検索結果詳細
『
須磨(大島本)
』
言問ひ来なむ恋ふる里人」
冬になりて雪降り荒れたるころ、空のけしきもことにすごく眺めたまひて、琴を弾きすさびたまひて、良清に歌うたはせ、大輔、横笛吹きて、遊びたまふ。心とどめてあはれなる手など弾きたまへるに、他物の声どもはやめて、涙をのごひあへり。
304/399
305/399
306/399
第三章 光る源氏の物語 須磨の秋の物語 [第五段 須磨の生活]
[Index]