まるでダメです。(;_;) 今日は仕事中に得たTipsをふたつ書いて沈没。 ひとつめ。 腎嚢胞性腫瘤のBosniak分類は知っているかな? 「Bosniak」と聞いて「ボスニア・ヘルツェゴビナ」を思い出した人は地理マニアか 世界史マニアか戦争マニアかニュース通。 「Bosniak」と聞いて「スティーブ・ウォズニアック」を思いだした人は、よほど 年季の入ったコンピューターマニアか、あと俺。 それはそれとして、腎嚢胞性腫瘤の良悪性の鑑別の指標がWozniak‥‥じゃなくて Bosniak分類であり、そしてそれはカテゴリー1〜4までであり、 ・カテゴリー1:良性の単純性嚢胞 ・カテゴリー2:隔壁、壁の石灰化、出血などを伴う非典型的嚢胞。大部分が良性 ・カテゴリー3:隔壁が不整、壁の厚い嚢胞。悪性の可能性があり ・カテゴリー4:大きな嚢胞成分を含む充実性腫瘍、大部分が悪性 とゆーことになってるのである。 でもって、今回、「これの卵巣腫瘍版」みたいな分類があることを知った次第。 こちらは、Hricakさんという人が作った分類で、これはなんと読むのか分からん のだが、どうも「リカック」と読むらしい。Hは読まないんだな多分。 四角いリカックが丸〜く収めまっせ。意味不明。 そんなわけで、仁鶴もといリカックの分類‥‥つーのかcriteriaって言えば いいのか、まあそういったようなものであるが、まず、 ・径4cm以上 ・充実性腫瘤、あるいは大きな充実性部分が存在する腫瘤 ・壁の厚さが3mm以上 ・隔壁の厚さが3mm以上、あるいは隔壁に結節 ・壊死巣がある これのどれかがあると悪性の可能性が高い。 また、それに加えて、 ・骨盤内臓器あるいは骨盤壁への浸潤 ・腹膜・腸間膜・大網への播種 ・腹水 ・リンパ節腫大 のどれかがあると、悪性の可能性がより高くなる。てーか当然だよな。(^^; つーわけで次の話題。今度は脾動脈瘤の治療適応の話。 脾動脈に動脈瘤があるときは、 症状がない場合の手術やIVRの適応としては、 ・壁に石灰化がないばあいは1cm以上 ・壁の石灰化がある場合は3cm以上 ・動脈瘤が増大している場合 ・妊娠中 なんかが適応になるらしい。何らかの症状があればもちろん即治療。 石灰化すれば壁が固くなるから破裂しにくいわけだ。 少し続けなきゃ、と思った矢先に、明日はトクトクがサーバメンテで音信不通予定。 やる気が出ませんがどうすれば出ますか。(;_;) |