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 『浮舟(明融臨模本)

 と書きて、人びとに物など食はせてやりつ。尼君にも、
 「今日は物忌にて、渡りたまはぬ」
 と言はせたり。

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  第二章 浮舟と匂宮の物語 匂宮、薫の声をまねて浮舟の寝所に忍び込む  [第七段 右近、浮舟の母の使者の迎えを断わる]

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