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 『行幸(大島本)

 とぞ聞こえさせたまひける。
 父大臣は、
 「ほのかなりしさまを、いかでさやかにまた見む。なまかたほなること見えたまはば、かうまでことことしうもてなし思さじ」

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  第三章 玉鬘の物語 裳着の物語  [第五段 祝賀者、多数参上]

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