検索結果詳細


 『明石(大島本)

  浦よりをちに浦伝ひして
 のうちなる心地のみして、覚め果てぬほど、いかにひがこと多からむ」
 と、げに、そこはかとなく書き乱りたまへるしもぞ、いと見まほしき側目なるを、「いとこよなき御心ざしのほど」と、人びと見たてまつる。

 76/331 77/331 78/331

  第二章 明石の君の物語 明石での新生活の物語  [第二段 京への手紙]

  [Index]