検索結果詳細
『
宿木(大島本)
』
[第三段 中君と薫、手紙を書き交す]
かくて後、二条院に、え心やすく渡りたまはず。軽らかなる御身ならねば、思すままに、昼のほどなどもえ出でたまはねば、やがて同じ南の町に、年ごろありしやうにおはしまして、暮るれば、また、え引き避きても渡りたまはずなどして、待ち遠なる折々あるを、
272/710
273/710
274/710
第四章 薫の物語 中君に同情しながら恋慕の情高まる [第三段 中君と薫、手紙を書き交す]
[Index]