。中型車をベースにしているため、ノンステップ部分の座席が極端に少ないのが目立つ。前後側面の行先表示は、320代同様全てLEDによる。

 五日市街道では春日線で使用が開始され、後に成宗・馬橋線烏山線にも運用が拡大している。武蔵野では吉55に投入されている。

 平成12年から導入が開始され、現在武蔵野に4台、五日市街道に10台の配置となっている。B331とB332のみゼクセル製のクーラーでキセが角型であるほか、E337以降は中扉の飾り窓が廃止され、外板パネルの構成も変更されるなどの差異がある。平成14年に導入されたB344以降は、前面ガラスがピラー付きの2枚仕様となっている。

 平成16年式のE346以降は、平成15年規制に対応したPB-RM360GAN(PM値☆☆☆☆)となった。日野自動車より供給されたエンジンを搭載し、粒子状物質(PM)を95%以上捕集するスーパーPMクリーナを装備する。また、国土交通省の制定する「標準仕様ノンステップバス」の認定を受けている。 フロントオーバーハングを初め各部の寸法も従来の330代とは異なる。

★E333リアビュー
荻窪駅南口 2000.12.18

★B331室内
2000.12.26

★E343(平成13年式)
高円寺駅北口 2001.8.28

★B344(平成14年式)
吉祥寺駅北口 2002.5.2

 

 

★E346(平成16年式)
高円寺駅北口 2004.12.23

★E346リアビュー
高円寺駅北口 2004.12.23

★E346室内
2004.12.26

 

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