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『
夢浮橋(大島本)
』
「さらに聞こえむ方なく、さまざまに罪重き御心をば、僧都に思ひ許しきこえて、今はいかで、あさましかりし世の夢語りをだに、と急がるる心の、我ながらもどかしきになむ。まして、人目はいかに」
と、書きもやりたまはず。
「法の師と尋ぬる道をしるべにて
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第二章 浮舟の物語 浮舟、小君との面会を拒み、返事も書かない [第四段 小君、薫からの手紙を渡す]
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