印鑑の要らない社会が来る
従来、日本では重要な文書に作成者が署名捺印もしくは記名押印することが当然のこととして行なわれてきました。
それは、その文書を作成した人が文書の作成及び内容に間違いがないことをその人しか持っていない印鑑を押す
ことによって、また、その人にしかできないサインを付することによって、まさにその押印者がその文書を作成し内容
に間違いないことを公に宣言することになっていました。
ところが、コンピュータが普及し誰でも彼でもワープロを使って文書を作成する様になって、しかもE-mailによって作
成された文書が5秒で相手に送ることが出来るようになると、文書を印刷して印鑑を押し、それを郵便によって相手
に届けるという手続きが迂遠なものに思えてきます。
そこで電子文書に電子署名を付するということが考えられました。
一応お断りしておきますが、ワードで作った文書に作成者の印鑑の画像を貼り付けるということではありません。