6000代(KL-JP252NAN改・PK-JP360NAN)
E6003(平成14年式) 給田 2002.5.4
関東バスでは1000代で実績のある、日産ディーゼルJPのノンステップ仕様が平成14年に導入された。330代と同様に、西日本車体のみが対応するモデルである。
ワンステップがデフォルトとなっているJPの改造型式であるため、前中扉間のみがノンステップとなり、マニュアルトランスミッションとなっている。中扉には車椅子乗降用のスロープ板を装備する。ホイールベースが5,410oであるが、前後のオーバーハングが大型車より短いため、全長は5100代とほぼ同じ寸法に収まっている。
五日市街道に最初の4台が配置され、かつて5000代や5100代が集中投入されていた高井戸線で運用されている。平成14年中に阿佐谷、翌15年に武蔵野にも配置が拡大された。ノンステップフロアでの乗客の滞留防止対策として、A6014以降は中扉直後の座席が1人掛けに改められている。優先席付近の座席配置も変更されている。
平成16年に初めて丸山に配置された3台は、平成16年規制をクリアした新型式となり、日産ディーゼル製ながらエンジンは日野より供給を受けている。国土交通省より標準仕様ノンステップバスの認定を受け、オレンジ色の車内手すり、中扉横のマイク、出入口表示のピクトグラム化などの特徴がある。エンジンの型式変更で、ルーバーが公式側に移っているのが目立つ。そのほかの外観上の変更点は、コーナリング・フォグランプの形状、短縮されたフロントオーバーハング、拡大されたノンステップエリア、クーラー搭載位置などが挙げられる。またリアの灯火類の配置は、HRに類似した縦配置となっている。
★E6002リアビュー |
★E6003車内 |
★E6020車内 |
★E6020 中扉直後 |
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★D6026 |
★D6027リアビュー |
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