ムーバス(KC-RX4JFAA・KK-RX4JFEA)
005(武蔵野:平成10年式) 吉祥寺駅北口 1998.3.19
武蔵野市の委託により、平成7年11月26日から運行を開始したコミュニティバス「ムーバス」用に、日野の小型車「リエッセ」が導入された。同路線は交通僻地となっている吉祥寺駅周辺の足を確保しようと、武蔵野市が企画し、車両・要員などの運行管理一切を関東バスが行う形となっている。シルバーパス・定期券・バスカード・一日乗車券などは使用できないが、運賃は大人子供とも100円に設定されている。運行に当たって欠損を生じた場合、武蔵野市が補助を行う。ムーバスの成功により、日本各地でコミュニティバスブームが起こった。路線はコミュニティセンター、老人ホームなど、地域に密着した施設を結ぶように設定されている。
車両は普通のバスが入り込めない狭隘路線を走るため小型車(日野リエッセ)が採用され、トルコン式オートマチックを装備している。扉は前中2ヶ所に設けられ、前乗り・後降りで、両ステップには扉開閉時に歩道側にせり出してくる、補助ステップが取り付けられている。
ムーバス開業時は3台体制だったが、当初の東循環に加え平成10年3月の北西循環開業に伴い2台が増車された。その後平成11年3月の増発のため1台が増車された。
平成12年11月26日から、武蔵境駅を拠点とするムーバス境南循環が運行を開始したが、こちらは小田急バスによる運行のため本稿では割愛する。新浅川鉄道の部屋に詳しく紹介されているので参照されたい。
平成14年3月23日からは、三鷹駅北口に発着する三鷹北西循環が運行を開始した。このとき010〜012の3台が増車され、初めて側面と後部に方向幕を備えた。当初は吉祥寺系統と三鷹系統で運用が分かれていたが、平成15年初めから共通運用となっている。
★003(武蔵野:平成7年式) |
★005車内 |
★010(武蔵野:平成14年式) |
吉祥寺駅 1998.3.21 |
1999.10.14 |
武蔵野警察署前 |