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『
帚木(明融臨模本)
』
「身の憂さを嘆くにあかで明くる夜は
とり重ねてぞ音もなかれける」
ことと明くなれば、障子口まで送りたまふ。内も外も人騒がしければ、引き立てて、別れたまふほど、心細く、隔つる関と見えたり。
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第三章 空蝉の物語 [第三段 空蝉の寝所に忍び込む]
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